8月の心理行動科学科

2016/9/2 >> 今月の心理行動科学科

大学は8/5が授業最終日でした。

8/21には3年生全員と2、4年生の希望者が心理学検定を受検しました。(8/6には学科で対策講座を開きました。)結果発表が楽しみですね。

8/22‐8/24の3日間、山本雄大先生による社会調査法概論の講義が毎日1校時から5校時行われました。8/26、8/27の2日間は辻本昌弘先生による「文化心理学」の講義、8/29‐8/31の3日間は原田一先生による「人間工学概説」の講義が行われました。

8/27、8/28には青森市と盛岡市で、昨年の1年生による研究の一部(青森では「市街地における自転車利用の心理」、盛岡では「義援金を寄付する心理in 2015」のテーマ)を「miniココロサイコロ」として発表しました。

8/31にはAO入試の一次試験が行われました。

 

「miniココロサイコロin盛岡」を開催しました

2016/8/29 >> ココロサイコロ

8月27日(土)・28日(日)に、盛岡市のイオンモール盛岡南にてminiココロサイコロin盛岡を開催いたしました。miniココロサイコロは、本学科2年次生が1年次に半年間かけて研究した成果を、大学のある仙台を離れ東北各地で広く一般の皆様に公表する企画です。

 

今回は、昨年度に半年かけて研究した成果のなかから「義援金を寄付する心理 in 2015」についての発表でした。「人は、なぜ義援金を寄付するのか?」「時間が経過すると、人は義援金寄付に対する意識が変わるのか?」これらの疑問に ついて、実際に義援金募集活動を行いながら実験や調査を行い、心理学的な考察を試みてきた「義援金を寄付する心理」シリーズも、2011年度から数えて今 回は5回目でした。今回はグループごとに義援金の寄付先選定の方法を変え、分析を行いました。具体的には、1つのグループは、今回の開催地となった岩手県 に寄付される旨、最初から掲示板に明示して寄付を募りました。一方、他のグループは希望の寄付先をアンケートで調査し、他県に比べて多くの希望が示された 宮城県に寄付することにしました。このように、今回は複数の寄付先となりましたが、総募金額は前回並みとなりました。

 

イ ベント当日は、会場のショッピングモールに多くの方が来られていました。発表を担当した学生たちに激励のコメントを多数掛けていただきました(学生のご家 族の方にもおいでいただきました。ありがとうございました!)。お越しになられた皆様に、感謝申し上げます。また、今回も会場のイオンモール盛岡南の皆さ んに、イベント開催に際し多大なるお力添えを賜りました。併せて感謝申し上げます。

 

今回は24時間テレビの放送日と 日程が同じでしたので、会場の一画に募金箱が設置してあったり、コインアートが制作されていたりするなど、募金に関して考えるよいきっかけとなったことで しょう。また、今回も地元新聞社の岩手日報社さんから取材を受け、かなりの時間お話を聴いていただきました。これらの経験を通じて、参加した学生たちは、 自分たちの研究と社会との繋がりを、体験的に学習できたのではないでしょうか。今後の学修に活かしてもらえればと思います。

なお、今年も11月23日(水・祝)に、ココロサイコロ2016を仙台駅そばのアエルで開催予定です。現在、1年次生が発表に向けて研究に取り組んでおります。
詳細が決まり次第このホームページなどを通じてお知らせいたしますので、是非お越しくださいませ。

 

(友野隆成記)

 

P1040847 P1040875P1040897 P1040854

8月の心理学コラム(担当:佐々木隆之)

2016/8/29 >> 役に立つ!!心理学コラム

「縁起を担ぐ」話

オリンピックも終わりましたが,スポーツ選手が「縁起を担ぐ」話を耳にします.「験(ゲン)を担ぐ」という表現もあります.ちなみに「ジンクス」は縁起の悪いものや運が悪いことに使う言葉で,「験担ぎ」の代わりに使うのは間違いです.縁起を担ぐ行動の多くは,前に書いた学習によって身に着けたものと考えられます.ゴルフの石川遼選手が最終日に身に着けるウェアの色は,高校生の時に最初に優勝したときのもので,優勝という報酬が得られたことによって,繰り返されるようになったものと解釈されます.
スポーツ選手の中でも,プロ野球の前田健選手(広島東洋カープから大リーグロサンジェルス・ドジャースに移籍)は,えんぎ担ぎのルーチンが多いことで有名です.登板の前日から数えると22個もあるそうです.その中で気になるのが「グラウンドに入るときには左足から」と「ラインは左足でまたぐ」というものがあります.他の20個は意識して行っているのだろうと思いますが,この2つはちょっと違っている可能性があります.実は,マエケンさんが意識しなくても,グラウンドに入る足やラインをまたぐ足は決まっているのです.皆さんも階段を上るときの1歩目や線をまたぐときの足は無意識のうちに決まっています.わかりやすいのは,パンツをはくときに先に入れる足が決まっていることで,逆にすると大きな違和感を覚えます.日常生活の多くの行動は,無意識のプログラムで順番が決まっていて,それを崩すと滑らかな行動にならなくなってしまうのです.マエケンさんの場合,意識しないと右足から入るので,意識してそれを代えているというのであれば,意味のある験担ぎということになりますが,そうでなければ取り立てて言うようなことではないのです.

夏休みも終わり,大学祭が近づいてきました.今年も来場される皆さんに楽しんでもらえるよう,心理行動科学会の学生たちが準備に取り組んでいます.10月15日(土),16日(日)の両日ですので,是非ご来場ください.写真は,今年度の大学祭企画を運営している学生たちです.

 

 

8月のリレーエッセイ(友野ゼミ4年・菅原さん, 田口さん, 三好さん)

2016/8/25 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!友野ゼミ4年の菅原・田口・三好です。

天候が不安定ですが、皆様体調を崩してはいないでしょうか?

最近は暑い日が続いていますし、熱中症に気をつけていきましょう!

 

さて、早いもので卒業論文の中間発表会から1ヶ月以上が経ちました。

私たちは3人でひとつのテーマについて研究を進めています。友野先生や心理行動科学科の友人を頼り、更にはあの時いただいた意見等を参考に計画をこねくり回した後、質問紙を作成し、それによる調査も終え、今はいよいよ結果はどうなっているのか‥?!という分析の段階です。

 

夏休み真っ最中ではありますが、時間を有効活用して私達のペースで着々と進めております!

果たしてどんな結果が待ち受けているのか…卒業論文をお楽しみに!

 

「第9回心理学検定」対策講座を行いました

2016/8/6 >> イベント報告

本日8月6日(土)に「第9回心理学検定」に向けての対策講座が行われました。

 

心理行動科学科では、3年生に心理学検定2級の受検を義務づけています。心理学検定は、本学科の学生たちがこれまでに学んできた心理学の知識をどの程度身につけたかを確認するための、良い手段となっています。

 

今年の2年生から、心理学検定2級合格が必修科目の単位認定に必須となったため、2年生の多くが対策講座を受講しました。2年生は来年が本番ですが、少しでも2級合格に近づけるために(うまくいけば、2年生で2級に合格=単位認定の資格を早々に確保するために)、ほとんどの学生が受検予定です。また、3年生は今年が本番、既に昨年度2級に合格できた人もいますが、多くは今回2級合格を目指して受検します。4年生は昨年のリベンジ組と、上位級である1級・特1級合格を狙う学生が受検します。

 

対策講座では、各教員がそれぞれの専門領域を担当し、受検のコツを持ち回りでレクチャーしました。受講した学生たちは、ふだんの講義とはまた違ったかたちのレクチャーに、熱心に耳を傾けていました。

 

今回は通常の授業時間に合わせて13時の開始となりましたが、途中休憩を挟んで3コマ分の長丁場でした。今日の仙台は最高気温が32度を超えるかなり暑い日でしたが、学生たちも元気に最後まで頑張っていました。

 

2016年度の心理学検定は、8月21日(日)に実施されます。今日の対策講座から二週間ほどで本番ですが、受検予定の皆さんは今日の内容をしっかり復習して本番に臨みましょう!

 

(友野隆成記)