6月の心理行動科学科
2025/6/30 >> 今月の心理行動科学科

学科リーフレット2025
6月は湿度と気温の高い日が続きましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
上半期があっという間に終わりました。この時期の4年生の皆さんは、7月5日に開催予定の「卒業論文中間発表会」に向けて着々と研究や調査を進めています。
そして、今月から学科紹介リーフレットが新しくなりました!
撮影日は天気にも恵まれ、大学の中庭にて撮影することが出来ました。写真は撮影の様子です。まるでドラマのオープニングのような雰囲気です。
ぜひ実物の学科リーフレットはオープンキャンパスなどでご覧ください。
6月2日(月)に仙台大学にて「命の大切さを学ぶ教室」を宮城県警察本部主催のもと開催いたしました。
本企画は、宮城県警察本部と犯罪心理学・浅野先生、そして浅野先生のゼミをこの春卒業した学生により企画実施されました。教材には「京都アニメーション放火殺人事件」にて犯罪被害にあわれた方へのインタビューなどをまとめた卒業研究が活用されました。多くの報道機関の方にもご来場いただき、反響を呼びました。
6月22日(日)には今年度初のオープンキャンパスが行われました。
学科紹介は大橋先生と浅野先生からご説明させていただきました。学科紹介のあとは、年度内に実施される入試についてのご説明「合格を勝ち取るための総合型選抜・学校推薦型選抜入試対策講座」を行いました。模擬授業では、木野先生による「心理学で学ぶ感情のコントロール」と、瀧澤先生による「心理学と認知科学からみた他者理解」を行いました。さらに、小ホールでは在学生による実践研究報告や個別相談などの企画を用意しました。ご来場者いただいた皆様に、より本学科を知って頂けたら嬉しいです。次回のオープンキャンパスは7月27日(日)に開催します。ご来場お待ちしております。
下半期がいよいよスタートしますが、熱中症に気を付けてお過ごしください。
6月のリレーエッセイ (木野ゼミ2年・佐藤みくさん)
2025/6/17 >> 在学生によるリレーエッセイ
「忙しさの中に、歩く時間を」
こんにちは!木野ゼミ2年の佐藤みくです。
大学生活は自由で楽しい反面、課題やアルバイト、友人との予定など、やることが多くて自分のペースを見失いそうになることがあります。そんな時に助けになってくれているのが最近ハマっているスマホゲーム「ピクミンブルーム」です。
このゲームは歩くことがメインで、実際に歩きながらピクミンを育てたり、道に花を咲かせたりします。普段はあまり意識しない歩く距離やルートを、ゲームを通じて意識することで、自分の生活リズムや行動パターンを見直すきっかけになりました。
心理学の授業で学んだことですが、「自己モニタリング」という自分の行動を観察し調整する力が大切だといわれています。ピクミンが自分の行動をサポートしてくれることで、自然と毎日の歩数や時間の使い方を管理できるようになりました。特に、課題やアルバイトで忙しい日でも、少しの時間を使って散歩したり、気分転換したりできるようになったことは大きな変化でした。
もうすぐ梅雨に入る季節ですが、天気に左右されず自分のペースで生活を整えられるようになったことは、大学生活の質を高めるうえで大きな支えになっています。

散歩中に見つけた紫陽花
5月の心理行動科学科
2025/5/30 >> その他, 今月の心理行動科学科
GWもあっという間に過ぎ去った5月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。過ごしやすい気温の日が多く、中庭の藤の花が今年もきれいに開花しました。お昼休みには藤の木の下でランチをしたり、芝生でピクニックをする学生も多く、自然豊かなキャンパスの春を楽しんでおります。4月に入学したばかりの1年生も新たな環境に少しずつ慣れてきた様子です。
そんな5月の心理行動科学科では、下記の行事が開催されました。
5月23日(金) 学友会主催の新入生歓迎会が行われました。運動会やビンゴ大会に加え、ハンドメイドの「モールドール作り」など、流行を取り入れた企画が行われ、大いに盛り上がりました。また、今年度初の試みで全校生徒が参加可能になり、学年を超えて交流を深めることができたようです。
5月26日(月) 2025年度心理行動科学会総会を実施しました。当日は多くの学生が参加し、決算・予算の議決を行いました。新たな委員の紹介もあり、心理行動科学会がより一層活動的になることを期待します。
5月31日(土) 宮城学院女子大学大学後援会総会が行われる予定です。お越しの保護者の皆様、お気をつけてお越しくださいませ。
5月のリレーエッセイ (友野ゼミ3年・髙橋美羽さん)
2025/5/15 >> 在学生によるリレーエッセイ
こんにちは!友野ゼミ3年の髙橋美羽です。
最近は寒暖差が激しい日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?5月も終盤となり、もうすぐ梅雨入りかも…と思いながら過ごしています。
私は現在、「学内ワークスタディ」というものに挑戦しています。これは、主に1、2年生の授業でPC操作のサポートをしたり、副手さんのお手伝いをしたりする仕事です。授業をよりスムーズに受けられるように、教室内でサポート役を担うことになります。
私自身、人に何かを「教える」という経験はこれまでほとんどなく、どんな言葉遣いや教え方をすれば良いか、日々試行錯誤しながら授業のサポートをしています。まだ完璧にサポートするのは難しいですが、友人と協力し合いながら頑張っています!また授業のサポートを通じて、自分自身の知識の確認や、新しい気づきも多く、PC操作の知識をさらに深めることが出来ているように感じています。
初めての経験ばかりで戸惑うこともありますが、同じくらいやりがいも感じています。今後もこの活動を通して、伝える力や対応力を身につけていきたいです。
5月の心理学コラム:ミニチュア寿司に感動(担当:瀧澤純)
2025/5/15 >> 役に立つ!!心理学コラム
卵のお寿司の上に、ミニチュアサイズの卵のお寿司が!
この写真、家族で行った秋田県の回転寿司で撮影しました。娘(1歳)のために注文した卵のにぎり寿司に、このミニチュア寿司が付いてきました。初めての来店でこのサプライズ。感動してしまいました。
ここで考えたのは、「自分がなぜミニチュア寿司に感動したのか?」ということです。
最初に思ったのは、「人は普段より小さくなると感動するのでは」です。でも、大きいお寿司がおまけでついてきても感動できそうだから、小さくなった=感動ではなさそう。ただ、「職人さんの器用さに感動した」という意味では、小さいことが必要だったかもしれない。次に考えたのは、「職人さんが手間をかけて作ってくれたから」です。事前に冷蔵庫に入れておいたミニチュア寿司を提供するだけだったり、機械が握ったりしていたら感動が薄い。やはり、人の気くばりや心遣いに感動するのでしょう。……のように考えたあと、感動に関連する研究を調べてみると、私が考えたようなことはすでに言われていました(戸梶,2001)。
ちなみに娘はこのミニチュア寿司を見て、一瞬で口に入れました。感動しているようすもなく。
戸梶 亜紀彦 (2001). 『感動』喚起のメカニズムについて 認知科学,8,260-368.