“現場部”とは

心理行動科学科のモットー「心理学は、机の上だけでは学べない」を象徴とする活動の一つです。
社会のさまざまな“現場”を実際に見に行き(=実見)、それを日々の心理学の学修や就職活動に役立てようというものです。しゃれたネーミングではなく、敢えて女子大生らしくない「現場部」と名づけました。

活動実績

●仙台矯正管区(刑務所、少年院を管轄する組織)(仙台市)
2014年6月24日(火)
2016年8月29日(月)
2018年8月24日(金)
2019年9月6日(金)
東北少年院、青葉女子学園(女子少年院)、仙台少年鑑別所を見学し、少年犯罪の現状を理解しました。また、心理学をダイレクトに活かせる仕事として法務教官や心理技官の業務についても学びました。

●マリンピア松島水族館(松島町)
2014年9月18日(木)
バックヤードを含めた水族館の見学を行い、水族館経営にとって入場料収入以外の収入の重要性を学びました。また、東日本大震災による津波で大きな被害を受けながら2011年4月末には再開できたノウハウについてお話を伺いました。

●宮城県警察科学捜査研究所(利府町)
2015年8月20日(木)
犯罪捜査の現場でどのように心理学が活用されているかについて、理解を深めました。法医・化学・工学・文書という科捜研の4分野の業務内容についても網羅的に説明いただき、実際に施設を見学することで、幅広く、リアリティを持って、犯罪捜査の現状を垣間見ることができました。

●宇宙航空開発機構(JAXA)筑波宇宙センター(茨城県つくば市)
2015年8月27日(木)・28日(金)
日本経営工学会の夏季セミナーとの合同開催で、宇宙飛行士・野口聡一さんのお話を伺うことができました。また、参加していた他大学の学生さん達と共に、未来の惑星移住についての課題に取り組み、グループごとにその成果を発表しました。

●新日鐵住金鹿島人材育成センター(茨城県鹿島市)
2017年8月21日(月)~23日(水)
人類働態学会の夏季セミナーとの合同開催で、重金属会社の危険体験研修を受講しました。“安全に”危険を体験することで、事故を防止しようとする取り組みについて、参加していた他大学の学生さん達と共にディスカッションを行い、その成果を発表しました。

●東北電力(株)女川原子力発電所(女川町)
2017年2月27日(月)
女川原子力発電所と女川原子力PRセンターを見学し、電気の作られる仕組み、その中における原子力発電の位置づけやメリット・デメリットについての理解を深めました。発電所見学では、ビル10階の高さに相当する標高29mの高さの防潮堤や原子炉建屋の中も見学しました。帰りがけに、震災後の女川の現状も見ました。

●阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫県神戸市)
2019年9月3日(火)
1995年1月の阪神・淡路大震災で起こったことや、子どもたちに伝えなければならないことを展示されている施設です。東日本大震災と阪神・淡路大震災との比較も展示されていました。防災や減災についての知恵や知識がわかりやすく発信されており、災害について学ぶことができました。

●福知山線脱線事故現場 祈りの杜(兵庫県尼崎市)
2019年9月4日(水)
2005年4月に起こった福知山線脱線事故について、犠牲者の慰霊・鎮魂の場として、将来にわたり事故の痕跡を保存する施設として、JR西日本が整備した施設です。事故や救助の痕跡を目の当たりにし、そのような悲惨な事故を起こさないために心理学は何をしたらよいか、学びました。

●東北電力(株)女川原子力発電所(女川町)
2021年2月22日(月)
(公財)東北電業会の電力施設見学会において、女川原子力発電所と女川原子力PRセンターを見学し、原子力発電の仕組みや万一の事故のリスクについて理解を深めました。発電所内では間近で見た標高29mの防潮堤は迫力がありました。また、シーパルピア女川も見学し、女川の復興の現状について理解を深めました。

●仙台家庭裁判所(仙台市)
2021年10月18日(月)
2023年8月3日(木)
家庭裁判所は少年事件と家事事件を扱う裁判所です。これらの事件について調査を行う家庭裁判所調査官の方に、その仕事についてお話を伺い、心理学を活かした専門職の一つについての理解を深めました。また、家庭裁判所内の施設も見学し、一人一人を尊重する姿勢とプライバシー保護への配慮を、空間配置からも深く学ぶことができました。

●仙台地方裁判所(仙台市)
2023年8月3日(木)
裁判所職員の方のご案内により裁判員裁判の傍聴、および、空き法廷の見学をさせていただきました。被害者、加害者の心理のみならず裁判員を含めた裁判を構成する関係者の心理について深く知ることができました。