9月のリレーエッセイ(大橋ゼミ3年 花坂桃世さん)

2019/9/24 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは。おおはしゼミ3年の花坂です。
夏休みに2日間の日程で人と現場部の研修で防災未来センターと祈りの杜福知山線列車事故現場に行きました。
人と防災未来センターでは、震災後の展示に興味を持ちゆっくり見ることができました。仮設住宅に関する展示では、東日本大震災と似た点を見つけることができました。壁が薄く隣の生活音が聞こえる、何度目かの抽選でやっと入居できたが、コミュニティが壊れてしまった等、東日本大震災でもなお解決していない問題が多くあることに気づきました。減災、防災が叫ばれる地震大国ではありますが、災害が起きた後に問題になることにも目を向けることも大切なのではないかと考えました。
祈りの杜では、JR西日本の方から当時のお話を聞くことができました。事前にインターネット等で情報を集めていましたが、企業側の話はなく貴重な機会を与えていただいたと感じています。「会社のバッチは誇りだったが、付けられなくなった」という人もいたと聞き、誰か一人の責任ではなく組織として背負うべき出来事だと考えられておられるのだなと思いました。
この夏休みで一番の遠出であり、一番実りの多い2日間でした。遠く他人事だったことがとても近くに感じました。また現場部に参加したいと思います。
参考:http://www.mgu.ac.jp/~shinri/?p=6737

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