12月の心理学コラム:オンライン募金(担当:友野隆成)
2020/12/15 >> 役に立つ!!心理学コラム
前回のコラムでは,オンライン学会の話を取り上げましたが,今回もオンライン関連の話です。
私が担当する実践セミナーの授業では,例年大学祭で東日本大震災の義援金募集活動を実際に行いながらデータ収集をしておりましたが,今年は新型コロナウイルス禍の影響でそれもままならない状況となっていました。そこで,受講生の皆さんとどうするか検討した結果,今回は「オンライン募金」に挑戦することに決定しました(ちなみに,「オンライン募金」を行うことを決めたのも,Zoomを用いた「オンライン授業」でのやり取りの中ででした。今年は多方面でオンライン色の強い1年となりました)。
前期中に「オンライン授業」で今年度どのようにしていくのかを検討した結果,東日本大震災の義援金に加えて,新型コロナウイルス禍で困難な状況に立たされている医療従事者やライブハウス支援のための募金活動を,オンライン募金サイトを用いて行うことにしました(その他,学内の一角で不要になった衣服を支援物資として非対面で収集し,発展途上国などに寄付するという活動も併せて行いました)。10月下旬から約3週間のオンライン募金活動でしたが,これまで行ってきた対面での募金活動とは勝手が異なり,顔の見えない状況で中々思ったように募金を集めることができませんでした。しかし,人数は少なかったものの全国各地からたくさん寄付していただけました。
我々の活動にご賛同いただき,寄付してくださった全ての方々にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。来年度はどうなるかわかりませんが,今回の経験を今後に繋げていきたいと考えております。

オンライン募金サイトで作成した画面
11月の心理行動科学科
2020/11/30 >> 今月の心理行動科学科
11月21日(土)学校推薦型選抜の試験が行われました。
11月23日(月)勤労感謝の日、仙台駅前アエル2階アトリウムにおいて「ココロサイコロ2020」が開催されました。学科の1年生が3班に分かれ、半年間取り組んできた研究をパネル発表しました。
今回のテーマは「駅利用行動から地域の心理を探る」・「人助けの心理学」・「オンラインでのやりとりを科学する」でした。
足を止めた方にパネルの説明をし、質問に答えていました。この経験がこれからの学びに活きていくことでしょう。
11月27日(金)には東北少年院院長と法務教官においでいただき、犯罪・非行関連の講演会が行われました。
12月5日(土)にはオープンキャンパスが開催されます。大学ホームページよりお申し込みください。ご参加お待ちしております。
11月のリレーエッセイ(森ゼミ2年 熊谷未悠)
2020/11/28 >> 在学生によるリレーエッセイ
こんにちは。森ゼミ2年の熊谷未悠です。
2020年もあと少し、冷気が深まり一段と寒さを感じる今日このごろ、皆さん御元気にお過ごしでしょうか。今年は、前期がリモート授業だったため実感が湧きませんでしたが、気付いたらあっという間に後期も後半になってしまいました。時の経過は早いものです…
さて、私たち2年森ゼミは後期に入り38人となった新体制で、2021年2月20日にAER仙台で行われる、MG-Pスクエアに向けて研究を行っています。6つの班が「影響力の武器 戦力編」という本を元に、それぞれお題を決めて研究している最中です。この本は、人間関係において”大きな結果”をもたらす、”小さな工夫”について着目しており、日常で活かせる心理学の知恵を得ることができます。知っているだけで賢くなれそうですよね!少し興味が湧きませんか?!ちなみに、私の所属している班は「先延ばし」について研究しています。学校の課題など、ついつい先延ばしてしまう事って結構ありますよね…
研究内容については実験や調査の真最中のため、詳しくお話しすることができないので、ご興味をお持ちの方は、是非当日会場に足をお運びください。お待ちしております!
これからも新型コロナウイルスの感染対策を徹底し、元気に過ごしましょう!
11月の心理学コラム:新型コロナウイルスCOVID-19とヒューマンエラー(担当:大橋智樹)
2020/11/27 >> 役に立つ!!心理学コラム
この1年、世界を支配したCOVID-19は、私の専門であるは産業におけるヒューマンエラーの防止ととてもよく似ています。今回は、そのお話をしましょう。
両者がよく似ているのは、「何もしなければ起こらない/かからない」という“完璧な対策がある”という点です。ヒューマンエラーは何らかの業務や作業があって初めて発生するので、現場が止まっていれば基本的には起こりません。COVID-19への感染も、一人家にじっと閉じこもって人との接触を避けていればかかりません。
でも、ヒューマンエラーを起こしたくないからと現場を止めていたら、そこには何も生まれません。もちろんお金も入ってきません。COVID-19への感染を恐れて家に閉じこもっていても同じです。人とのコミュニケーションや、現地に自分で足を運ぶことによって生まれるリモートでは得難い貴重な経験はできません。ですから、“完璧な対策”は選択肢になり得ないので、どちらも一定のリスクを受け入れながら活動していくという選択肢しか残らないのです。
実はこのような、アクセルとブレーキを同時に踏むようなことは、ヒューマンエラーや感染症以外でも起こっています。たとえば、車や列車、飛行機を利用することも一定の事故のリスクを受け入れることですし、進学や結婚といった人生の選択でも同じです。社会にも人生にも、あらゆる人間の活動にリスクはつきものなのです。
大学は、そういった問題をきちんと捉えて、後悔の少ない選択ができるようになるための力を身につける場です。文系学問に位置づけられながら理系的要素を多分にもつ心理学は、そういった力を身につけるためにうってつけな学問だと思います。ぜひ、一緒に心理学を学びましょう!
10月の心理行動科学科
2020/10/30 >> 今月の心理行動科学科
10月1日から3年生の学科就職支援「Pナビ!」が始まりました。
セミナーや面談を通して就職活動の不安を解消し、前向きに活動できるよう支援しています。
その成果は、4年連続の就職率100%として表れています。
10月4日は総合型選抜一次試験が行われました。
10月10日は大学祭でした。今年は在学生・教職員のみが参加できる学内開催となりました。
心理行動科学科は学科の学びを活かした企画「ココロミル」を毎年開催していましたが、今年は参加を見合わせました。
10月21日には今年度中止となった心理学検定に代わる試験を学内で実施しました。
試験に先立ち、10月8日に学科で対策講座を開きました。
10月24日は総合型選抜二次試験が行われました。
10月30日には1年生と3年生全員が論理文章能力検定を受けました。