8月のリレーエッセイ(佐々木ゼミ4年佐々木こころさん)

2024/10/21 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは。佐々木ゼミ4年、佐々木こころです。

現在、夏休み真っ只中ですね。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
課題に追われている人、就活に勤しんでいる人、バイトや趣味に没頭している人など様々だと思います。私も心理学検定1級を取得するための勉強とバイトで忙しく毎日を過ごしています。夏休みが明けたら、卒業論文も更に気合を入れて取り組まなければいけないな、と考えることが多い毎日です。

皆さんは、忙しい時に息抜きとして何かするでしょうか。私は卒業後に東京の専門学校に進学し、1人暮らしをしたらやりたいこと・行きたい場所をリストアップすることを息抜きとしてよくやっています。今は忙しくても卒業したら楽しいことが待っていると考えると、もう少しだけ頑張ろうと思えます。皆さんも休憩時間に今やっていることが終わったら何をしたいか考えてみてください。忙しい時ほど息抜きを大切にしてくださいね。皆さんの課題や就活が早く終了することを祈っています。

 

まだまだ暑く、秋の気配が全く感じられない日が続いています。熱中症や季節の変わり目の体調の変化に気をつけてお過ごし下さい。

10月の心理学コラム:認知科学のススメ(担当:瀧澤純)

2024/10/15 >> 役に立つ!!心理学コラム

10月に行われた日本認知科学会第41回大会に参加しました!

 

認知科学とは、知覚、記憶、思考などの知的機能(=認知)を研究する学問です。認知心理学と比べると、認知科学は計算機科学や工学的アプローチの要素が強いという特色があります。

 

今回の大会で私が感じたのは、「認知科学は ①脳神経活動のような研究から、現場感の強い研究まで幅広い ②心理学と同じく統計的仮説検定も使うけど、結果を視覚的に伝えることを重視する ③発表中に冗談を言ったり研究の困りごとを公表したりする発表もある」ということです。

 

③に関して、とある発表の終盤に「この研究には、これだけの人が関わってくれました(大勢の共同研究者の顔写真が画面に表示され、会場が感動的な空気に包まれる)……でもこれらの研究ができたのもすべて私のおかげです!」という主旨の発言をした方がいて、会場は笑いに包まれていました。
研究では厳密さや成果が重要なのは当然ですが、研究者自身が感じる「おもしろさ」を大切にする姿勢や、自分の研究が途上であるという謙虚な姿勢があり、みなさん素敵でした。

 

今回の大会のページでは、発表の原稿を読むこともできます。認知科学を学んでみませんか。

日本認知科学会第41回大会ページはこちら

202410

9月の心理行動科学科

2024/9/30 >> 今月の心理行動科学科

秋の気配もいよいよ濃くなってきましたね。

9月9日から後期の授業が開始されました。

9月15日にオープンキャンパスが行われました。
友野先生による学科紹介や森先生による模擬授業「人に流されてしまうのはなぜ?」、実践研究報告「スポーツ観戦の心理学」などの企画を用意しました。

9月18日は宮城学院の創立記念日でした。
1886年の宮城女学校設立から137年です。ちなみに心理学の成立は1879年。宮城学院より7年だけ先輩です!笑

10月12・13日は大学祭が行われます。
心理行動科学科では学科の学びを活かした大好評企画「ココロミル」を今年も開催します。
ぜひお越しください!

模擬授業の様子

9月のリレーエッセイ(大橋ゼミ3年・髙橋菜桜)

2024/9/20 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!大橋ゼミ3年の髙橋菜桜です。夏休みが終わり後期が始まりました。皆さんはどうお過ごしでしょうか?

私は夏休みにインターンシップに初めて参加しました。前から気になっていた業界のインターンシップに参加し、そこでは企業がどのようなことに取り組んでいるのか説明を聞き、実際にその企業の仕事を体験することが出来ました。具体的には営業同行をし、お取引の挨拶回りを3社出向きました。これまで営業という職種のイメージが曖昧でしたが、実際に営業同行することで働くイメージができました。営業はやはりコミニケーションが大事である事を改めて認識ができ、一日中緊張しましたがとても勉強になり良い経験ができました。

また、就活以外では先日ディズニーランドに行きました。これまで訪れても混んでいて乗ることが出来なかった「美女と野獣」のアトラクションに初めて乗ることが出来ました。音楽やキャラクターたちの動きがリアルで、映画の中に入ったかのようなアトラクションであり子供から大人まで楽しめるアトラクションだと感じました。天気にも恵まれ今年の夏のいい思い出を作ることができました。

9月の心理学コラム:子どもが描いたパブリックアートの効果(担当:森康浩)

2024/9/17 >> 役に立つ!!心理学コラム

9月は多くの学会が行われるシーズンとなっています。今年は日本心理学会と日本社会心理学会で発表を行ってきました。今回は日本心理学で発表した内容を取り上げたいと思います。今年の日本心理学会は熊本で行われました。

札幌の安春川で行ったパブリックアートを用いたポイ捨てを抑制することを検討した研究の発表を行いました。日常的にパブリックアートは街の中にありますが、芸術という観点だけではなくて、さまざまな心理学的な特徴も持っています。パブリックアートがあることで人の往来が増えます。するとそこにいる人の多くの目がある状況が作られます。その結果、問題的な行動や防犯に効果があることが示されています。また、パブリックアートのような美しいものがあるとその場所の印象も良い印象になります。

このような効果があるので、今回、地域の方々と協働で、地域の小学生に絵を書いてもらい掲示することでポイ捨てを抑制する効果があるかを検討しました。その結果、パブリックアートを掲示するとポイ捨てが減るという結果が示されました。このように日常的にあるものが別の効果をもっているということもあります。パブリックアートを探してみてください。