こんにちは!
学生委員の石川です。
今年度から心理行動科学科のオリジナルサイトにて、学生委員の日々の活動を随時報告させて頂きます。
よろしくお願いします!
そもそも学生委員って何?と、お思いの皆さん。
学生委員は、新入生歓迎会や忘年会など・・・様々なイベントを企画、運営しています。
同学年の横の関係だけでなく、先生方、先輩、後輩と縦のつながりも大事にしていこう!をモットーに、心理行動科学科内での学年を越えての交流を目指しています。
ちなみに写真は、先月の5月16日に行われたスポーツ大会のときの写真です。
これからも皆さんが参加したくなるような楽しいイベントを企画していきます☆
6月の心理学コラム 絵画で学ぶ心理学(担当:木野和代)
2013/6/10 >> 役に立つ!!心理学コラム
宮城県美術館で「ゴッホ展」開幕。初日に館長・有川先生のご講演があったので拝聴して予習を。ゴッホの心の葛藤を作品を通して読み解く心理学的にも非常に興味深いお話でした。
その講演の中で紹介された,パリの画材屋兼画商『タンギー爺さん』の2つの肖像画。
一つはゴッホの作品。
浮世絵がパッチワークのようにちりばめられた明るい色彩の背景と,タンギー爺さんのリラックスした姿勢・画家に向ける温かな眼差しからは,人のいいおじさんという印象を受けます。
若い画家たちを応援しており,ゴッホもとてもお世話になっていたそうです。
もう一つは,タキシード姿のキリッとした紳士。確かな鑑定眼をもった画商の雰囲気が漂っています。
同じ時期に描かれた同じタンギー爺さんなのに,とても同じ人物とは思えません。
こちらの作品は,ゴッホではなくベルナールの手によるものでした。
ここで問題なのは,タンギー爺さんはどんな人だったのかということです。どちらかが間違っているのでしょうか?
そんなことはありませんよね。見る側の価値観やどんな状況でどんな関わりをしているかで違って見えてくることもあります。こんなことって日常生活にもありますが,120年以上前の絵画からも学べたことに感嘆! 有川先生のご期待通りのリアクションをした聴衆の一人だったことは間違いありません!
他者への評価や印象は,見る側の多くの認知的な処理を経て形成されます。
こうした問題は「対人認知」に関する心理学的研究で数多く扱われています。
ゴッホは,どんな物理世界を前にし,それをどのように認識したのか・・・そんなことを考えながら,とても興味深い展覧会鑑賞となりました。
5月の心理行動科学科
2013/6/1 >> 今月の心理行動科学科
ゴールデンウィークが過ぎ、授業に慣れてきた頃、
5月16日に新入生歓迎会が行なわれました。
心理行動科学科は毎年学科でチームを作り、スポーツ競技にエントリーします。
当日は選手も応援団も全員がピンクのハチマキを思い思いの巻き方で身につけ参加します。
体育館でピンクのハチマキで競技している人を見つけると、声援を送ります。
今年も全学年から出場し、残念ながら団体競技の表彰はありませんでしたが、個人では1年生が腕相撲で2位になりました。1日中、走って笑って声出して踊って(?)楽しい時間をみんなで過ごすことができました。
5月のリレーエッセイ(木野ゼミ3年の前田さんと大野さん)
2013/5/21 >> 在学生によるリレーエッセイ
こんにちは!5月リレーエッセイ担当します木野ゼミ3年の前田と大野です(^O^)☆
最近は天気がころころ変わり、体調管理が難しいですが、みなさんは風邪等大丈夫でしょうか!
先日、東北工業大学で行われていた東北心理学会に参加してきました!
学会というものは初めてだったので、緊張してしまいましたー(・_・;)
いろんな大学から先生方が参加なさっていて、ご自分の研究を発表していらしたのですが、心理学といっても、本当に研究分野が多様で、とても面白かったです♪
この経験が卒業研究に生かせたらいいなーと思いました!
あと、もう一つ学んだことは、スーツは足が痛い(;ω;)!
就職活動に向けてスーツ慣れをしておかないとな、と思いました。
写真は東北心理学会の開催地、東北工業大学前に着いて緊張気味の友人です(笑)
私たちの所属する木野ゼミは、7人という少人数のゼミです。正直、少人数のゼミってどんな感じなんだろう…と、最初は少し不安に思っていました。
しかし数回ゼミをする内に、少人数のゼミって良いものなのだなと気づきました(*´-`)
メンバーが少ないので、机を丸く並べてみんなの顔が見られるように座るんです。朝教室に着いて、おはようと挨拶をしながらみんなで机を丸く並べる…なんて些細なことも、なんだかいいなぁと思っています。
少人数なので自分が何を思ってどう考えているかを話す機会が多いですが、少人数だからこそ、深くじっくり話し合うことができると思うんですよね。
もう少しみんなと仲良くなって、みんなが自分を出せる楽しいゼミになったらいいなと思います!(*^-^*)
5月の心理学コラム 心身相関と「ゆとり」 (担当:友野隆成)
2013/5/15 >> 役に立つ!!心理学コラム
ゴールデンウィーク明けに、風邪をひいてしまいました。ゴールデンウィークに少しだけ帰省したのですが、実家と仙台の温度差、久々の休みによる気の緩み、風邪をひいていた家族からうつされた、などなど、私が風邪をひいたのには色々な原因が考えられます。
風邪をひいて体の調子がすぐれないと、今度は心の調子も落ちてきます。“病は気から”の言葉が示しますように、健康心理学では心と体の密接な関係が重視されています(心身相関)。今の時期は、一時代前に「五月病」と呼ばれていたような症状(無気力・不安・抑うつなど)が出やすい時期なので、メンタル面の不調により体調を崩してしまう人もいれば、逆に私のように体調を崩してからメンタル面が落ちていく場合もあるでしょう。いずれにしましても、注意が必要です。
それでは、どのようにすれば、この負の連鎖を断ち切ることができるのでしょうか。万能な特効薬は恐らくないとは思いますが、可能性のあるものの一つとして「ゆとり」をもつことが挙げられるのではないかと思います。
以前、共同研究者のW先生の研究室へお伺いした時に、豆から挽いたコーヒーを出していただきました。私は今まではすぐに飲める缶コーヒーなどを飲んでいましたが、この時に「ゆとり」が重要だということにはたと気づきました。その後、とりあえずコーヒーメーカーを購入し、コーヒーを飲むのにひと手間掛けてみることにしました。それが、今は良い気分転換になっています(豆を挽くまでいっていないところが、中途半端ですが)。
…この原稿を書いていたら、何だか気分が上向いてきました。そうすると、心なしか体調も回復傾向になってきたような気がします。現在不調な方は、無理のない範囲で何か「ゆとり」を生活に取り入れてみると良いかもしれませんね。
写真は、研究室でコーヒーメーカーにコーヒーの粉を入れているところです。些細なことですが、「ゆとり」の獲得に一役買っています。