Archive for the ‘在学生によるリレーエッセイ’ Category

5月のリレーエッセイ (友野ゼミ3年・髙橋美羽さん)

2025/5/15 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!友野ゼミ3年の髙橋美羽です。

最近は寒暖差が激しい日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?5月も終盤となり、もうすぐ梅雨入りかも…と思いながら過ごしています。

 

私は現在、「学内ワークスタディ」というものに挑戦しています。これは、主に1、2年生の授業でPC操作のサポートをしたり、副手さんのお手伝いをしたりする仕事です。授業をよりスムーズに受けられるように、教室内でサポート役を担うことになります。

私自身、人に何かを「教える」という経験はこれまでほとんどなく、どんな言葉遣いや教え方をすれば良いか、日々試行錯誤しながら授業のサポートをしています。まだ完璧にサポートするのは難しいですが、友人と協力し合いながら頑張っています!また授業のサポートを通じて、自分自身の知識の確認や、新しい気づきも多く、PC操作の知識をさらに深めることが出来ているように感じています。

初めての経験ばかりで戸惑うこともありますが、同じくらいやりがいも感じています。今後もこの活動を通して、伝える力や対応力を身につけていきたいです。

4月のリレーエッセイ (浅野ゼミ4年・舟越愛白さん)

2025/4/22 >> 在学生によるリレーエッセイ

浅野ゼミ4年の舟越愛白です。
 私が大学生活の中で特に力を入れて取り組んでいるのが、犯罪心理学ゼミでの研究です。卒論のテーマは「傘の紛失」です。

 大学構内は治安が良く、安心して過ごせる場所ですが、それでも「傘がなくなった」という声を時々耳にします。置き忘れや勘違いもあるかもしれませんが、中には盗難と思われるケースもあるのでは?という疑問から、私たちの研究はスタートしました。

 環境犯罪学の文献を読み、犯罪が起きやすい場所や状況について理解を深める中で、傘の“種類”や“置かれている場所”、“目印の有無”など、紛失や盗難に影響する要素を見つけ出すための調査を行いました。学生課への聞き取りやアンケート調査を通して、データを集め、分析を重ねています。

 さらに今後は、学内の異なる場所に傘を設置し、「目印がある場合とない場合で紛失率に差が出るのか?」という点を実験で検証する予定です。こうした取り組みを通して、私たちの身近な環境がもっと安心・安全になるヒントを探していきたいと思っています。

 大学での学びは、教科書や授業だけでなく、こうした実践的な活動を通して広がっていくのだと日々実感しています。残りの学生生活でも、自分の興味や関心を大切にしながら、さまざまなことにチャレンジしていきたいです。

2月のリレーエッセイ (瀧澤ゼミ2年・大谷早紀さん)

2025/2/13 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!瀧澤ゼミ2年の大谷早紀です。後期の授業が終わり、春休みに入りましたね。皆さんはどんな計画を立てていますか?私はぜひ本を読むことをお勧めしたいと思います。

去年の年末、私はインフルエンザにかかり、楽しみにしていた予定がすべてキャンセルになってしまいました。退屈していたとき、姉に勧められて朝井リョウさんのエッセイ集『時をかけるゆとり』という本を読みました。読書が超苦手な私でしたが、その本が驚くほど面白く、笑いが止まりませんでした。

それをきっかけに、読書を通じていろいろな世界観に触れる楽しさに目覚めました。心理学の視点から考えれば、本を読むことは「他者の視点」を疑似体験する貴重な手段だと思います。例えば、登場人物の感情や行動に共感したり、なぜその選択をしたのかを考えたりすることで、日常の人間関係を見直すきっかけにもなります。「考えるために本を読め」という言葉がありますが、本を読むことで得られる発見は、自分を深め、他者を理解する助けになると実感しています。

この春休み、まだ予定が決まっていない方は、ぜひ読書を通じて新しい視点を得てみてください。寒い日が続きますが、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

1月のリレーエッセイ(森ゼミ3年・郷古実玲さん)

2025/1/17 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは 森ゼミ3年の郷古実玲です。

新年あけて早くも1ヶ月が経ち、いよいよ1年も大詰めです。

 

この時期になると、私の学年はとある教室に集まり始めます。1月はテストにレポートに発表にと、かなりばたばたしますが、こんな時こそ協力!多いときには20名以上がひとつの教室の集まり、テスト勉強やレポート作成、発表の準備に取り掛かります。普段は推しの話や悩み事相談、お昼休憩やお昼寝に使われることの多い教室ですが、この時期は打って変わって勉強モードに。

 

持ち込み可能なテストの資料を作るグループや発表資料を作るグループ、ゼミの話し合いをするグループといった様々な小さなグループがこの教室に集まります。

置いてあるほぼ全てのパソコンが起動し、互いに良い成績を収められるよう協力して課題に取り組む姿は、心理の団結力を感じます!この学科はグループワークの機会がとても多く、互いに協力しなければならない環境だったからこその力ですね。

他の学科だと学科で集まれる部屋がなかったり、あっても使う人が少なくてテストは個人戦!という所が多いようです。

そう考えると、普段から学科生で集まれるような教室があって、気軽に相談できる友人が多いのは恵まれているなと改めて思いました。

 

今年度も残すところ2ヶ月ですが、新年度を明るい気持ちで迎えられるよう今から楽しみを考えていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「特に仲の良い友人たちとドリンクやお菓子を持ち寄って課題に取り組みました!」

 

12月のリレーエッセイ(木野ゼミ4年・長澤歩未さん)

2024/12/16 >> 在学生によるリレーエッセイ

「私たち女性の健康について」

こんにちは。木野ゼミ4年の長澤です。

 

12月4日に学科講演会「女性特有のがんをどう防ぎ、どう早めに発見するか」に参加しました。ゲスト講師は、中川記念 ちか子女性クリニック院長・岡村智佳子医師で、子宮頸がんとはどのようなものか、原因ウイルス、予防方法についてなど、詳しく、わかりやすくお話していただきました。

 

子宮頸がんは20~40代の女性に多いがんで、発症率は20代から増加するそうです。予防する方法は2つあり、ワクチン接種と検診です。私は現在ちょうどHPVワクチンを接種しています。来年の2月に3回目を接種予定でしたので、このタイミングでお話を聞くことができて本当によかったです。

 

私はこのワクチンに関する理解に差があることを問題視しています。過去に様々な副作用が報道されたことで、HPVワクチンは危険なんだ!と思って接種していない方が多いように感じられます。もちろん、ワクチン接種は個人の自由意思が尊重されます。しかし、正しい知識がない状態で恐怖心や嫌悪感だけから判断をすることは危険だと考えます。私たちの身体に関わることなのでなおさらです。

 

ネットにはたくさんの情報が存在し、その情報を手軽に見られることにはメリットもデメリットもあります。子宮頸がん以外にも共通しますが、信頼できる情報元から正しい情報を得て、最終的な判断をするのは自分自身なのだということを大切にしたいです。

お話を聞きながら、適切な年齢から子宮頸がんについて平等に教育される機会があるべきなのではないか、とも考えました。今回の企画は、宮城県対がん協会にお勤めの学科OGからのご提案で実現した企画ということでしたが、学生のうちから女性の健康について深く知る場が与えられているのは、女子大学の強みでもあると思います。

 

これからさらに寒い日が続きますが、皆様もどうぞお体に気をつけてお過ごしください。