8月の心理行動科学科
2025/8/31 >> 今月の心理行動科学科
大学の夏休みも後半に入りました。
8月の心理行動科学科では、連続講義の実施や、学外での企画が多数行われました。
8月8日は「高校生のための心理学講座」を東北学院大学五橋キャンパスにて開催しました(共催:公益社団法人日本心理学会)。この企画は、東北学院大学、東北福祉大学と宮城学院女子大学の3大学が合同にて開催し、当日は約180名もの方々にご来場いただきました。来年も開催予定ですので、今回来れなかった方はぜひ来年お越しください。
8月上旬から順次東北各地にて、「miniココロサイコロ2025」を開催しました。昨年度の1年次生が半年かけて取り組んだ研究をパネル展示形式で発表しました。各県の高校生や一般の方々に研究成果を伝える貴重な機会となりました。
〈実施概要〉
- 山形県(霞城セントラル1階アトリウム):8月6日・7日実施、木野ゼミ「鉄道利用者の心を科学する」
- 秋田県(秋田拠点センターALVE1階):8月8日・9日実施、森ゼミ「エンターテイメントを科学する」
- 青森県(青森観光物産館アスパム1階):8月18日・19日実施、大橋ゼミ「街の安全・安心を心理学する」
- 福島(ダイユーエイトMAX福島店1階):8月19日・20日実施、友野ゼミ「義援金を寄付する心理returns」
8月23日には今年度3回目となるオープンキャンパスが開催されました。今回のオープンキャンパスでは友野先生による模擬授業や、入試ガイダンス、森先生と浅野先生による学科紹介などの企画を用意しました。高校生だけではなく保護者のみなさんも熱心に聴いてくださいました。次回は9月13日(土)に開催します。ぜひお越しください。
8月27日・28日の2日間にわたり、兵庫県にて「現場部」を実施しました。現場部とは、社会のさまざまな“現場”を実際に見に行き(=実見)、それを日々の心理学の学修や就職活動に役立てようという企画です。
今回のテーマは「阪神淡路大震災・福知山線脱線事故から学ぶ」です。神戸市にある阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」と、尼崎市の福知山線脱線事故現場「祈りの杜」に足を運び、学んできました。「人と防災未来センター」では、1995年1月に発生した阪神・淡路大震災でどのような被害が発生したか、防災や減災についての知恵や知識がわかりやすく発信されており、災害について学ぶことができました。「祈りの杜」では、2005年4月に起こった福知山線脱線事故について、事故や救助の痕跡を目の当たりにしました。そのような悲惨な事故を起こさないために心理学は何をしたらよいかを学び、考えるきっかけとなりました。今後も様々な場所において、「現場部」を実施していく予定です。
9月も残暑がまだまだ続く予報です。熱中症に気を付けてお過ごしください。

8月オープンキャンパスの様子
miniココロサイコロin福島
2025/8/15 >> 役に立つ!!心理学コラム
心理行動科学科では,毎年夏休みを利用して,「miniココロサイコロin○○(○○内は,実際に行く県名が入ります)」を開催しています。
このイベントでは,本学科2年生の有志が,宮城県を除く東北5県のいずれかに出向き,前年11月に開催されたココロサイコロ で発表された内容の一部を発表します。
2025年度は,青森・秋田・山形・福島の4県で標記イベントが開催されました。私が担当した班では,福島駅の近くにあるダイユーエイトマックス福島様から場所をお借りし,8月19日(火)・20日(水)の2日間で開催してきました。
今回は,能登半島地震の被災地支援,東日本大震災の被災地支援,そして児童労働問題の解決支援をサブテーマに,どのような募金活動が有効なのか簡便な実験や調査を行い検証した結果を発表しました。会場が1階食料品売り場近くのエスカレーター前のスペースだったことから,多くの方々の目に留まり,なかには40分くらい熱心に話を聴いてくださった方もおられました。東日本大震災関連の内容もあったことから,現在進行形で被災地支援に従事されている方に話を聴いていただけ,発災後15年近く経過した現在でも「震災は終わっていない」ということを発表した学生たちも実感していたようでした(会場をご提供いただいたマックス福島の関係者の皆様,発表を聴いていただいた皆様に感謝申し上げます)。
このように,本学科のスクールモットーである「心理学は机の上だけでは学べない」に則って,学生たちは日々さまざまな実践経験を積んでいます!

発表の様子
7月の心理行動科学科
2025/7/31 >> 今月の心理行動科学科
猛暑日が続いていますが、夏バテなどしていませんか?
今月の心理行動科学科は多様なセミナーを開催しました。
7月2日(水)には心理行動科学科のキャリア支援企画・Pナビにて、「先輩に学ぶ」セミナーを開催しました。本学科の4年生、3名に登壇いただき、どのように就活を勧めたか、企業を選ぶポイントなどを自身の就活経験をもとにお話しいただきました。
7月9日(水)には、同じくPナビにて「企業に聞く」セミナーを開催し、株式会社ヒロセさん、株式会社ユーメディアさんにお越しいただきました。企業側から見た就活アドバイスや面接のコツなどのお話をいただきました。
7月11日(金)に、キャリア支援講演会「宮城県心理職のお仕事」を開催しました。宮城県中央児童相談所から2人のゲストをお招きして、県庁職員のやりがいや、児童相談所の取り組みについてご講演いただきました。参加した学生からは熱心な質問も飛び交いました。
7月5日(土)に卒論中間発表会を行いました。現在4年生が進めている卒業研究のテーマを本学科の学生と教員にむけて発表しました。質疑応答やアドバイスを通して、今後の研究に活かしていくことができる貴重な場です。
7月14日(月)には、キャリア支援講演会「心理学を現場で活かす~言語聴覚士~」を開催しました。言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist:ST)とは、言葉によるコミュニケーションに困難がある方に対して援助を行う専門職です。講演会には、仙台青葉学院短期大学から鈴木將太先生をお招きして講演を行いました。また、本学科OGの鈴木さんからもオンラインでお話いただきました。
7月19日(土)には1年生前期必修科目である「音楽の世界」の発表会が大学講堂にて行われました。
7月27日(日)はオープンキャンパスが行われました。午前の部、午後の部の2部制で実施し、学科紹介や模擬授業、入試対策講座、学生による実践活動報告の他、個別相談を行いました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
次回は8月23日(土)に開催します。ぜひお越しください!
7月28日(月)には、キャリア支援企画(5)「シリーズ:心理学を現場で活かす~家庭裁判所調査官~」を開催しました。家庭裁判所調査官とは、心理学を活用できる専門職(国家公務員)です。仙台家庭裁判所 主任家庭裁判所調査官である、松本祐里氏を講師にお招きして、「家庭裁判所における調査官の役割」についてお話しいただきました。
8月も暑い日が続きますが、熱中症に気を付けて夏を乗り切りましょう!

卒論中間発表会の様子
7月の心理学コラム:犯罪心理学ゼミ生における社会貢献活動(担当:浅野晴哉)
2025/7/14 >> 役に立つ!!心理学コラム
本年3月、犯罪心理学ゼミ1期生が卒業いたしました。第1期生は、「問題行動」「非行」、「闇バイト」、「犯罪被害者等支援」に関する卒業研究に邁進いただき、現ゼミ生への良き刺激となりました。そこで、今回は本ゼミ生による社会貢献活動を御紹介します。
本年6月2日、宮城県警察が仙台大学において開催した講演において、第1期生の卒業研究にて作成した犯罪被害者等支援に関する教材を活用いただきました。教材名は、「命の大切さを学ぶ教室」です。直接学生が犯罪被害者の方の心理に配慮した面接により作成し、聴講者の「自己肯定感」「生きる意思」などが統計的に高くなるなど命を大切にする効果が実証された教材です。なお、この講演会には本教材作成者の第1期生(2024年度卒)が参加し、県警の方と共に、犯罪が生む影響の大きさを知ってほしいと受講学生へ強く訴えました。
同月17日、宮城県警察が宮城県庁1階ロビーで開催した犯罪被害者等支援広報啓発活動において、現ゼミ生が、司会・進行、交通事故遺族の手記の朗読、県民の方のご案内など、幅広く活動し、同イベントを支えました。交通事故により息子さんを喪失なされたお母さまの手記をゼミ生が朗読すると、聴講なさった県民の方の中には目に涙を浮かべていらっしゃる方もおられ、犯罪が与える影響そして今この場で生きていることの素晴らしさを伝えるものとなりました。
これらの活動は、「心の健康に関する教育及び情報提供」(公認心理師法第2条)及び「臨床心理的地域援助」(臨床心理士資格審査規定第11条)と考えられます。つまり、犯罪被害者等の方々の御協力から作成した教材により、その心情をお伝えすることで、犯罪被害者等支援の促進及び自他の命の大切さを振り返る機会になるためです。
さて、現ゼミ生は、10月に開催される本学学園祭において、「命の大切さを学ぶ教室」を開催することを検討しております。学外の方も聴講可能になります。ぜひ犯罪被害者等支援及び命について共に考えてみる機会にいたしましょう。
上記詳細については、本学社会連携課HP
https://news.mgu.ac.jp/support/news/3388.html
https://news.mgu.ac.jp/support/news/3395.html
及び読売新聞6月21日及び同新聞7月1日朝刊に掲載されております。
それでは、またこのコラムでお会いできることを楽しみにしております。
- 6月2日の開催状況
- 6月17日の開催状況
6月の心理行動科学科
2025/6/30 >> 今月の心理行動科学科

学科リーフレット2025
6月は湿度と気温の高い日が続きましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
上半期があっという間に終わりました。この時期の4年生の皆さんは、7月5日に開催予定の「卒業論文中間発表会」に向けて着々と研究や調査を進めています。
そして、今月から学科紹介リーフレットが新しくなりました!
撮影日は天気にも恵まれ、大学の中庭にて撮影することが出来ました。写真は撮影の様子です。まるでドラマのオープニングのような雰囲気です。
ぜひ実物の学科リーフレットはオープンキャンパスなどでご覧ください。
6月2日(月)に仙台大学にて「命の大切さを学ぶ教室」を宮城県警察本部主催のもと開催いたしました。
本企画は、宮城県警察本部と犯罪心理学・浅野先生、そして浅野先生のゼミをこの春卒業した学生により企画実施されました。教材には「京都アニメーション放火殺人事件」にて犯罪被害にあわれた方へのインタビューなどをまとめた卒業研究が活用されました。多くの報道機関の方にもご来場いただき、反響を呼びました。
6月22日(日)には今年度初のオープンキャンパスが行われました。
学科紹介は大橋先生と浅野先生からご説明させていただきました。学科紹介のあとは、年内に実施する入試の「合格を勝ち取るための総合型選抜・学校推薦型選抜入試対策講座」を行いました。模擬授業では、木野先生による「心理学で学ぶ感情のコントロール」と、瀧澤先生による「心理学と認知科学からみた他者理解」を行いました。さらに、小ホールでは在学生による実践研究報告や個別相談などの企画を用意しました。ご来場者いただいた皆様に、より本学科を知って頂けたら嬉しいです。次回のオープンキャンパスは7月27日(日)に開催します。ご来場お待ちしております。
下半期がいよいよスタートしますが、熱中症に気を付けてお過ごしください。