Archive for the ‘学生による実践研究成果’ Category

2018年度『心理行動セミナーII』木野ゼミにおける研究実践

2019/2/28 >> 学生による実践研究成果

2018年度の『心理行動セミナーII』(2年次必修)において,木野ゼミでは、先行研究になぞらえて「ほめ日記」の効果を検証する研究に取り組みました。
■タイトル:「ほめ日記」の効果を明らかにする ―自信向上・ストレス低減効果の検証―
■概要: 下田・平井(2017)による「ほめ日記が主観的幸福感などの ウェルビーイングに与える影響」という研究論文をよみ、この研究をベースに、少しだけ自分たちのオリジナリティを加えた研究を実践しました。
[目的]2週間のほめ日記実践により、自尊感情、自分自身をほめられると思うところの記述個数、心理的ストレス反応が変化するかどうかを、日記に取り組まない場合(統制群)と比較検討しました。
[結果]ほめ日記実施により、①自尊感情の向上、②ほめ個数の増加傾向、③ 不安・不確実感の低下を確認しました。
[今後の課題]日記実施期間、効果の持続性、一般化可能性などの課題が考えられました。
[研究実践から学んだこと]データの扱いについて考えを深めたり、協働や議論の重要さを改めて実感しました。
■研究成果報告会:2019年2月17日にエルパーク仙台で開催した「MG-Pスクエア」において報告しました。3月26日のオープンキャンパスでの発表も予定しています。
■ 報告資料:発表で使用した資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約730KB)

2016年度『心理行動実践セミナー』木野ゼミにおける研究成果

2017/2/18 >> 学生による実践研究成果

2016年度の『心理行動実践セミナー』(1年次必修)において,木野ゼミでは仙台市地下鉄の利用者マナーを研究しました。

タイトル仙台市地下鉄をより快適に ― 利用者マナーを通して ―

概要 2015年12月に開業してから半年後,東西線の利用者数は開業前の需要予測の6割と報じられました(河北新報6月5日)。利用者を増やすには,快適な車内空間を維持することも大切なのでは?と考え,仙台市交通局の取り組みをインタビューし,利用者マナーについても調べました。迷惑な行為は予想より多いのか少ないのか?新しい東西線と開業後30年近い南北線で利用者の行動は違うのか?など,延べ22,000人の利用者の行動観察と県民約500人へのアンケート結果から明らかにしました。研究目的と結果の概要は以下のとおりです。

[目的]延べ22,000人の利用者行動の観察により、車内行動・迷惑行為の実態を探る。宮城県民500人近くにアンケート調査を実施し、利用者のマナー意識を探る。
[結果] 仙台市地下鉄での迷惑行為は5%程度で多くはない。 東西線と南北線では、東西線の方が大声で会話する人の率が高い。迷惑だと思わない行動ほど、行っている人も多い。
[まとめ]地下鉄車内での迷惑行為の背景には、環境要因と利用者意識の両面があると考えられた(結果②は環境要因、結果③は利用者要因)。地下鉄は近距離移動の手段であるので、個人個人のちょっとした心がけで環境維持はしやすいのではないか。今後利用者増が期待される仙台市地下鉄の車内空間をより快適に保つためには、共通のマナー意識をもつことが必要である。

研究成果報告会2016年11月23日にAER 2F アトリウムで開催した「ココロサイコロ2016」,2017年2月19日に東北電力グリーンプラザ アクアホール(電力ビル1階)で開催した「MG-Pスクエア」において報告しました。2017年度はオープンキャンパスや東北他県での発表を予定しています。

報告資料発表で使用した資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約1900KB)。

2016年度木野ゼミ『卒業研究』

2017/2/18 >> 学生による実践研究成果

2016年度の木野ゼミ『卒業研究』の成果を,2016年2月19日(日)に東北電力グリーンプラザ アクアホール(電力ビル1階)で開催した「MG-Pスクエア」において報告しました。

研究の概要と発表当日に使用したポスターを以下に掲載します。

 

● 発表1 ●

娘は母親の短所を見習う?反面教師とする?-母娘間における仮想的有能感の類似性に関する検討-(pdf: 約1126KB)

・発表者: 伊藤菜緒・遠藤萌・川崎彩香
・概要: 親子間での性格や行動は,類似する側面とそうでない側面があるとされます。筆者らは、親子間で、性格の否定的側面が似てしまうことがあるように感じ,その一つの面として,仮想的有能感をとりあげて検討しました。母娘のペアデータによる検討と(研究1),精神的自立の様相により,娘による母親の認知像と娘の自己評価の関連の仕方が異なるのかの検討を行いました(研究2)。

 

 

● 発表2 ●

友人によって自分のキャラや話題を変えるのはなぜ?(pdf: 約1013KB)

・発表者: 長澤ゆい
・概要: 女子大学生の友人関係,なかでも状況に応じた切替に焦点をあてた研究を行いました。状況に応じた切替には,友人によって自分のキャラや話題を変える傾向(自己切替),状況によって友人を切り替える傾向(対象切替)があります。これらの切替が行われる背景を,賞賛獲得欲求および拒否回避欲求の観点から検討しました。

 

2015年度木野ゼミ『卒業研究』における研究成果

2016/2/28 >> 学生による実践研究成果

2015年度の木野ゼミ『卒業研究』の成果から,2016年2月21日に東北電力グリーンプラザ アクアホール(電力ビル1階)で開催した「MG-Pスクエア」において報告したポスター資料を以下に掲載します。

 

● 発表1 ●

自己紹介で「人見知りなんですがよろしくお願いします」というのはなぜ?(pdf: 約305KB)

・発表者: 竹林利紗・平塚早姫・藤井美雪

・概要:

入学時の自己紹介の際に「人見知りなんですがよろしくお願いします」と挨拶をきくことがしばしばあります。そんな挨拶に違和感を覚えた3人が、人見知りの人が自己紹介で人見知りであると伝えるのは、なぜなのかを研究しようと考えました。具体的には,人見知り宣言の有無により,①受け手の抱く印象とその後の援助行動に与える効果が異なるのか,②受け手自身が人見知りかどうかによって、この効果が異なるのかについて,実験により検討しました。

 

● 発表2 ●

引き受けたくない依頼をどう断る?―上手に断る能力とは―(pdf: 約472KB)

・発表者: 後藤ゆかり・山本亜由・吉田智菜

・概要:

人から何かの手伝いを頼まれたとき,断りにくいな,と思いながらも,最終的には依頼を断ることがあります。どんな断り方をすれば,相手との関係を壊さずに済むだろうか? そんな疑問から,依頼をされた時,わたしたちはどのような断り方をしているのかについて,①依頼者の立場(先輩・後輩)と,②情動コンピテンス(感情機能に関する自己効力感)を考慮して,検討しました。

2014年度木野ゼミ『卒業研究』における研究成果

2015/11/2 >> 学生による実践研究成果

2014年度の木野ゼミ『卒業研究』の成果から,2015年2月22日にAER 5F 情報・産業プラザで開催した「MG-Pスクエア」において報告したポスター資料を以下に掲載します。

 

● 発表1 ●

怒っていることを友人に話すと怒りはおさまるのか―友人の反応が結果を左右する?―(pdf: 約305KB)

発表者: 大野さや香・前田千里

概要: 腹が立ったことを友人に話していると怒りが鎮まることもありますが,いっそう腹が立つときもあります。その違いはどこにあるのでしょうか。

この研究では,①相手に期待する反応の種類(共感/アドバイス)と,②実際の反応との一致・不一致により,怒りがおさまるかと,聞いてくれた相手に対する信頼感がどのように異なるのかを検討しました。

 

● 発表2 ●

泣き虫に慰めのことばをかけるか? (pdf: 約424KB)

発表者: 高橋淳美・半澤梨香

概要: 辛い目にあって泣く人に遭遇したときの気持ちとその相手に援助をするかどうかについて,泣いた原因の深刻度とその相手の普段の泣く頻度がどのように影響するのかを検討しました。