Archive for 8月 20th, 2019

8月の学生委員通信:夏は行事がいっぱいです!!

2019/8/20 >> 学生委員通信

こんにちは!
学生委員3年の庄司です。

8月18日に心理学検定を受けられた方々、お疲れさまでした!
夏休みも後半にさしかかり、過ごしやすい気温になってきましたね!

さて、今月は8月4日にオープンキャンパスが開催されました!
学科のブースでは学生相談や鏡映描写と脳波測定による心理学体験が行われ、模擬授業では木野先生による「心理学で学ぶ感情のコントロール」、森先生による「人の印象はどのように作られるのか?」が行われました。
また、2年生による実践活動報告「周囲の状況は人の行動にどんな影響を与えるのか?」が行われました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

また、今年も2年生がminiココロサイコロを開催します!
8月24日(土)・25日 (日)は山形市で「周囲の状況は行動に影響するの?」「義援金を寄付する心理in2018」というテーマで、
9月21日(土)・22日 (日)青森市で「アーケードは10年前からどう変わった?」というテーマで開催するので是非こちらもご参加お待ちしております。

10月19日(土)、20日(日)の学祭もお忘れなく!!!

8月の心理学コラム (担当: 佐々木隆之)

2019/8/20 >> 役に立つ!!心理学コラム

音楽のイメージ

音楽のイメージといってもいろいろな種類があります.中でもあまり研究が行われていないのが,自発的想起イメージで,ある音楽が頭の中に繰り返し湧いてくるという現象です.誰でも経験していることなのですが,これを思いのままに作り出すことが難しいため,実験による研究ができないのです.頭の中に湧いて出てくるイメージは,聞いたことのある曲のこともあれば,断片的なメロディのこともあります.記憶システムが意識下で行っている処理が,なんらかの理由で意識にのぼってしまうために生じるものと解釈できますが,今のところ,詳細な研究はできていません.これに似た現象に回帰イメージがあります.同じメロディを繰り返し聞き続けた後で,そのメロディが勝手に頭に湧いてくる現象です.ゲームを長時間やった後,そのゲームの音楽が頭の中にこびりついて離れないということは経験したことがあるでしょう.この回帰イメージは,音楽だけでなく視覚イメージにも生じます.長時間,ゲームのテトリスで遊んだ後,ブロックが落ちてくるイメージが湧いてくることもよく知られています.回帰イメージは視聴覚間でそれほど大きな違いがないのですが,最初に紹介した自発的想起イメージは聴覚で顕著に生じるようです.
デジャヴもそうですが,明らかに心理学的な研究の対象である現象であっても,現在の心理学の研究法では扱いにくいテーマもあるのです.
もうすぐ夏休みも終わりますが,後期の授業が始まるとすぐに大学祭があります.今年は,10月19日(土)と20日(日)の2日間の予定です.心理行動科学科では,毎年「ココロミル」と題して,心理学を駆使した展示企画を行っています.大学祭の中では毎年1番の人気企画となっています.今年も学生の委員を中心に準備を進めていますので,ぜひご来場ください.

去年の大学祭の準備風景