Archive for 7月, 2014

7月のリレーエッセイ (友野(隆)ゼミ1年 山内桜さん)

2014/7/25 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは。友野隆成ゼミ1年の山内桜です。

 

入学してしばらくたち、ようやく新しい環境に慣れてきました。友達もたくさんできて、楽しい大学生活を過ごしています。

 

もうすぐ、私たちにとって初めての前期試験の時期がやって来ます。大学の授業は、私が今まで知らなかったことをたくさん知ることができるので、とても新鮮です。さまざまな分野について自分たちで調べ、話し合うことはとてもいい経験になります。

 

しかし、授業の内容が難しかったりレポートの書き方に困ったりして、1人では解決できないことも多くあります。そんなとき頼りになるのが、友達です。困ったときに相談できる友達がいるのは、とても心強いことです。

 

これからは試験が続き忙しくなるので、友達と励まし合いながらがんばろうと思います。そして、しゃべったり遊んだりして、さらに仲良くなっていきたいです。

試験が終われば夏休みが待っています。楽しい夏休みを過ごすために、がんばって試験を乗り切りましょう!

最後に、暑くなってきたので体調には十分気をつけてくださいね。

2013年度『心理行動実践セミナー』木野ゼミにおける研究成果

2014/7/17 >> 学生による実践研究成果

2013年度の『心理行動実践セミナー』(1年次必修)において,木野ゼミでは仙台市でのエスカレータの乗り方について研究しました。

■タイトル:エスカレーターはどう乗る? ― 安全利用のために―

■概要: 「エスカレーターは左立ち」全国初で仙台市が条例制定との新聞記事(2013年4月1日)。実はこれ,エイプリルフールのウソ記事。仙台では明確なルールがないといわれますが,そんなネタになるほど利用状況は混乱しているのでしょうか!?

そこで,仙台市内の駅や商業施設で約6,000人の行動を観察しました。また,観察だけではわからない利用者の意識を調べるために中高生から成人まで約600人にアンケート調査を実施しました。これらから世代や性別による違い,観察場所による違いなどを検討しました。

■研究成果報告:2013年11月23日にAER 2F アトリウムで開催した「ココロサイコロ2013」,2014年2月23日にAER 5F 情報・産業プラザで開催した「MG-Pスクエア」において報告しました。

報告資料:2014年2月23日のMG-Pスクエアで使用した資料をダウンロードいただけます(pdf: 約830KB)。
エスカレーターはどう乗る? ― 安全利用のために―(2013年度実践セミナー木野ゼミ)

キャリア支援講演会①「言語聴覚士のお仕事」を開催

2014/7/15 >> イベント報告

7月10日(木)4校時,キャリア支援の一環として「言語聴覚士(ST)のお仕事」についての講演会を行いました。

■ゲストスピーカーは以下のお二人でした。

・須賀川芳夫先生(ST。仙台仙台医療福祉専門学校言語聴覚科)

・中里みなみさん(ST。2011年度卒業生・仙台徳洲会病院勤務)

 

■まず,須賀川先生から,STのお仕事について,STに向いている人はどのような人であるのか,大学卒業後にSTになるにはどのような方法があるのかについてお話いただきました。

言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist:ST)は,「話すこと、聞くこと」に関する障害のある人に対して,それらの機能の維持・向上に関わる専門家です。大学を卒業後に専門学校で2年間学んだ上で国家試験に合格することで,資格が与えられます。広い意味では心理学の専門家の一つととらえることができ,学部で心理学を学んだ人たちが選ぶ進路の一つです。

専門学校進学後の学習内容や臨床実習,学費やそのサポート体制についてもお伺いしました。

■その後,この春,STの資格を取得され,医療現場でご活躍中の中里さんに,進路決定の理由や資格取得までの苦労話,働いて3ヶ月を振り返ってとお話を伺いました。

人の人らしさを支えるために,どうあるべきかを真摯に考え,仕事に向かわれる姿勢に感銘を受けました。

就職後1年経ったあたりのお話もお聞きしたいところです。来年は,仕事と家庭の両立についてもうかがえそうです。

 

■中里さんから在学中の後輩へのメッセージもいただきましたのでご紹介します。

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今現在している勉強や部活などが将来に直結していなくても、必ずそれが役に立つことがあるのではないかと思います。目の前の利益に繋がらなくて一見無駄なように思えることを経験できるのも、大学生の時だと思います。私は大学生の時にもっといろんな経験をしておけばよかったな、と今になって思っています。

また、迷っていることがあるなら、一人で悩まずに相談したほうがいいと思います。自分一人だけで悩んでいてもなかなか一歩を進めないので、誰かに相談することで先が見えてくることもあります。友人でも先生でも家族でも、相手は誰でもいいと思います。ほんの少し進むだけで次の一歩が出しやすくなると思うので、私は何かを諦める前に少しだけでも行動することを心掛けています。

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■最後に,参加した学生たちの感想をご紹介します。

  • 心理学を学んだ先の進路の一つとして入学当初から名前だけは知っていましたが、実際の仕事の内容などは知りませんでしたので、STの仕事の内容はもちろん、大学を卒業してからの資格の取り方、実習について、専門学校についてなど、具体的な道筋が見える内容でとてもためになりました。人の人らしさを支援するためにはST自身が幸せでなければならないという言葉に、STの大変さややりがいが詰まっていると感じました。
  • 「命を支える医者や看護師とは異なり、人の人らしさを支えるのが言語聴覚士」という言葉が印象に残りました。
  • 人の気持ちに寄添うことが重要であるという部分で、今自分が学んでいる心理学も最大限に生かすことが出来る職業であると感じました。
  • STを目指すかどうかについてはまだ悩んでいますが、お話を伺い、言語聴覚士のお仕事は本当に大変そうだなと感じたとともに、同じくらい魅力も感じました。中里さんのお話の通り、今はまだ色々な人に相談し、自分の納得できる進路を選択したいと思います。
  • 技術的なことを多く学ぶイメージがありましたが、福祉関係の法律知識などや音響学など分野が幅広く、文系、理系どちらも対応しているのは意外でした。
  • 進学するにあたって、理系分野が苦手な私は勉強に対する不安がありましたが、今のうちから学習できることを教えてもらうことができたので参加してよかったです。
  • 私は、何気なく去年のSTの説明会に参加したのがきっかけでこの職業を知り、その後進学を決意しました。STに少しでも興味がある人や全くこの職業を知らない人、そして今学んでいる心理学を通して人の支えとなって人の役に立つ職業に興味がある人は絶対に参加するべき!

(木野記)

2014年度「卒業論文中間発表会」を行いました。

2014/7/10 >> イベント報告

7月5日(土)に2014年度心理行動科学科卒業論文中間発表会を行いました。

中間発表会は,卒業研究の計画・経過を報告する会です。
4年生,3年生はゼミ活動の一環として参加します。2年生の希望者も参加できます。

4年生はそれぞれの研究テーマと進捗状況を報告しました。
研究テーマは,各々の日常的な関心に基づくものが多く,音や色が人の行動にどのような影響を与えるか,年齢・性別の推定の手がかりとなる外見的特徴は何かといった研究や,人の動きを解析することにかかわる研究,表情や感情表出に関する研究,性格や対人場面での人の行動に関する研究など多様なものでした。

各発表に対する質疑応答では,学科教員や4年生同士の質問ばかりではなく,3年生からもたくさんの質問があり,活発な議論がなされました。
4年生にとっては,お互いの進捗状況を確認すると同時に,今後研究を進める上で有意義なコメントを得られたのではないでしょうか。
まずは夏休みまであと3週間,それぞれの課題解決に向けて頑張りましょう!
& 1月の卒業論文の成果発表会を楽しみにしています。

(木野記)

研究計画を発表する4年生

真剣に聞き入る会場の学生たち

会場からの質問にも慌てずしっかり答えました