Archive for 7月, 2010

7月のリレーエッセイ(大橋ゼミ1年:佐藤優さん)

2010/7/27 >> 在学生によるリレーエッセイ

7月のエッセイを担当します、1年の佐藤です(^ω^)

4月に入学してからあっという間にもう7月末です。もう少しで前期終了、夏休みが始まりますが、今はテストのことで頭がいっぱいです!!

さて、心理行動科学科では1年生から自分たちで研究をして発表をする「実践セミナー」というゼミがあります。
今年は、佐々木ゼミ、木野ゼミ、大橋ゼミの3つに分かれていますが、私が選んだ大橋ゼミは普段の日常から課題を見出だし、自分たちで実地踏査するという実践的な研究をしています。

みんなで話し合って、今回私たちは「街中の人の行動」について研究することになりました。現在は具体的な実験方法を検討している段階です。

大橋先生はとても学生から信頼の厚い先生で、学生の中には恋愛相談や人生相談をする人もいます。

学生同士も仲がよく、授業はいつも明るく楽しくやっています(^O^)

電力ビルの中を歩いてテーマ捜し中…(真ん中が私です)

そしてまだ先のことになりますが、10月16~17日には宮城学院大学祭があります。私は実行委員として活動しています。楽しい学園祭になるので是非お越しください!!

実践ゼミの発表も11月23日(勤労感謝の日)にアエルでやりますので、こちらにも足を運んでくださいね!!

7月の心理学コラム(担当:佐々木隆之)

2010/7/27 >> 役に立つ!!心理学コラム

 

リズムの話(1)

日本人は3拍子のリズムが不得意だと言われます。確かに、明治以前の日本の古い音楽には3拍子のリズムはなく、2拍子系の音楽しかありません。「真室川音頭」や「佐渡おけさ」、「阿波踊り」のように8分の6拍子の音楽はありますが、これも2拍子とみなしてよいでしょう。千昌夫の「星影のワルツ」は往年の名曲ですが、この曲に合わせて聴衆が手拍子を打つと、1拍目、3拍目、2拍目、1拍目、…、と奇妙なことになります。欧米人ならばきっと3拍子を感じ取って1拍目に手拍子を打ち続けることになるでしょう。
音楽のリズムを研究していると、このように、民族や文化によってリズムの感覚が異なることに気づかされることがあります。一方で、民族や文化の違いを超えて知覚の特徴が共通に表れる場合があります。私は、20年以上にわたりオランダの研究者と一緒に研究を行っていて、日本人とオランダ人を比較することがあります。私たちが行っている研究では、どちらの国の被験者でも同じような結果になることが多いのです。
今、ワールドカップサッカーの真っ最中ですが、昨日(7月6日)の早朝には準決勝がありました。先週、研究の打ち合わせのためにオランダに行ったのですが、共同研究者のお宅で一緒に日本チームの試合を見ました。もちろん共同研究者も日本を応援してくれました。付き合いとしてはサッカーのような研究以外の話題もとても重要です。そこで、昨日は朝3時半に起きて応援することになったわけです。ついでに、今日も一日、オランダの国の色であるオレンジ色のユニフォームを着て勝利を祝いました。

写真はゼミの授業風景です。右端にオレンジのユニフォームが…

※佐々木先生の教員リレーエッセイはこちら