Archive for 7月, 2022

7月の心理行動科学科

2022/7/31 >> 今月の心理行動科学科

7月2日に卒論中間発表会を行いました。4年生が学科学生と教員を前に、現在取り組んでいる卒論のテーマを発表しました。質問に答え、アドバイスを得て、さらに深く進めていくことができる貴重な場です。

7月11日には医療の現場(看護職)で活躍するOGをゲストとしてお招きし、お話を伺いました。

7月15日には東北少年院の法務教官にお越しいただき、心理技官等の心理学を少年犯罪に活かす仕事についてのお話や、少年鑑別所、少年院等の施設のお話などを伺いました。

7月30.31日は夏のオープンキャンパスが開かれました。心理行動科学科は学科紹介や模擬授業、総合型選抜の受験生を対象とした相談会や推薦入試対策講座、学生による実践研究報告などが行われました。また、心理学体験コーナーでは鏡映描写器や脳波測定器を用意し、心理学の世界を体験していただきました。

OGのお話の様子

法務教官のお話の様子

7月の心理学コラム:初期設定の力(担当:森康浩)

2022/7/21 >> 役に立つ!!心理学コラム

うちの子供は回転ずしが大好きです。何を食べたいと聞くと必ずといっていいほど候補にあがります。
回転ずしでは、高級なネタを1貫で提供するところもありますが、基本的には一皿に二貫乗っているのが普通です。食べる方からするとレーンを回る皿に2貫ずつ乗っているのでたいして気にせずに食べると思います。しかし、日常を注意深く見ると、最初に設定されているものをついつい受け入れてしまうことが多くあります。このようなことを初期設定といいます。

日本では臓器提供の意思表示として、免許証に選択肢があってそれに意思を書き込むことで臓器提供に対して同意しているのか確認することができます。しかし、ここに意思を書き込んでいる人もいると思いますが、いない人も多いと思います。フランスやスペイン、北欧では、すでに印がつけられており印を外さないと臓器提供に同意していることになってしまいます。そのため、自分の意思を表明するする人が多くなっています。

Googleの社員食堂では、野菜などのヘルシーなものが取りやすく、カロリーの高いものは取りにくくなっており、自然と健康的な食事ができるような状況となっているそうです。

つまり、設定される状況の違いによって人の行動は変化してしまうことになりますし、最初に与えられた状況にあわせて行動しようとする傾向もあります。

普段の日常を振り返って、初期設定に従っていつの間にか受け入れてしまっていることが他にもあるか考えてみましょう。

7月のリレーエッセイ (佐々木ゼミ2年:鹿内茉唯さん)

2022/7/21 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!2年佐々木ゼミの鹿内茉唯です。前期ももうすぐ終わりですが、最後を締め括る試験勉強やレポート作成に追われていると思います。夏休みまでもうすぐです、一緒に乗り切りましょう!

さて、私は先日とある動画を撮影するために、ゼミのグループのメンバーと一緒にうみの杜水族館(入館料¥2200/人)に行ってきました。その動画とは、佐々木ゼミで現在行われている実験で使用されるものです。佐々木ゼミでは、感情を表す曲の選定や、撮影した動画のBGMとして選定した曲を映像に重ね合わせてBGMの効果についての実験、評定などを行っています。久しぶりの水族館だったので、大水槽やイルカショーなど、動画のネタを探しながら楽しい時間を過ごしてきました。おかげで、選定した曲にぴったりの動画を撮影できたのではないかと思います。小さい頃とはまったく見え方が違うので、しばらく水族館に行ってないという方にもおすすめです!夏休みに行ってみてはいかがでしょうか?

まだまだ暑い日が続きます。

勉強だけでなくサークルやアルバイトなど、こまめに休憩を取り、体調に気をつけてくださいね!そして感染症対策をして、最高の夏休みを送りましょう!

海の水族館

海の水族館

7月の学生委員通信:学生委員として活動して考えたこと

2022/7/15 >> 学生委員通信

皆さん、こんにちは!今年度から学生委員として携わることになりました、学芸学部心理行動科学科2年の古林日和です。私が学生委員に入ろうと考えた理由は、学生委員で活動した経験を通して、協調性と物事に対して柔軟に対応できる力を身に付けたいと思ったことがきっかけです。任命して頂いてから約1ヶ月が経ち、まだまだ分からないことばかりですが、先輩方や前年度から活動している同級生に力を借りながら学生委員の一員として頑張りたいと思います。
学生委員として活動してみて感じたことは、オープンキャンパスや大学祭など、学校行事を通して宮学を活気づけることはもちろん、多くの人に宮学の良さを発信していくことも大切だということです。今年から本格的に対面での授業が始まり、徐々にコロナ禍前に近い学校生活を送れるようになった今だからこそ、沢山の人に宮学のことを知ってもらえるような活動をしていきたいと考えています。
また、6月26日に開催されたオープンキャンパスに参加して感じたことは、多くの高校生が宮学に興味を持ってくれているということです。私が高校生から頂いた質問の大半は、大学生活や学科の雰囲気、サークル活動に関連するものでした。沢山の高校生から宮学が期待されていると気付き、これを踏まえて来年度も多くの新入生を迎え入れられるよう、また、入学後も充実していると感じてもらえるよう考えて、活動に取り組んでいきたいと思います。