Archive for 2月, 2022

2月の心理行動科学科

2022/2/28 >> 今月の心理行動科学科

大学は1月末で授業終了しましたが、2月には補講、連講があります。
2月4日に一般入学試験が行われました。
2月25日に早期合格者の集いがオンラインで行われました。

3月6日(日)11::00~17:00にAER2階アトリウム・オフィスロビーにて、MG-Pスクエアを開催します。
1年生から4年生までの全ての在学生の中から希望者が自由に研究成果を展示発表します。ぜひお越しください。

2月の心理学コラム:「スピード感」って何?(担当:佐々木隆之)

2022/2/25 >> 役に立つ!!心理学コラム

音楽家がよく使う言葉の中に「スピード感」というのがあります.「この演奏はスピード感がある」とか「もう少しスピード感が欲しい」というのです.この感覚はテンポとか速さとは違うものですが,実際には何を指しているかよくわからないのです.音楽心理学の研究で,テンポやピッチ,調性,リズムなどはテーマとして扱われていますが,スピード感の概念をテーマとしている研究は見たことがありません.研究しようにも手がかりもなく,とっかかりになりそうな事例もなかったので,ずっともやもやしていました.
ところが数年前,コロナ社から出版した「聴覚の文法」という本の中に収録するCD用の音源を作成していた時のことです.江戸のはしご売りの売り声を収録することになりました(「聴覚の文法」p56).「はしご,はしご,はしご,はしご,はしご,はしごー」というはしご売りの声は,宮田章司さんという江戸の売り声を芸として都内の演芸場で披露している方の「江戸売り声百景」という本に紹介されていて(p119)の付録CDに収録されていますが,それをそのまま拝借するわけにはいかないので,当時のゼミ生でナレーションの訓練を受けていた学生に頼んで録音しました.録音した音源を聞いてみると,学生の声が明らかに遅く聞こえるのです.音声編集ソフトで音の波を並べて(重ねて)みると物理的なタイミングはまったく同じなのですが,聞こえの速さが違います.そのとき,こんなところに「スピード感」の例を見つけたと,妙にうれしくなりました.
このことは大変興味深いことで,将来きっと音楽認知心理学の研究テーマになるものと確信しています.研究するにはもう少し事例の積み重ねが必要なので,日々参考になることはないかとアンテナを張っています.
ちなみに,音を聴き比べてみたい人はご連絡ください.音声ファイルをお送りします.
今年も4年生は卒論を仕上げ,旅立ちの時を迎えます.みんな次のステージで活躍することを祈っています.

本文で紹介した「聴覚の文法」と「江戸売り声百景」

本文で紹介した「聴覚の文法」と「江戸売り声百景」

2月のリレーエッセイ(森ゼミ1年・加藤 杏さん)

2022/2/22 >> 在学生によるリレーエッセイ

寒さで炬燵との仲が深まる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

森ゼミ1年の加藤杏です。時の流れとは早いもので、趣味にアルバイトに大学での学び。
走り続けた大学生活1年目が終わり、2年目の足音がすぐそこまで迫ってきています。

「心身共に健康に」を目標に突き進んだ今年度。
時には膝を抱えつつも、自分の興味関心が学びと繋がることに心を躍らせた1年でした。
女性と人権や文化人類学を扱った講義、ココロサイコロで発表した研究の題材。
今までは自分の中だけで完結していた思考が学びと繋がり、広がっていく楽しさを感じました。

来年度も終わらぬ自粛や次々変わる新しい生活様式に、やきもきする日々が続くのだと思います。
自分を大切にしつつ、今できる最大出力をもって学びを深め、1年目から渡された課題とも向き合っていきたいです。

そして今年こそは北穂高に登頂したい。何かに行き詰まっていてもいなくても是非皆様登山を。山はいつでもそこにいます。

それでは。

【日程変更】第9回MG-Pスクエア(早期合格者へ連絡あり)

2022/2/16 >> その他

心理行動科学科の学生有志が、今年度取り組んできた様々な研究成果を発表するMG-Pスクエアの開催日程を変更いたします。

日時:3月6日(土)
場所:アエル2階アトリウム北側、アエル2階オフィスロビー
時間:11時~17時
※発表はパネル掲示形式で行うため、随時行っております。

>>早期合格者の皆様へ

入学前課題の選択肢の一つとして、MG-Pスクエアの参加を設定しておりました。
しかし、開催時期が変更になったことでMG-Pスクエアの参加という課題が課題提出に間に合わないため、
MG-Pスクエアの参加以外の内容で入学前課題に取り組んでいただければと思います。
ご対応お願いします。

入学前課題とは別に、参加可能な場合は足を運んでいただければと思います。