Archive for the ‘今月の心理行動科学科’ Category
11月の心理行動科学科
2025/12/2 >> 今月の心理行動科学科
いよいよ今年も残り1カ月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
11月の心理行動科学科はイベントが盛り沢山の1か月でした。
11月17日(月)5コマにキャリア企画「公務員ガイダンス」を実施しました。仙台大原公務員ゼミナールの今村先生をお招きし、公務員の魅力や採用試験について講演いただきました。公務員を目指している学生にとっても、進路に悩んでいる学生にとっても、新たな情報を得る貴重な機会となりました。
11月22日(土)は学校推薦型選抜・編入学試験・特別入試を実施しました。志願者は小論文の課題と面接試験に臨みました。
11月23日(日)勤労感謝の日に、「ココロサイコロ」をAERアトリウムにて開催いたしました。ココロサイコロとは、本学科の1年生が全員参加し、4つの班に分かれて研究した成果を一般の方にパネル発表する企画です。今年でついに第19回目を迎えることが出来ました!そんな今年は「終戦後80年に改めて戦争を考える」を共通テーマとしました。各班のテーマは「仙台空襲の証言分析と戦時下の心理」、「戦後80年:平和に対する私たちの意識」、「戦時下における人の行動を見つめ直す」、「戦災復興支援の心理学」の4つでした。
開催を楽しみに来てくださった高校生の皆さん、たまたま通りかかって興味を持ってくださった方、開催を知って駆け付けてきてくれた卒業生など、性別年代問わず多くの方が1年生の発表に耳を傾けてくださいました。また、今年度は報道機関の皆様にもお越しいただき、ニュースや新聞にも掲載していただきました。ご来場いただいた皆様、有難うございました。来年も11月23日に開催を予定しておりますのでぜひお越しください!
11月29日(土)には、AERエルソーラ仙台にて、「高校生のための心理学講座」を実施しました。当日は、様々な高校からご参加いただき、大橋先生・森先生・宮下先生による講義を行いました。少しでも心理学に興味を持つきっかけになれば幸いです。
今年も残すところあと1カ月。年末にかけてイベントも多くなりますが、体調管理をして充実した日々を過ごしましょう!

ココロサイコロ 大盛況の様子
11月の心理学コラム:展覧会『メタル』に行ってきました(担当:宮下達哉)
2025/11/15 >> 今月の心理行動科学科
先日,展覧会『メタル』というものに行ってきました。「金属の属性を考察する」という展覧会だそうです(入場無料!)。そこでは,鉄や鉛といった金属で作られた作品や,金属をモチーフにした絵が展示されていました。
それらの1つに,「なんだこれ?」という作品がありました(写真)。近づいて見ようとすると,スタッフの方に「あまり近づきすぎないように注意してください」といわれました。なんでも,砂鉄が強力な磁石によって形づくられたもので,振動や風で崩れてしまう繊細な作品とのことでした。
正直,パッと見て,私はこの砂鉄の作品の良さに気づくことができませんでした。しかし,別の来場者の方が「この作品は■■が美しく,△△に良さがあるんだよ」とお連れの方に話していらっしゃるのが聞こえました。芸術に精通されている方だそうです。それを聞いて私は,段々とこの砂鉄の作品が良く思えてきました。
上記のような私の体験に似たことは,すでに実験的に検討されています。Lauringら(2016)の実験では,実験参加者は「芸術の専門家から高い評価を受けている」という情報を付与された絵画を呈示された時,その絵画を高く評価することが示されています(※1)。Lauringら(2016)が扱った実験刺激は絵画でしたが,ひょっとするとオブジェのような芸術作品にも似たようなことが言えるのかもしれませんね。
※1 Lauring, J. O., Pelowski, M., Forster, M., Gondan, M., Ptito, M., & Kupers, R. (2016). Well, if They Like it…Effects of social group’ ratings and price information on the appreciation of arts, Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts, 10, 1-16.
10月の心理行動科学科
2025/10/31 >> 今月の心理行動科学科
読書の秋、芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋・・・
みなさんはどんな10月を過ごされましたか?
10月11日(土)・12日(日)に大学祭&オープンキャンパスが開催されました。両日ともあいにくの雨でしたが、多くの方にご来場いただきました。有難うございました!
11日(土)はオープンキャンパスにて学科紹介を実施しました。心理行動科学科の3年生による「現場部」の紹介を行い、学生目線でどのような実践的な学びを実施しているのかをご紹介しました。
また、同日には犯罪心理学・浅野ゼミの学祭企画「命の大切さを学ぶ教室 ~京都アニメーション事件 被害者等による心情伝達~」を開催しました。本企画は6月に仙台大学にて実施しご好評をいただいた企画であり、本学での実施は今回初開催でした。
そして、両日開催の学科企画の『ココロミル』ブースは、今年度も多くの方で賑わいました!うそ発見器・性格診断・鏡映描写・アハムービー体験など様々な企画を実施し、たくさんの来場者の方々に心理学を体験していただけました。学生が主体となって準備を行い、実験体験用の準備や、会場の装飾セッティング、フォトブース用の風船をふくらませるなど、来場者のみなさんが楽しんでいただけるような工夫をしていました。実際に、当日はお子さん連れのご家族などがフォトブースにて記念撮影を楽しんでくださいました。ご来場いただいた高校生のみなさんにとっても、普段の学校の様子は違う、大学祭ならではの雰囲気も感じて頂けたのではないでしょうか。ぜひまた来年の大学祭もお待ちしております。
10月25日(土)には総合型選抜Ⅰを実施しました。
10月29日(水)に、独自の学科就職支援Pナビ!にて「メイクアップセミナー」を実施しました。就活や面接において、相手に好印象を与えるメイク術やスキンケアの方法も教わりました。プロの講師の方に面接用メイクをデモンストレーションしていただき、自分の普段のメイクと比較出来て参考になったとの声が多くありました。セミナーの中でパーソナルカラー診断も実施し、自分を活かすメイクを学び有意義な時間となったようです。セミナー終了後も多くの学生が講師の方に質問しに並び、意欲的に学んでいました。女子大学ならではの就活支援企画で引き続き皆さんの就活をサポートしていきます!
今年も残すところあと2か月。充実した秋をお過ごしください。

大学祭終了後に記念撮影
写真:P科(心理行動科学科の略称)のPポーズでパシャリ。
9月の心理行動科学科
2025/9/30 >> 今月の心理行動科学科
大学敷地内でも金木犀が香る季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。
9月10日は、実践研修・現場部にて、仙台地方裁判所・家庭裁判所を訪問しました。本学科の2~3年生 20名が参加し、家裁調査官の仕事についてより深く知る貴重な機会となりました。
9月13日にオープンキャンパスが行われました。大橋先生、浅野先生による学科紹介や、森先生による模擬授業「人に流されてしまうのはなぜ?」、森ゼミ生による実践研究報告「エンターテイメントを科学する」などの企画を用意しました。
9月18日は宮城学院の創立記念日でした。1886年の宮城女学校設立から139年です。ちなみに心理学の成立は1879年。宮城学院より7年だけ先輩です!
9月19日から後期の授業が開始されました。
9月24日には、論理文章能力検定を実施しました。1年生と3年生と2・4年生からの希望者で試験に取り組みました。
同日には、心理行動科学科独自のキャリア支援「Pナビ」の後期サポートがスタートしました。3年生を対象にしたセミナーでは、キャリアサポートの専門家をお呼びし、今後の就活スケジュールや、内定率の推移などのお話をしていただきました。学生は定期的なセミナーを通して就活の不安解消に役立てています。
9月は夏休みが明けてから盛沢山の心理行動科学科でした。
そして、10月にはいよいよ大学祭が11日(土)、12日(日)に開催されます。
心理行動科学科では学科の学びを活かした大人気企画「ココロミル」を今年も開催します。毎年好評をいただいている企画のため、学生も張り切って準備を進めています。また、11日(土)には、浅野ゼミによる「命の大切さを学ぶ教室 ~京都アニメーション事件 被害者等による心情伝達~」を開催いたします。この企画は予約不要・参加無料ですのでぜひお越しください!みなさまのお越しをお待ちしております。

8月の心理行動科学科
2025/8/31 >> 今月の心理行動科学科
大学の夏休みも後半に入りました。
8月の心理行動科学科では、連続講義の実施や、学外での企画が多数行われました。
8月8日は「高校生のための心理学講座」を東北学院大学五橋キャンパスにて開催しました(共催:公益社団法人日本心理学会)。この企画は、東北学院大学、東北福祉大学と宮城学院女子大学の3大学が合同にて開催し、当日は約180名もの方々にご来場いただきました。来年も開催予定ですので、今回来れなかった方はぜひ来年お越しください。
8月上旬から順次東北各地にて、「miniココロサイコロ2025」を開催しました。昨年度の1年次生が半年かけて取り組んだ研究をパネル展示形式で発表しました。各県の高校生や一般の方々に研究成果を伝える貴重な機会となりました。
〈実施概要〉
- 山形県(霞城セントラル1階アトリウム):8月6日・7日実施、木野ゼミ「鉄道利用者の心を科学する」
- 秋田県(秋田拠点センターALVE1階):8月8日・9日実施、森ゼミ「エンターテイメントを科学する」
- 青森県(青森観光物産館アスパム1階):8月18日・19日実施、大橋ゼミ「街の安全・安心を心理学する」
- 福島(ダイユーエイトMAX福島店1階):8月19日・20日実施、友野ゼミ「義援金を寄付する心理returns」
8月23日には今年度3回目となるオープンキャンパスが開催されました。今回のオープンキャンパスでは友野先生による模擬授業や、入試ガイダンス、森先生と浅野先生による学科紹介などの企画を用意しました。高校生だけではなく保護者のみなさんも熱心に聴いてくださいました。次回は9月13日(土)に開催します。ぜひお越しください。
8月27日・28日の2日間にわたり、兵庫県にて「現場部」を実施しました。現場部とは、社会のさまざまな“現場”を実際に見に行き(=実見)、それを日々の心理学の学修や就職活動に役立てようという企画です。
今回のテーマは「阪神淡路大震災・福知山線脱線事故から学ぶ」です。神戸市にある阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」と、尼崎市の福知山線脱線事故現場「祈りの杜」に足を運び、学んできました。「人と防災未来センター」では、1995年1月に発生した阪神・淡路大震災でどのような被害が発生したか、防災や減災についての知恵や知識がわかりやすく発信されており、災害について学ぶことができました。「祈りの杜」では、2005年4月に起こった福知山線脱線事故について、事故や救助の痕跡を目の当たりにしました。そのような悲惨な事故を起こさないために心理学は何をしたらよいかを学び、考えるきっかけとなりました。今後も様々な場所において、「現場部」を実施していく予定です。
9月も残暑がまだまだ続く予報です。熱中症に気を付けてお過ごしください。

8月オープンキャンパスの様子



