Archive for 11月, 2024

11月の心理行動科学科

2024/11/29 >> 今月の心理行動科学科

急に冬らしい気温の日が続いておりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

11月の心理行動科学科はイベント盛り沢山の1か月でした。

11月23日(土)勤労感謝の日に学校推薦型選抜の試験が行われました。今年度も小論文の課題と面接に臨みました。同じ日に社会人入学と編入学の試験も行われ、志願者が無事に試験を終えました。

11月24日(日)には、11月24日(日)に毎年恒例の「ココロサイコロ」を開催いたしました。今年度で第18回を迎えたこの企画は、本学科の1年生全員が参加し、4つの班に分かれてそれぞれの研究テーマをAERのアトリウムにて発表を行いました。
今年度のテーマは、「鉄道利用者の心を科学する」、「街の安全・安心を心理学する」、「義援金を寄付する心理 returns」、「エンターテイメントを科学する」の4つでした。

開催を楽しみに来てくださった高校生の皆さんや、たまたま通りかかって興味を持ってくださった方など、性別年代問わず多くの方が1年生の発表に耳を傾けてくださいました。この経験がこれからの学びに活きていくことでしょう。

来年も11月23日に開催を予定しておりますので、ぜひお越しください。

今年もあと残すは1か月。年末に向けて忙しい時期ですが、体調に気をつけてお過ごしください。

11月のリレーエッセイ(友野ゼミ1年・菊地姫梨さん)

2024/11/28 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!友野ゼミ1年の菊地姫梨です。

11月24日に行われた「ココロサイコロ」にて実践ゼミでの研究結果を発表してきました。初めてのゼミの活動で右も左も分からず試行錯誤して当日まで活動してきましたが、たくさんの準備を重ね、無事どの班も素晴らしい発表ができたと思います。

私達友野班は、募金活動をテーマに企画を立て、企画結果を分析しました。大学祭にて募金活動を行い、結果前例にないほどの募金額を集めることができ、とてもやりがいを感じました。募金をお願いしてみて、募金先の重要さや募金してもらうための企画作りは相当な努力が必要なことがわかりました。この経験をバネに今後の活動に取り組んでいきたいと思います。また、当日はたくさんの方が発表資料を見てくださり、お褒めの言葉とご指摘等をたくさんいただきました。いただいた言葉が自分の力になるよう来年から始まる本格的なゼミでの活動で存分に発揮できるよう努めたいと思います。

今回「ACE-児童労働のない未来へ」を募金先とし活動を行いました。偶然ACEの関係者の方が見てくださり、後日チョコレートをプレゼントしていただきました!下記の写真はいただいたチョコレートです。500円で子供1人の半月分の給食費になると言うことを知り、私たちの募金活動で約20人の子供たちを救うことができたと思うと、企画結果だけでなくACEの募金活動に参加できたことがとても嬉しく思います。
今年も残り約1ヶ月です!私は悔いの残らないように自ら行動しやりたいことをやり尽くしたいと思います!残りの2024年も楽しみましょう!

執筆者:友野ゼミ1年菊地姫梨さん

10月の心理学コラム:認知科学のススメ(担当:瀧澤純)

2024/11/15 >> 今月の心理行動科学科, 役に立つ!!心理学コラム

10月に行われた日本認知科学会第41回大会に参加しました!

 

認知科学とは、知覚、記憶、思考などの知的機能(=認知)を研究する学問です。認知心理学と比べると、認知科学は計算機科学や工学的アプローチの要素が強いという特色があります。

 

今回の大会で私が感じたのは、「認知科学は ①脳神経活動のような研究から、現場感の強い研究まで幅広い ②心理学と同じく統計的仮説検定も使うけど、結果を視覚的に伝えることを重視する ③発表中に冗談を言ったり研究の困りごとを公表したりする発表もある」ということです。

 

③に関して、とある発表の終盤に「この研究には、これだけの人が関わってくれました(大勢の共同研究者の顔写真が画面に表示され、会場が感動的な空気に包まれる)……でもこれらの研究ができたのもすべて私のおかげです!」という主旨の発言をした方がいて、会場は笑いに包まれていました。
研究では厳密さや成果が重要なのは当然ですが、研究者自身が感じる「おもしろさ」を大切にする姿勢や、自分の研究が途上であるという謙虚な姿勢があり、みなさん素敵でした。

 

今回の大会のページでは、発表の原稿を読むこともできます。認知科学を学んでみませんか。

日本認知科学会第41回大会ページはこちら

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