Archive for the ‘イベント報告’ Category
キャリア支援講演会(2)「普通ってなんだろう?~就活と就職後の人生を考える」を開催しました
2015/10/9 >> イベント報告
10月8日(木)の3校時に,「普通ってなんだろう?~就活と就職後の人生を考える」をテーマに,卒業生をお招きしてキャリア支援講演会を開催しました。
学科独自のキャリアサポート「Pナビ!」における3・4年生向けセミナーの一環として行いました。
ゲストにお招きしたのは,4期生(2013年度卒)の大江茜さんです。現在は仙台厚生病院に勤務なさっています。
「普通な自己PRしか書けない」「他の人はもっと企業研究してるのかな」といろいろと悩みながら,普通に就活を続けていたけれど,暑さに負けて夏にちょっと中断・・・なんて,ちょっと意外なお話も。でも,秋に再開して,最後にはちゃんと卒業後の居場所を決められたそうです。就活だけではなく,内定を得てから卒業までにしておくといいことや,就職後のお仕事にどう取り組んでいらっしゃるのかのお話もうかがいました。
内定を得た4年生にも,就活継続中の4年生にもためになるお話でした。まだまだ卒業後の進路のイメージが曖昧な3年生には,社会に出て働くってどういうことなのか,そのためにこれから何をしたらいいのかを考えるきっかけになったようです。
(木野記)
【現場部4】JAXA|宇宙航空研究開発機構
2015/10/2 >> 現場部
8/27~28の2日間、茨城県つくば市にある、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に行きました。
この企画は、人類動態学会という学術団体が主催するもので、年に一回、全国の大学から教員と学生が集います。産業に関わる現場を見て、現場の方の話を聞き、それらに基づいて、学生たちだけでディスカッションをし、その結果を発表するという研修会です。今年度はJAXAが会場で、全国9大学から50人以上の院生・学生たちが集まり、本学科からは学部2、3年生10名が参加しました。
JAXAの展示館では、ISS(国際宇宙ステーション)に物資を届ける「こうのとり」(8/19に種子島宇宙センターから打ち上げ成功したばかり)や、宇宙実験棟である「きぼう」の実物大模型を見たりして、説明を受けました。また、JAXAの有人宇宙技術部門の方々(心理学者もおられます)から宇宙に人を送り出すことの難しさ、楽しさについて伺いました(撮影は遠慮して欲しいとのことでした…)。
なんと、古川聡宇宙飛行士も参加してくださり、興味深いレクチャーをしていただいただけでなく、質疑にも応えていただきました!JAXAの方々は、皆さんとても柔和で聡明な方でした。
その後、大学横断的に作られたグループに分かれ、主催大学(今年は早稲田大学)から与えられたテーマについてディスカッションをします。今年のテーマは、なかなかの難題でした。これを一晩かけて考え、翌日の昼過ぎにはプレゼンまで持っていくという課題に学生たちだけで取り組みます(教員たちは温かく見守るだけ)。
1)地球から重力の異なる環境に到達したクルーと、その環境で数年間暮らしたクルーとが、親睦大会をしたときに、後者が必ず勝てる競技は何か。
2)地球とは異なる重力環境の中で健康を維持する目的で実施するレクリエーションを考えよ。単なるエクササイズではなく、楽しんでできること。
※地球より高重力環境と、地球より低重力環境を、上のいずれかに割り当てること。一方を高重力環境としたら他方は低重力に(逆もまたしかり)しなければならない。
一泊二日の経験で、学生たちはいろいろなことを学びます。大学の偏差値が必ずしも人間の能力と比例しないこと、自分ができないと思っていたことが意外にできること/自分ができると思っていたことが意外にできないこと、他大学の先生が学生にどのように接しているか、見ず知らずの人たちと目標を共有することの難しさ・楽しさ、そしてなにより、「何でもやってみないと分からないこと」を学べたのだと思います。
これぞ現場部!、これぞ心理行動科学科!な二日間でした。
(大橋記)
名取市図書館にて第6回ポスター展を開催します(10/1~)
2015/9/30 >> イベント報告
名取市図書館にて,第6回ポスター展示「閖上ってどんな町?」を開催します。
震災前の閖上の「歴史」「食文化」「生業」などについて、本学の学生たちが、各学科での学びを生かして調べた成果の展示です。
8月の第5回ポスター展と同様,今回も心理行動科学科,食品栄養学科,人間文化学科の取り組みについてご紹介します。
以下の要領で2期に分けて行います。心理行動科学科の展示は第一部で行います。
第1部
●日程:10月1日(木)~15日(木)
●内容:「歴史と文化」
閖上の歴史や文化,震災当日のことについて心理行動科学科の学生が、各種資料で調べました。前回の展示をバージョンアップした内容です。館内閲覧用冊子も用意していますので,是非ご覧くださいませ。
第2部
●日程:10月16日(金)~29日(木)
●内容:「食マップ・生業マップ」
震災前の閖上について,食品栄養学科では「食マップ」を、人間文化学科では「生業マップ」を作成に取り組んでおります。
9月の心理行動科学科
2015/9/30 >> 今月の心理行動科学科
東北地方は10日夜から11日朝にかけ、記録的な豪雨となりました。
9/3心理行動科学科のAO入試が行われました。
9/12、9/13は青森のドリームタウンAliと盛岡のイオンモール盛岡南でminiココロサイコロ(実践研究報告)が行われました。 発表テーマは青森「ディズニーの世界を科学する」、盛岡「義援金を寄付する心理」でした。
9/19に後期の授業が開始し、AOの二次試験も行われました。
9/20-9/23のシルバーウィークもあり、あっという間に終わってしまった月でした。
10/3は13時から秋のオープンキャンパス、10/17、10/18には大学祭が行われます。ご来校をお待ちしております。
*在学生の皆さん、後期から副手室はC303に移動し、合同副手室となりました。どうぞよろしくお願いします。
miniココロサイコロin盛岡を開催しました
2015/9/14 >> ココロサイコロ
9月12日(土)・13日(日)に、盛岡市のイオンモール盛岡南にてminiココロサイコロin盛岡を開催いたしました。miniココロサイコロは、本学科2年次生が1年次に半年間かけて研究した成果を、大学のある仙台を離れ東北各地で広く一般の皆様に公表する企画です。
今回は、昨年度に半年かけて研究した成果のなかから「義援金を寄付する心理 in 2014」についての発表でした。「人は、なぜ義援金を寄付するのか?」「時間が経過すると、人は義援金寄付に対する意識が変わるのか?」これらの疑問について、実際に義援金募集活動を行いながら実験や調査を行い、心理学的な考察を試みてきた「義援金を寄付する心理」シリーズも、2011年度から数えて今回は4回目でした。今回はグループごとに独自の質問を増やし、分析を行いました。その結果、被災地の現状を伝える情報を掲示すると、募金額が増えることがわかりました。また、毎年右下がりに減少していた総募金額が、今回は前回に比べ少しだけ増えたことも示されました。
会場がショッピングモールの一画ということもあり、イベント当日はご家族連れでお見えになられた方が多く、発表を担当した学生たちに激励のコメントを多数掛けていただきました(学生のご家族の方々にもおいでいただきました。ありがとうございました!)。お越しになられた皆様に、感謝申し上げます。また、今回会場のイオンモール盛岡南の皆さんにも、イベント開催に際し多大なるお力添えを賜りました。併せて感謝申し上げます。
発表会場がある岩手県は、被害総額は多いものの義援金の配分が被災3県のうち宮城県や福島県に比べてかなり少ない状況が継続していることを、今回参加した学生たちは事前の学習で調べていました。そのことから、昨年実施した義援金募集活動で集められた義援金を岩手県に寄付しました。また、今回参加した学生は3名でしたが、そのうち2名は岩手県の出身でした。そして、今回は地元新聞社の岩手日報社さんから取材を受けましたので、かなり岩手色の強いイベントとなりました。これらの経験を通じて、参加した学生たちは、自分たちの研究と岩手との繋がりを、体験的に学習できたのではないでしょうか。今後の学修に活かしてもらえればと思います。
なお、今年も11月23日(月・祝)に、ココロサイコロ2015を仙台駅そばのアエルで開催予定です。現在、1年次生が発表に向けて研究に取り組んでおります。
詳細が決まり次第このホームページなどを通じてお知らせいたしますので、是非お越しくださいませ。
(友野隆成記)