キャリア支援企画(1)「インターンシップの活用法」を開催しました

2017/6/9 >> イベント報告

6月7日(水)の3校時に、本学科の3年生を対象として、キャリア支援セミナー「インターンシップの活用法」を開催しました。

025kuwa前期も半ば、3年生は、夏休みのインターンシップ参加について意識が高まる時期です。
行かないなんてあり得ないという空気に押されて、本当に行かなくちゃいけないのか、どんなところに行けばいいのか、何社ぐらい行けばいいのか、どんなことをするんだろう、とさまざまな疑問や不安を持つ学生もいます。

そこで、キャリアプランニング株式会社代表取締役の桑名先生にお越しいただき、インターンシップとはどのようなものなのか、学生はどんな心づもりで望めばいいのかなどについて、インターンを受け入れる企業側の視点も含めて、お話いただきました。
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当日は、この春卒業したばかりで、キャリアプランニングに就職された吉田先輩もゲストで来てくださり、ご自身のインターンシップ体験談を聞かせていただきました。
吉田先輩には、その後も、座談会を開いていただき、就活についてや、大学生活に関する様々な質問に答えていただきました。

今回は40名以上の3年生が参加しました。今自分がしなくてはいけないことについて、改めて考え、前向きに取り組む気持ちが強まったようでした。

以下、参加した学生達の感想の一部をご紹介します。
・就職先は、人に言われてではなくて、自分の条件を考えて、決める必要があることがわかった。
・業種業界を知るために、インターンシップを活用したという体験談は、目からうろこだった。
・世の中の事情がわかった。様々な情報のうち、何を信じるかを見抜く力も磨かなければならないと思った。
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(木野記)

6月のリレーエッセイ(工藤ゼミ2年 佐藤毬花さん)

2017/6/6 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは、2年の佐藤毬花です!
6月になり、夏服もちらほらと見かけるようになりました。しかし、寒い日と暑い日を繰り返していますね。体調を崩しやすいので気をつけましょう!
写真は、2年生から使えるようになった3階の講義室の窓から見える空です。宮学の構内や周りには木々が多く、季節を感じられます。中庭も綺麗ですが、上から見た木々もまた良いですね♪

2年生になると、心理行動実践実習という講義が始まります。2コマ×2回で、それぞれの先生から実践的な講義を受け、レポートを書きます。様々なジャンルの実習をし、レポートの書き方、表やグラフの作り方などを学ぶことができます。また、選択したゼミとは違う心理学を知ることで、視野も広がるように感じています。
大学生になり、高校生までとは違う文の書き方を学びました。その書き方に慣れ、卒論にも活かしていきたいですね!

5月の心理行動科学科

2017/5/31 >> 今月の心理行動科学科

新緑の季節です。学内は藤、ツツジが満開となりました。
5/8強風が吹き荒れ、JRの運休が相次ぎ、栗原市では山林火災が起こりました。
5/23は新入生歓迎イベントです。午前はドッジボール、しっぽつかみ、腕相撲のスポーツ競技、遊歩道散策、午後はクイズ大会など様々な企画が用意されました。心理行動科学科はピンクのハチマキを全員が身につけ参加し、しっぽつかみでは3位を獲得しました!

5/27は後援会総会で、多くの保護者の方々が総会、進路相談、学科の懇談会に出席されました。

5月のリレーエッセイ(佐々木ゼミ3年 伊東真理子さん)

2017/5/30 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは、佐々木ゼミ3年の伊東真理子です。だんだん暑くなってきて、女子大ならではの日傘を差す方も多くなってきましたね!この夏も、日焼け対策を頑張っていきましょう。

さて今回のリレーエッセイでは、佐々木ゼミにて伊東・藤原・菅野が研究している「クラシックギターで弾く『アルハンブラ宮殿の思い出』音の聴こえ方」について紹介させていただきます。アルハンブラ宮殿の思い出とは、ジブリ映画の思い出のマーニーで挿入曲としても使われた、クラシックギターを代表する有名な曲です。トレモロ奏法が特徴で、一度は聴いた事のある方も多いのではないでしょうか。伴奏とトレモロのメロディを交互に弾くアルハンブラですが、あるテンポを超えると不思議なことに伴奏と重なる部分に無いはずのメロディの一音が聴こえるんですね。クラシックギター経験の豊富な方以外が、その一音の有無を聴き分けるのは非常に難しいのです。

果てしてどのテンポからその様な現象が起こるのか、またどの様な要因があるのか、私たちはこれから研究を進めていきます。研究材料として、森先生のギター演奏を撮影させていただきました。プロギタリストの様なうっとりする演奏でした!森先生、長い時間のご協力、本当にありがとうございました。

研究は難しい作業も多いですが、皆で楽しく頑張っています。また私、伊東はクラシックギター部に所属しているため、ゼミでの研究で大好きなギターの音楽を題材に出来てとても嬉しく思っています。大学生活の大半を練習に費やす程クラシックギターが好きなので、一層研究に力が入ります!

以上、クラシックギターに関する研究を紹介しましたが、佐々木ゼミではもう2つの班が主に人の話す言葉に関する研究をしています。これからも真面目に楽しく頑張っていきます!

森先生に演奏をお願いしました

5月の心理学コラム:ドラマ10『お母さん、娘をやめていいですか?』(担当:木野和代)

2017/5/14 >> 役に立つ!!心理学コラム

ドキッとするタイトルが気になって、つい毎週視聴。2017年1月スタートのNHKドラマである。

脚本家曰く「母と娘の一筋縄ではいかない「ラブストーリー」」。親友のように仲良しで、気の合う母娘。娘にとって母は良き相談相手のように見える。しかし、心の奥では母親からの自立を望んでいることが、母親への唯一の秘密という10円ハゲに表されている。

母親が嫌いなわけではない。むしろ好きだから離れられない。恋人と距離をおくことになっても、母親の元へ戻ってしまう。臨床心理士の信田さよ子氏がその著書『母が重くてたまらない』の中であげた6つの母娘関係のうち「同志としての母親-絆から離脱不能な娘」に重なった。

NHKのドラマということは、社会的関心の高い/関心を持ってもらいたい題材ということだろう。番組HPの掲示板には、放送開始後から数えても1000件を超える書き込み。自分の体験に重ねた内容も多い。「自分だけではなかったことに驚いた」というコメントも。

家族の問題は、家の中だけに閉ざされがちで、子どもが相対化して捉えることが難しいという。信田氏が先の著書で一般向けにわかりやすく問題の親子関係を整理されていた理由もそこにある。その意味で、このドラマの意義は大きいと感じる。

そういえば、最終回のサブタイトルは『人形の家』。娘の自立を意味するメインタイトルとは裏腹に、実は「母親の子離れ」もこのドラマのテーマだったように思う。娘だけではなく、母親も「自分自身の人生」を自らの選択で歩んでいくという部分がもう一つの見所だったのではないだろうか。娘たちだけでなく、母たちにも捧げられたドラマだったのかもしれない。

母の日に、感謝を込めて