8月の心理行動科学科

2024/9/3 >> 今月の心理行動科学科

日中はまだまだ暑いですが、朝夕は過ごしやすくなってきましたね。

大学は8月5日が前期の授業最終日でした。

8月7・8日には秋田市の秋田拠点センターALVE1階きらめき広場で、19日・20日には青森市の青森観光アスパム1階フォレステージで、31日9月1日には福島市のMAXふくしま3階催事スペースにて「miniココロサイコロ」を開催し、昨年度の1年次生が半年かけて取り組んだ研究成果をパネル展示形式で発表しました。

8月25日にはオープンキャンパスが開催されました。
心理行動科学科は友野先生による模擬授業や木野先生による学科紹介などの企画を用意しました。
高校生だけではなく保護者のみなさんも熱心に聴いてくださいました。

十五夜も近づいてまいりました。心穏やかに、秋のお月見を楽しんでくださいね。

オープンキャンパスの様子

 

8月の心理学コラム:映画『インサイド・ヘッド』(担当:木野和代)

2024/8/5 >> 役に立つ!!心理学コラム

8月1日にディズニー映画『インサイド・ヘッド2』が公開されましたね。

前作『インサイド・ヘッド』は11歳の少女ライリーの頭の中に5種類(5人)の感情がいて、この5人が司令部でライリーの行動を操っているという設定です。子ども向けのアニメかなと思っていたら、感情心理学の視点からも興味深い映画でした。
ライリーの頭の中にいる5人の感情は、感情心理学では基本感情にあたります。基本感情とは、文化普遍的・生得的と考えられている感情で、一般に喜び、悲しみ、怒り、恐れ、嫌悪、驚きの6種類が挙げられることが多いです。そして、各感情は環境に適応するための役割を持っていると考えられています。ネガティブな感情は厄介だなと思う方も多いと思いますが、これらにも意味があるのです。
ライリーの頭の中にいるヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカの5人も、彼女の頭の中でそれぞれの役割を果たしています。映画の中で、ヨロコビは、カナシミの役割を見出せずにいますが、二人でライリーの脳内を冒険するなかで、ライリーを守るには5人みんなが必要だと気づくのが見どころの一つだと思います。もう一つの見どころは、引っ越し直後のライリーが新しい環境への適応という課題に直面している状態であることではないでしょうか。だからこそこの5人の感情の役割がよく見えてくるように思います。まだご覧になっていない方は、ぜひ前作も観てみてください。

さて、今夏の続編はどうでしょう? 予告サイトをみていると、前作から少し成長したライリーの中に、新たな感情、それも自己意識がかかわるなど少し複雑な感情が登場しているようです。楽しみです!

 

7月の心理行動科学科

2024/7/31 >> 今月の心理行動科学科

いよいよ夏本番ですね。
毎日暑い日が続いていますが、夏バテなどしていませんか?

7月6日に卒論中間発表会を行いました。
4年生が学科学生と教員を前に、現在取り組んでいる卒論のテーマを発表しました。質問に答え、アドバイスを得て、さらに深く進めていくことができる貴重な場です。

7月19日には心理行動科学科主催全学生を対象としたキャリア支援講演会「女性警察職員のお仕事」を開催しました。
宮城県警察から2人のゲストをお招きして、女性警察官のやりがいや女性警察事務職員のやりがいについてご講演いただきました。

7月21日はオープンキャンパスが行われました。
心理行動科学科は学科紹介や模擬授業、入試対策講座、学生による実践活動報告などが行われました。
次回は8月25日(日)に開催します。ぜひお越しください!

卒論中間発表会の様子

 

7月のリレーエッセイ(森ゼミ1年・村上ゆい、村山千紗季)

2024/7/30 >> 在学生によるリレーエッセイ

入学からあっという間に3ヶ月経ち、前期のテストも無事終わりました。大学生活初めてのテストということもあり不安でしたがなんとか全て終わらせることができ、夏休みが始まりました!

5月から実践ゼミの活動も本格的に始まりました。
私たちが所属してる森先生の班では、4つのグループを作り、それぞれ研究するテーマを決め、それをどのように取り組んでいくか話し合っています。どのグループも意見を積極的に出し合って活発に動いています!
私たちのグループでは「映画」に関する研究をしていくことに決まり、試行錯誤しながらどう実験すればいいのか方法を考えています。
11月24日にアエルの2階で行われる「ココロサイコロ」で、研究成果を発表します。
その時に、私たちが頑張ってまとめた成果をお見せできるように、これからもみんなで頑張っていきたいと思います!

7月のコラム:復活!対面での募金活動(担当:友野隆成)

2024/7/19 >> 役に立つ!!心理学コラム

心理行動科学科には,1年生の必修科目に「心理学実践セミナー」という科目があります。この科目は,受講者を3つか4つの班に分け,それぞれの班で設定されたテーマについて,具体的な内容を議論し,実際にデータを取って分析し,あるいは作品を作成して,一般に向け発表するという非常にユニークなものです。

私がこれまでに担当した班では,2011年~2018年の間に,主に東日本大震災の被災地支援のための募金活動を,簡便な実験や調査ともに本学の大学祭において対面で行ってきました。その後コロナ禍でオンライン募金活動に切り替えたり,そもそも授業を担当しない年度があったりと,2018年までに実施してきた形態での募金活動は暫くやっておりませんでした。2024年になり,久々に授業を担当することになりましたので,対面での募金活動を復活させることにしました。

現在,友野班のメンバー23名で,今年1月に発災した能登半島地震の被災地支援のための募金活動を中心としてさまざまな企画を考案しております。10月12日(土)・13日(日)に開催される本学大学祭におきまして,ブースを設置して募金活動を行いますので,大学祭にお越しいただき,活動の趣旨にご賛同いただける皆さまには,ご寄付いただけましたら幸いです。

4チームに分かれて企画検討中です