Archive for 5月, 2022

5月の心理行動科学科

2022/5/31 >> 今月の心理行動科学科

新緑の季節です。学内は藤、ツツジが満開となりました。

 

5月20日は新入生歓迎イベントがありました。

午前中は体育館でミニゲーム大会が行われ、多くの学生が参加していました。

午後は大学講堂でサークル紹介とビンゴ大会が行われました。

 

5月28日は後援会総会が行われ、保護者の方々が総会、進路相談、学科の懇談会に出席されました。

 

5月の心理学コラム:お口ミッフィー(担当:千葉陽子)

2022/5/30 >> 役に立つ!!心理学コラム

ミッフィー好きが高じて、ミッフィーのあれこれを探求するようになりました。ミッフィーの口は、いわずもがな「×」で描かれています。過去に、喋ってはいけない状態のことを「お口はミッフィーで!」と表現することが流行りました。口がバツ=喋ってはいけないという意味を持つのでした。「お口はチャックで!」と同意ですね。しかしながらよく調べてみると、この「×」として描かれていたものは、口だけではなく、「口+鼻」だったのです。確かに動物のウサギを見てみると、鼻と口が「×」に見えるような見えないような…。

さらに、ミッフィーのお父さんお母さんの口は「*」で、線が一つ加わります。これはなんと「シワ」の表現なんだそうです。大人の表現を線一つの「シワ」で表すあたりがクスッと笑えて、さらにミッフィーの世界の魅力に取りつかれるのでした。

「お口ミッフィー」の話とは少し離れますが、日本人が好きなキャラクターの特徴を皆さんご存知ですか?1000人を対象にした大規模調査(牟田,2014)によると、「可愛くて子供っぽい」キャラクター(多くは動物や人間の幼児)であることが示唆されています。また、形の比率が印象形成に影響を与えるということで、「縦横比」(全体および顔)からキャラクターの分析も行われています。それらの結果から、日本では上述した特徴が見られる細長くないキャラクターが好まれる一方、米英では比較的大人の特徴が見られる細長い人間キャラクターが好まれるようです。国によってキャラクターの好みの特徴が全く異なるんですね!!!!

この研究では、日本人が子供っぽいと思うキャラクター(17位/20位)・可愛いと思うキャラクター(12位/20位)・好きなキャラクター(11位/20位)にミッフィーがランクインしていました。もちろん、英米における好きなキャラクターについてはランク外でした。自分自身が感じているミッフィーへの印象と世間の印象にはギャップがあることもまた自分自身について考えるきっかけになり、ミッフィー沼にしばらくハマりそうです。

貴重なお口「O」なミッフィー

 

5月の学生委員通信:新体制へ

2022/5/30 >> 学生委員通信

こんにちは!学生委員長の4年岡島礼佳です。
もう少しで5月が終わってしまいますが、まだ5月なのに真夏のような暑さになってきたと思ったら土砂降りの雨に見舞われたり天候が不安定で体調を崩しがちになってしまいますね。
さて、学生委員の2022年の活動についてですが、去年はコロナ禍の影響で例年通りの大学祭が出来ず、12月に泉中央駅で代替イベントを行いましたので、今年こそ大学内で例年通りのココロミルがやりたいですね。
新年度に入り、新しい学生委員の選出が始まり時の流れを感じています。
私たちの学年はあまり学生委員としての活動をすることが出来ず、目立った活動は泉中央駅で行ったココロミルのみで、その他はひたすら大学のオープンキャンパスのお手伝いをやってきました。オープンキャンパスのお手伝いも将来同じ宮学生になるであろう後輩達とお話出来てとても楽しかったですが、学生委員企画の新入生歓迎会や打ち上げなどをやりたかったなというのが正直なところです。
今年こそはコロナ禍の中でも、できることを模索して楽しい大学生活になればと思います。

私事になりますが、4年生になって大学の授業がゼミの授業のみとなり、他のゼミの友人と会えなくなってしまったのが寂しいなと思う限りです。
これからもっと暖かくなってきて様々なイベント事が増えていくので、感染対策をしっかりとった上で大学生活最後の思い出を沢山作っていきたいですね。

5月のリレーエッセイ(木野ゼミ4年・粟野日奈子さん)

2022/5/17 >> 在学生によるリレーエッセイ

 皆さんこんにちは。木野ゼミ4年の粟野です。
 私の夢は演劇をお仕事にすることです。中学3年の頃から密かに思い続けてきました。昨年12月には、仙台舞台芸術フォーラム2011→2021「てんとせん」で大きな役をいただきました。準備期間の1ヶ月は、大学以外は稽古場でほとんど過ごし、舞台関係者とは家族よりも長い時間を共有し、何度も何度も同じシーンを繰り返して、時計の存在を忘れ知恵熱が出るほど、濃密な日々を過ごしました。そして本番では、すすり泣く声が観客席から聞こえ、また一つ物語をお客様と共有することができました。忘れられない、素敵な時間でした!

 私のこの夢は、出会ったすべての人に応援されるものではありませんでしたが、今もそしてこれからも演劇の道を進み続けようと思えるのは、成長を見守ってくれる人たちの存在と、ある方からの言葉でした。

 「夢と思っていると足を掬われる世界。タイムリミットを決めるくらいなら、やらないほうがいいと思う。追い続けるという考え方は“夢”でしかなく、私たちがやっていることは“仕事”であり、プロフェッショナルでなければならない。そうじゃなきゃ、やる意味はない。」

 12月の舞台で共演したある役者さんが、進路を決めかねていた私にかけてくださった言葉です。言葉通りに演劇と向き合う姿がとても説得力がありました。現在は「舞台千と千尋の神隠し」でアンサンブルとして全国をまわり、エンターテイメントを届けていらっしゃいます。

 自分のなりたい自分になるには覚悟が必要。それは、一歩引いていた自分を手放し、自分から関わる覚悟です。私の言葉が誰かの勇気になりますように!
 

舞台「てんとせん」