Archive for 7月, 2020

7月の心理行動科学科

2020/7/31 >> 今月の心理行動科学科

今年は例年よりも梅雨明けが遅く、雨の日が続いています。

 

8月2日(日)に、WEBオープンキャンパスが開催されます。本学科では、学科紹介や、教員、在学生とのオンライン相談会に加えて、ライブ配信模擬授業を企画しています。ライブ模擬授業は、佐々木先生の「錯覚の心理学」と友野先生の「血液型と性格は関係あるの?」です。総合型選抜の事前相談も行いますので、大学のホームページ(http://www.mgu.ac.jp/main/event/opencampus/program/index.html) からお申し込みのうえ、ご参加ください!

 

7月のリレーエッセイ(森ゼミ1年 髙橋美音鈴さん)

2020/7/25 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは、心理行動科学科1年の髙橋美音鈴です。
暑い日々が続き、扇風機やエアコンが活躍する季節になってきました。
前期もあと1ヶ月ほどで終わります。
初めてのレポートの提出やテストの勉強のため分からないことだらけで大変です。
しかし、大学生らしいなとも感じます。
オンライン授業が大学での初めての授業であるため、対面の授業が始まるのが楽しみでワクワクしています!
先生方や先輩方、同じ1年生に会えるのもとても楽しみです!
後期の授業で学校に行けるようになったら、朝起きて準備にかかる時間や通学する時間が必要になるため大きく生活が変わります。
生活に慣れるまでが大変になると思うので今のうちから早起きなどを頑張りたいと思います!
これからは授業の時間、趣味の時間などメリハリをつけて生活をしていきたいと思います。

7月の心理学コラム:オンライン学会(担当:友野隆成)

2020/7/17 >> 役に立つ!!心理学コラム

新型コロナウィルスが猛威を振るい,前期の授業もオンラインとなってからはや2か月が経過しました。私も学生の皆さんと一緒に色々と試行錯誤しながら,何とかそれなりのスタイルを確立しつつあるように思います。

一方,コロナの影響は学会活動にも及び,今年度の学会大会は参加を予定していたものを含め軒並み来年度に延期されたり,オンライン開催となったりしています(私が準備委員を務めていた健康心理学会の大会も学会主催のバーチャル大会に変更となり,大会開催前に途中でお役御免になるという非常にレアなことになってしまいました。いくつか大会準備委員会企画シンポジウムの企画案のたたき台を作っていたのですが,準備委員会で議論することもなく全てお蔵入りになってしまったので残念です)。

これまでの対面での学会大会とは異なり,色々と不便なことも出てくるでしょうが,研究発表の中身自体が変わるわけではありませんし,寧ろオンラインによる恩恵もあるかと思いますので,このような状況になってしまった以上楽しんでオンライン開催の学会大会に臨みたいと考えています。これまでにオンライン授業で培った経験を活かして(!?),有意義な大会参加にしたいです。そのために,まずは抄録の原稿を仕上げねば(このコラム執筆時には,まだ半分くらいしかできていません。頑張ります)。

6月の心理学コラム:映画の話『I Feel Pretty』(担当:大橋智樹)

2020/7/1 >> 役に立つ!!心理学コラム

 

多くの女性にとって外見の美しさは自分に自信をもつための大事な要素のようです。お化粧は美しさを手に入れるために必須の手段で,あの手この手を駆使して理想の美しさに近づこうとします。最近ではスマートフォンアプリの画像加工技術も高度化し,芸能人でも使っている人がいるとかいないとか…。

 

この映画の主人公レネーもそんな「美しくなりたいと思っている女性」の一人です。モデル雑誌の表紙を飾るような美しい容姿や体型をしていない(と思っている)彼女は,ある日,ジムで転倒して頭を強打します。しばらくして意識が戻った彼女は,自分の体を見て驚きます。意識を失っている間に自分が,とびっきりのスタイルと誰もがうらやむような美貌の女性に変わっていたからです!…と,彼女には見えていますが,実際は何も変わっていません。自分が絶世の美女に見えているレネーの生活は一変し,人生もどんどん開けていきます!(外見は変わらないのに!)

ある時,再び頭を打った彼女は,自分が“元に戻った”と思い,落ち込みます。そして最後には,実はもともと変わっていなかったことに気づきます。この過程の自然な描き方もこの映画の見所です。しかしそれ以上に,主人公レネーから私たちはたくさんのことを学べます。美は外見ではないこと,絶世の美女や大富豪にも悩みはあること,自分の力を活かせば外見を超えられることetc.

 

外見は大事です。美しいことも素晴らしいことです。でも私たちはもっと大切なものをもっているはず。そんなことを考えさせてくれるとても良い映画です。