Archive for 11月, 2021

11月の心理行動科学科

2021/11/30 >> 今月の心理行動科学科

11月20日(土)学校推薦型選抜の試験が行われました。体調不良の人もなく、志願者全員が小論文の課題と面接に臨みました。同じ日に社会人入学と編入学の試験も行われ、志願者が無事に試験を終えました。
11月23日(月)勤労感謝の日、仙台駅前アエル2階アトリウムにおいて「ココロサイコロ2021」が開催されました。
学科の1年生が3班に分かれ、半年間取り組んできた研究をパネル発表しました。
今回のテーマは「店舗利用行動の心理学」・「人助けの心理学 in 2021」・「リフレッシュする心を解き明かす」でした。
足を止めた方にパネルの説明をし、質問に答えていました。この経験がこれからの学びに活きていくことでしょう。
11月26日(金)には大原公務員ゼミナールの今村博之先生をお迎えし、公務員ガイダンスが行われました。
11月29日(月)には公認心理師、臨床発達心理士のOGに来ていただき、仕事についてお話をうかがいました。

ココロサイコロの様子

11月の心理学コラム:映画の話『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』(担当:大橋智樹)

2021/11/29 >> 役に立つ!!心理学コラム

 「鬼滅の刃」は少年ジャンプに2016年から2020年まで連載されていたマンガ作品です。大正時代を舞台に、鬼と鬼狩りとの戦いが描かれています。2020年には「無限列車編」として映画化され、日本国内の興行収入1位となりました。2019年には『竈門炭治郎 立志編』、2021年には『遊郭編』テレビアニメ化され、さらに続編の放送も決まっている大人気作品です。
 この作品の人気の理由はさまざまに考察されていますが、ここでは一つの特徴を取り上げようと思います。それは「悪役の背景」です。多くの物語には正義を行う者と悪を行う者が登場し、それらの戦いを描く作品はとても多いのですが、この作品は悪役である鬼の背景が丁寧に描かれることに特徴があります。
 『遊郭編』で戦った鬼は、もともとは貧しい人間の兄妹でした。その二人が鬼になった経緯が、戦いの終わったあとの一話分を使って丁寧に描かれるのです。幼いころから、さげすまれ、うとまれ、社会から排除された先に、彼らは鬼になる道を選んだストーリーが、見る者の心を打つのだろうと思います。
 悪役にも優しい光を当てること、それがこの作品の人気の源の一つだろうと私は思います。同時に、私たちの社会はそれを実践できているだろうか。そんなことも考えさせられる作品でした。

11月のリレーエッセイ(友野ゼミ1年 佐藤美京さん)

2021/11/22 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!1 年友野ゼミの佐藤美京です。
今月に入ってから、日が短くなり気温がぐっと下がりました。体調を崩しやすい季節ですから、上着(衣服)などで温度調節をしながら健康に気を付けて生活してくださいね。

さて、衣服といえば、少し前に講義館前で衣服回収をしていたのを見かけた方も多いのではないでしょうか。今回はその衣服回収についてお話させていただきます。あれは11月23日に行われる「ココロサイコロ」に向けての活動でした。
私たちの班では、不要になった衣服を発展途上国に物資支援という形で寄付いたします。それと同時に、行動誘導についての心理を調べました。
実験方法は、12日間の間行われ、講義館前スペースにて衣服を回収。文字表記がされていない四季をデザインした4つの箱を春夏秋冬の順に設置。寄付してくださった方々には各自自由に衣服を入れてもらい、寄付後にアンケートにもご協力いただきました。
私たちの仮説として文字表記がなくても、箱のデザインを見て季節に合った衣服を入れてくれるのではないかと考えています。まだ、まとめている途中ですので結果は分かりませんが、自分たちの発表がしっかり出来るように準備を進めていきたいと思います。

10月のリレーエッセイ (佐々木ゼミ 2年:花屋 怜奈さん)

2021/11/2 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!2年佐々木ゼミの花屋怜奈です。

秋は「食欲の秋」や「芸術の秋」、「スポーツの秋」などと言われることが多いですよね。秋は美味しいものが多いですし、楽しいことがたくさんありますね!私はどの季節も好きですが、夏から冬前までの季節はとくにわくわくします。

さて、芸術の秋ということで、私が所属している「仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団」についてお話させていただきます。
私は中学、高校と吹奏楽部でコントラバスを担当してきました。高校の時の顧問の誘いで高校3年生の1月から練習に参加しましたが、今まで慣れ親しんだ吹奏楽とは何もかもが違っていました。自分が周りの邪魔になってたら申し訳ないなどと思い、音を出すのが怖くなってしまった時もありました。しかし、同じパートの方が「申し訳ないって感じなくていいんだよ、自分が好きでやっていることなんだから自分が満足いくように弾ければいいんだよ」と言ってくださったことで、とても心が楽になりました。また、「失敗してもそれは悪いことではないし、そこから直していけばいいだけだから」とも言ってくださいました。その言葉が演奏を楽しむことや、失敗から学んでいくことを改めて気づかせてくれました。
11月3日に秋の定期演奏会があります。私にとってオーケストラの演奏会は2回目で、まだ不安はありますが、今回は音を楽しめるように頑張ります。指揮者練習の際に、指揮者の方が話の中で「本番はうまくいくのです」とおっしゃっていました。うまくいくために準備や努力はもちろん必要だと思いますが、このような気持ちで舞台に立てたらきっと本当にうまくいくのだろうなと思います。同じパートの方や指揮者の言葉を胸に、演奏を楽しんできます!

皆さんも自信がなくて辛いことや、上手くいかずに苦しいことがあると思います。しかし、何事も楽しむことが一番です!楽しめたらもう勝ちです!辛いことも苦しいこともありますが、楽しんでおけば嫌な思い出にはならないと思います。楽しんでいきましょう~(^^)

私が学んでいる心理学は、幅の広い学問です。私のオーケストラでの経験もきっと役に立つことがあると思います。実験レポートで忙しい学年ですが、大学の勉強も頑張ってます。