7月の心理行動科学科

2017/8/1 >> 今月の心理行動科学科

7/7は言語聴覚士として働いている心理行動科学科卒業生と、仙台医療福祉専門学校の須賀川先生に、言語聴覚士の仕事について話をしていただきました。

7/8、卒論中間発表会。4年生が学科学生と教員を前に、現在取り組んでいる卒論のテーマを発表しました。質問に答え、アドバイスを得て、さらに深く研究を進めていくことができる貴重な場です。

7/18「少年犯罪への対応についての講演会」と題して東北少年院院長と仙台少年鑑別所所長のお二人に話をしていただきました。

7/30は夏のオープンキャンパスが開かれました。心理行動科学科は佐々木先生の「音楽の中の錯覚」、工藤先生の「目標設定とやる気」の模擬授業と、学生による実践活動報告「仙台市地下鉄をより快適に―利用者マナーを通して―」が行われました。学科懇談会場では、心の動揺を読み取る心スキャナー、鏡を見ながら画を書く鏡映描写器を用意しました。小ホールでも学科紹介のパネルを展示し、在学生が質問に答えました。たくさんの皆様においでいただきありがとうございました。
次回9/30のオープンキャンパスもお楽しみに。

7月の心理学コラム「ポップコーン作りの話」(担当:工藤敏巳)

2017/7/30 >> 役に立つ!!心理学コラム

先日、卒論の中間発表会がありました。7月8日です。先生方の鋭い指摘に学生たちはタジタジでしたね。いい経験です.発表会の最後に教員が講評を述べる時間が設けられていて、私、結構場違いなことを言ってしまったようです。バームクーヘン作りの話をしてしまったのです。作り方、ご存知ですか?

生地をローラーに垂らして焼き上げていく工程を何度も繰り返すことで,何層にも重なった美味しいバームクーヘンが焼きあがるのです.

この映像をYouTubeで見ていた時,学生指導も結局これと同じではないかと.

教授すべき内容を完璧に伝えても100%吸収してくれるわけでもなく,吸収しきれなかった部分は,吸収できるまで何度も同じことを言い続ける.そして,学生は成長していく.4年生には「先生らしいわ」と慰めの言葉をいただきました.

 

そんな話を2年生に話したところ,ある学生が「ポップコーン作りも面白いですよ」と言うのです.フライパンを熱してもすぐにパンパン弾けるわけでもなく,ある一定の温度に達した時,フライパン中のコーンがパンパン弾ける.「努力」と「結果」もそれと同じではないかと.努力してもすぐに結果が出るわけでもなく,ある一定の臨界点に達した時,ちょうど水が0度で凍るときと同じように,いきなり成果として表れると言うのです.確かに,成果を残せない人間はすぐに成果が出ないからと言って投げ出してしまう.成果を上げる人間はしつこく努力を積み重ねる.

さらに学生はこう続けます.「先生,弾けないコーンもありますよね?」確かに弾けないコーンもありますね.花の種に水や肥料を同じように与えても,綺麗な花を咲かせる種もあるし,花をつけない種もあります.それと同じように,コーンにも「自主性」,「自発性」と言う力がないと成果を上げられないのかもしれません.

 

今回は科学と言うよりコーチングの話でした.

 

キャリア支援企画(3)「少年犯罪への対応についての講演会」を開催しました

2017/7/30 >> イベント報告

7月18日(火)の3校時に,「少年犯罪への対応についての講演会」を行いました。
講師には、小林万洋 先生(仙台少年鑑別所所長)、小野和典 先生(東北少年院院長)をお招きし、少年犯罪の現状や、少年鑑別所と少年院のそれぞれの役割、心理技官の方や法務教官の方が少年たちとどのように関わっていらっしゃるのかなどのお話をうかがいました。
詳細はこちらからご覧ください。
(木野記)

7月のリレーエッセイ(森ゼミ1年 久保田真咲さん)

2017/7/24 >> 在学生によるリレーエッセイ

緊張した入学式から早くも4カ月。大学にも慣れ、毎日がとても充実しています。

心理行動科学科では、一年生歓迎会に全員で参加したり、打ち上げを楽しむ中で交流も深まってきました。

心理学はもちろん、音楽で歌の発表会の練習をしたり、体育でブルゾンちえみを踊ったり…授業がどれも和やかなムードなのは、学科の仲の良さが作り上げているのかな~と思う今日この頃です。

さて、心理行動科学科では1年次から実践ゼミに所属し、自ら行動する力を伸ばすことが出来ます。私が所属している森先生の実践ゼミでは、何を調査するか意見を出し合い以下のものが上がりました。

・アーティストによるライブ・コンサートの特徴

・地域によって異なる祭りの出店

・アーケード街を中心とした仙台のゴミ事情

・Youは何しに仙台へ?

このように、自分たちの興味深いテーマを設定できることにより、意欲的に活動することができています。グループワークの自主的に進める行為に、まだまだ戸惑いや不安もありますが、それさえも楽しみながら企画を進めていきたいと思っています。

11月にアエル2階のアトリウムで、私たちが今、実践ゼミで取り組んでいることの成果を発表するココロサイコロがあります。

それまでに、どんな形に作り上げることが出来るのかワクワクしています。

11月23日、アエルで行われるココロサイコロへのご来場をお待ちしております!

音楽の世界での合唱発表前の様子

2017年度「卒業論文中間発表会」を行いました。

2017/7/14 >> イベント報告

7月8日(土)に,2017年度心理行動科学科卒業論文中間発表会を行いました。

卒論中間発表会は,4年生が取り組んでいる卒業研究の計画・経過を報告する会です。
4年生と3年生は,それぞれゼミ活動の一環として全員が参加します。
2年生の希望者も参加することができ,感想レポートの提出により「心理行動実践研修B」のポイントが獲得できます。

4年生はグループ毎に,それぞれの研究テーマと進捗状況を報告しました。
各発表に対する質疑応答では,4年生と3年生からクリティカルな質問が飛び交いました。また,今回は教員からのアドバイスも多数寄せられました。当日は気温30度を超えるとても暑い日でしたが,それに負けない熱い議論ができたのではないかと思います。

卒業論文提出まであと約半年,長いようで短く,短いようで長いです。4年生の皆さんは,夏休みに入る前に自分たちのグループの課題を再確認し,中間発表会で高まった研究活動への気運を停滞させないように引き続き頑張ってくださいね。

(友野隆成記)