Archive for 1月, 2022

1月の心理行動科学科

2022/1/31 >> 今月の心理行動科学科

2022年が明けました。皆さんにとって良い年になりますように。

大学は1月5日から授業を開始しました。

1月11日は卒業論文の提出締切日でした。

4年生は提出後、休む間もなく1月22日の卒論発表会に向けて資料作成や発表練習を行いました。

今月は、期末試験、レポート提出と1,2,3年生にとっても忙しい時期です。

来月2月20日(日)はせんだいメディアテーク1Fオープンスクエアにおいて学科企画MG-Pスクエアが開催されます。11時からご覧いただけます。どうぞお楽しみに。

1月のリレーエッセイ(大橋ゼミ4年・長沼友紀乃さん)

2022/1/28 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは。大橋ゼミ4年の長沼友紀乃です。

先日、私たち4年生の集大成ともいえる「卒論発表会」が開催されました!当日、急遽オンラインでの開催へ変更されるなど、色々ありましたが無事終わることが出来て安心しています。

さて今回は、その「卒論」についてお話をしたいと思います。思えば、本格的に卒論に取り掛かり始めた時から、躓いてばかりいた気がします。テーマが決まらない、実験が上手くいかない、データが集まらない、終わらない、終わらない、これ終わるの?というように、後半はクタクタになりながら、時には先生にも夜遅くまで手伝っていただき、学校に朝から晩までおこもり生活でした。
ここまで聞くと卒論はただ苦しいだけのように感じますね。ですが、決してそうではありませんでした。一緒に取り組むメンバーと、今日は何を食べようかな?と学食に足を運んだり、限界の頭で馬鹿なことを言い合って爆笑したり、時にはゼミのメンバーとお喋りで盛り上がったり、毎日のように会い、お互いが頑張っているからこそ、そこに素敵な関係性が出来上がったように感じました。私はこの期間が4年間でいちばん濃密な時間だったように思えます。

私たち4年生は3月で卒業し、それぞれの道を歩むことになりますが、宮学での4年間の思い出を大切に、これからも頑張って生きていきたいと思います!

本学科教授・佐々木隆之先生最終講義のご案内

2022/1/18 >> その他

本学科教授・佐々木隆之先生は、2021年度をもって定年退職されます。
1月18日に告知をさせていただきました本イベントですが、新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大が継続していることから、開催の日程を変更することといたしました。日程変更に伴いまして、参加申し込みの締め切りも変更させていただいております。
お手数ですが、すでにお申し込みをいただいた方も改めてお申込みいただきまよう、お願いいします。

ご退職を記念し先生の最終講義と懇親の場を下記の要領で開催したいと思います。
在学生はもちろん、卒業生の皆さまもぜひご参加いただければ幸いです。参加を希望される方はフォームからお申し込みください。メッセージだけでも受け付けております!

日時:2022年2月26日(土)13:00~17:00(予定)
会場:宮城学院女子大学
次第:最終講義と懇談
※詳細はお申込みいただいた皆様にメールでお知らせします(前日中)。

参加登録フォーム:

https://forms.gle/bJwjQBK1XYoHerSE9

※申し込み締め切りを2月23日(金)正午とさせていただきます

本件に関するお問い合わせは、p-info(アットマーク)mgu.ac.jpまでお寄せください。

以上

【2月22日追記】
本企画は2月26日から,3月12日に延期となりました。
詳細はこちらからご覧下さい。

1月の心理学コラム:『あしたの君へ』(担当:木野和代)

2022/1/10 >> 役に立つ!!心理学コラム

柚月裕子さんによる小説です。実務修習中の家庭裁判所調査官補が主人公の物語で,彼が実際の少年事件,家事事件を担当していく中でのとまどいや葛藤,成長が描かれています。

家庭裁判所調査官というのは心理学を活かすことができる専門職の一つです。主人公は自分はこの仕事に向いていないといいながらも,担当案件の少年少女や夫婦・子ども,それぞれが生きている現実によりそい,これからのために必要なこと,最適なことは何かを考えます。そんな仕事の様子がとてもリアルに描かれているように感じました。

ちなみに,主人公の修習先の主任調査官の持論は,「家裁調査官の仕事で重要な3つの心得は,常に相談者の立場になって調査すること,常に周りに相談すること,常に健康に留意すること」です。それぞれが大切な理由は,ぜひ小説で確認していただきたいですが,この3つ,私は多くの仕事で重要な心得だと思いました。
実際,11月~12月にかけて卒業研究で4年生のゼミ生達がデータ収集をしていたときも,彼女達には,研究に参加してくれる人の立場で考え,周りに相談し,心身の健康に気をつけることを何度も念押ししていました(笑)。

話はもどって,この小説の巻末には,家庭裁判所調査官の益田浄子さんが解説を寄せていらっしゃいますが,益田さんによれば,身近な人にも家裁調査官の仕事を正しく理解してもらうのが難しいそうです。この小説は,そんなお仕事を理解する資料の一つになるのではないでしょうか。また,心理学を活かした専門職に関心のある方にもお勧めです。本学の大学図書館でも所蔵していますので,是非読んでみてください。