キャリア支援企画(6)ジュニアアドバイザーに聞く「書類作成のコツ」を開催しました
2016/2/26 >> イベント報告
1月28日(木)の3校時に,キャリア支援企画(6)として,ジュニアアドバイザーに聞く「書類作成のコツ」を開催しました。就職活動を間近に控えた3年生対象の企画です。
ゲストスピーカーは,内定を獲得した本学科の4年生,3名。自己PRや志望動機をどのように書いたかなどをお聞きしました。
また,ゲストトークに続けて,4校時には4年生有志が第二回就職情報交流会を企画しました。
(木野記)
2015年度「MG-Pスクエア」を開催しました
2016/2/21 >> イベント報告
2月21日(日)に、学生による研究発表企画「MG-Pスクエア」を東北電力グリーンプラザ アクアホール(電力ビル1階)にて開催しました。
「MG-Pスクエア」は、1年生から4年生までの全ての学年から参加者が集い、心理学に関するオリジナルの研究成果を自由に発表するイベントで、今年で3回目を迎えます。ゼミの研究成果をポスターにまとめた発表だけでなく、ゼミの枠組から離れて実施されたプロジェクトの発表、心理学実験のソフトを使って実際の研究を体験してもらう発表まで、さまざまな形式の発表が行われました。
今回のMG-Pスクエアでは、ゼミの研究発表が多かったことが特徴的でした。本学科では、1年次から心理学のゼミがあります。そのため、4年次の卒論研究としてだけでなく、1年次~3年次のゼミでも、心理学的研究に取り組むことができます。それらの研究の成果が、今回のMG-Pスクエアで数多く報告されました。一般の方に心理学の研究に触れていただけたことも良かったでしょうけれども、学生にとっては、今回の発表を目標に研究を進められたでしょうし、成果報告をしたことで自分たちの研究を客観視できたでしょうし、次の研究のヒントも得られたことと思います。
当日は、多くの一般の方々にご来場いただき、たくさんの励まし、お褒めの言葉をいただきました。また、心理行動科学科に来年度入学予定の高校生のみなさんにも来ていただけましたし、発表者どうしでお互いの発表を聞き合う光景もありました。教える立場、質問する立場、それぞれが学びを深め、交流している様子があちこちで見られました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
※ 追記:2/22(月)河北新報で紹介されました!
(友野聡子記)
2月のリレーエッセイ(木野ゼミ2年 伊藤さん・加藤さん)
2016/2/17 >> 在学生によるリレーエッセイ
みなさん、こんにちは!
木野ゼミ2年の伊藤と加藤です。
年が明けたかと思えば、大学はいつの間にか春休みに突入です。みなさんはどのようにお過ごしですか??
わたしたちは“閖上プロジェクト”という学科の課外活動に取り組んでいます。
「“閖上プロジェクト”って何だろう?」と初めて耳にした方もいらっしゃるかもしれませんね。
これは、東日本大震災で被災した名取市・閖上地区の“独特”といわれる文化を、広くいろいろな方に知ってもらおう、という活動です。木野先生の指導のもと、活動に取り組んでいます。
実はこの取り組み、今年で2年目。
1年目は、閖上の歴史や文化、震災のことについて調べたことをまとめて、名取市内・仙台市内の各所で展示発表してきました。大人向けの資料でした。
今回は子ども達にも伝わるように、小学生向けの本を作っています。
どうすればわかりやすく伝えられるか? 興味を持ってもらえるか? 試行錯誤しながら、日々活動に励んでいます。
でも、休憩時間はみんなでワイワイ楽しんでいます!
楽しむときは楽しむ。やるべき時は真剣に。
オンとオフをしっかりシフトできるチームで、私たちも気が引き締まります(´▽`)
閖上プロジェクトの活動成果を、2月21日に行われるMG-Pスクエアで発表します。ぜひ足を運んでくださいね。
完成までもうすぐ。ラストスパートをかけていきます!
1月の心理学コラム 映画の話『シンデレラ』(担当:大橋智樹)
2016/2/4 >> 役に立つ!!心理学コラム
シンデレラを知らない人はいないでしょう。似たようなお話は世界中にあるそうで、最も古いものでは紀元前のものだとか! でも、もっとも有名なお話はディズニーのアニメ映画でしょう。この作品は1950年(昭和25年)に公開され、60年以上たったいまでも世界中で愛されています。昨年春、ディズニーはこの作品を自らリメイクしました。2015年の日本の映画興行成績第3位、60億円近くを売り上げたそうですから、ご覧になった方も多いかもしれません。
この新作シンデレラは、基本的に旧作を忠実に実写化したものではありますが、補われている部分があります。それは、「シンデレラが舞踏会に行きたがった理由」です。新作では、シンデレラが森で王子に会い、恋に落ちるシーンが描かれています(上の写真)。王子は身分を隠したため、シンデレラは“城に住む普通の若者”だと思いました。彼女は、王子に会いに行くのではなく、その若者に会いたかった。だから、どうしても舞踏会に行きたかった、というわけです。
1950年には描かれなかった“理由”が、2015年に描かれた(描かねばならなかった)。これを私は時代背景のせいだと思っています。1950年当時は、王子様に会いたいと女性が思うことに説明などいらなかったのでしょう。しかし、現代では「玉の輿」を狙う女性はむしろ嫌われる傾向にあります。シンデレラのイメージを傷つけないために、ディズニーはストーリーを足したのではないでしょうか。映画は、その時代を映す鏡でもあるのです。
2月の心理学コラム:人とPCとの接点(4)(担当:工藤敏巳)
2016/2/3 >> 役に立つ!!心理学コラム
前回は「人とPCの接点(3)」では顔認証技術のことについて触れました。昨今の認証技術の発展は目を見張るものがあります。顔画像から年齢や性別を推定するなんてことは容易にやってのけます。
2年前、4年生の卒論で年齢推定に関する研究を行なったことがあります。顔から年齢を推定すると被写体が嫌悪感を抱くので、手の甲画像を扱うことにしました。
下図は撮影した甲画像についてフーリエ解析を行ない、パワースペクトル値を求めたものです。年齢層別に低周波数領域と高周波数領域に違いが認めらるのが分かっていただけると思います。結果の詳細はここでは紹介しませんが、こうした方法でも10歳刻みくらいなら年齢を推定できると思われます。