5月の心理学コラム(担当:大橋智樹)
2011/5/10 >> 役に立つ!!心理学コラム
大震災を経験して
あの日、私は福島県の浜通りにいました。原子力発電所の保修作業をおこなう会社の安全大会で講演をするためです。14:20に常磐線富岡駅で降り、迎えの車で会場に移動して控室に入ったところでした。講演は14:50から開始する予定でした。
そろそろ講演会場に移動しようかと思った時、震度6強の揺れが襲ってきました。長くて、激しくて、そしてひたすら長い、そんな揺れでした。富岡駅は私が降りた1時間後に津波にのまれ、次の列車は少し手前の駅でぐにゃりと折れ曲がりました。まさに九死に一生を得る、そういうタイミングでの被災でした。
その後、今日までずっと、いろんな事を考えさせられてきました。中でも、研究者として築き上げてきた考え方や生き方を、根こそぎさらわれたかのような喪失感との戦いはなかなか壮絶でした。もちろん、3ヶ月が経とうとしている今でも、それらを取り戻すには至っていません。まだまだ戦いは続きそうです。
しかし、研究者にとって最も大切なことは、物事をどれだけ多面的にとらえられるか、だ。私はそう考えていますから、つちかったものを失うつらさよりも、これを機に新たに何かが自分の中に芽生えることに期待しています。
東北の地が、いつの日にか、新たな芽吹きとともに震災からの復興を遂げますことを。大学も、学科も、そして私たち教員も、被災地域の一員としての責務を果たしていきます。
2月のリレーエッセイ(友野ゼミ2年:伊藤眞衣子さん)
2011/2/27 >> 在学生によるリレーエッセイ
こんにちは☆2月のエッセイを担当します、友野ゼミ2年の伊藤眞衣子です♪
立春を迎え暦の上では春ですが、まだまだ寒いですね><
皆様は体調など崩していませんか??
学期末試験や学科のイベントも終わり、大学ではながーい春休みです。
大学だいすき!な私にとっては新学期が早くも待ち遠しいです;
では、そんな私が大学でやっていることをちょっぴり紹介します*
私の所属する友野ゼミは「パーソナリティ心理学」をメインとしています。
横文字になると難しく聞こえてしまいますが、例えば「あの人は性格に問題が…」「自分の性格が嫌い…」というような、私達が普段感じたことのあるような、性格に関する疑問や関心にメスをいれていこう!というものなのです☆
担当の友野先生は、熱意をもった学生には必ず適切なレスポンスを返し、いつでも丁寧に学びのサポートをして下さります♪何よりとーっても優しいです☆
早く仲間達と先生方に会いたいよー!そんな伊藤でした♪
自宅の方にはまだ雪がつもっている(2月14日現在)ので、うさだるまをつくりました♪画像はわが家の庭の1コマです☆
2月の心理学コラム(担当:工藤敏巳)
2011/2/27 >> 役に立つ!!心理学コラム
「負けの代表」
9月のコラムではアジア大会ソフトテニス競技でのサポート活動について書きました。今回は競技戦績を報告したいと思います。女子は団体戦・個人戦ダブルスで金メダル、個人戦ダブルスで銅メダルを獲得しました。男子については団体戦が銀メダルで惜しくも金に届きませんでした。個人戦ダブルスでは銅メダル2つ、個人戦シングルスでは銅メダルを獲得しました。
女子団体戦で金メダル!!
男子団体戦ではあと1点取れば金メダルという状況で、国際的なメジャー大会が初めてとなる中本選手(大学3年)がシングルスに登場し、マッチポイントを4本握っていながらも最後の1点が取れず、逆転負けを喫してしまいました。結局、銀メダルでした。応援に駆けつけてくれていた福井烈氏(元プロテニスプレイヤー、JOC理事)からは「この1点を取るために何年も努力しなければならない」と厳しいコメントをいただきました。また、翌日ベンチを訪れた市原則之団長や橋本聖子氏(冬季アジア大会団長)からは労をねぎらう言葉をいただきました。
周囲の方は銀メダルの獲得は素晴らしいと思われるかもしれませんね。しかし、選手にとって銀メダルは所謂「負けの代表」ですから、過去に経験したことのない悔しさを味わったことでしょう。選手が世界のトップに達していく過程で全く負けないで成長することは考えられません。幾度かの負けを繰り返し、頂点に達していくのです。そう考えると、今回の惜敗は金メダル獲得に向けて最高のモチベーションで始動できる最良の機会だったに違いありません。
1月のリレーエッセイ(高田ゼミ3年:高橋侑子さん)
2011/1/27 >> 在学生によるリレーエッセイ
新年明けましておめでとうございます。
1月のエッセイを担当します、高田ゼミ3年高橋とゆかいな仲間たちです。
年も明け、就職活動が本格化してきました。
これからは卒論もあるので、忙しい一年になると思うと憂鬱です(´・ゝ・)
暗い話になってしまったので明るい話をしましょう。
去年の忘年会なのですが、レアな高田先生が見られましたよ!
料理で殻つきの貝が出て、みんな悪戦苦闘しながら食べていました。
その中でも、高田先生は一番頑張っていました。
爪楊枝を使って食べるのですが、一個の貝に対して2~3本のところ、先生は5本位使っていました。(…先生可愛いね^н^b)
みんないい感じに酔っていて楽しかったですw
各学年、忙しさはそれぞれあると思いますが、学校生活楽しんでいきましょう!
1月の心理学コラム(担当:佐々木隆之)
2011/1/27 >> 役に立つ!!心理学コラム
写真うつりの話
写真うつりが悪いと思っている人は多く、女子のほとんどがそう思っていると言ってもいいでしょう。うまく撮れたと思って見せると、「私こんなんじゃなーい」と言われたりします。他人から見ると普通に見えるのにどうして本人はそう思わないのでしょう。
そこにはいくつかの理由があります。
一つは、普段自分の顔として見ているのは鏡に映った像であるということです。人間の顔は左右で異なっています。とくに目の印象は重要で,左右の目の大きさや高さのわずかな違いが鏡映像では大きな違いとして認識されることになります。でも,それだけでは多くの人の写真うつりの悪さを説明できません。
二つ目の理由は、鏡に映ったどの顔を自分の顔だと認識するかです。鏡に向かうとき、人はいろいろな表情をしてみますが、その中で一番いい顔をしたときの顔を自分の顔だと思うのです。そして,その顔を基準にして自分の写真の顔を判断します。
普段の生活では、一番いい顔をし続けることはよほど訓練しないとできないことです。女優さんなどはきっと意識しているのだろうと思いますが、普通の人は油断しています。その油断した顔を写真に撮られると、「違う」、「写真うつりが悪い」と思うのです。
1年生のゼミの学生たちです。この中にも写真うつりが悪いと思っている学生がいるかも…