「miniココロサイコロin福島」を開催しました

2017/9/26 >> ココロサイコロ

9月2日(土)・3日(日)に、福島市のMAXふくしまにてminiココロサイコロin福島を開催いたしました。miniココロサイコロは、本学科2年次生が1年次に半年間かけて研究した成果を、大学のある仙台を離れ東北各地で広く一般の皆様に公表する企画です。

今回は、昨年度に半年かけて研究した成果のなかから「義援金を寄付する心理 in 2016」についての発表でした。「人は、なぜ義援金を寄付するのか?」「時間が経過すると、人は義援金寄付に対する意識が変わるのか?」これらの疑問について、実際に義援金募集活動を行いながら実験や調査を行い、心理学的な考察を試みてきた「義援金を寄付する心理」シリーズも、2011年度から数えて今回は6回目となりました。ここ数年は盛岡での開催でしたが、今年は場所を福島に移しての開催でした。

発表の様子の詳細な報告は、こちらからご覧ください。

友野隆成記

9月の心理学コラム「VRの中で、人は・・・!!」(担当:森康浩)

2017/9/10 >> 役に立つ!!心理学コラム

9月で心理行動科学科に着任して、1年となりました。
あっという間に1年が経ちましたが、いろいろなことを経験した内容の濃い1年だったと思います。

1月の教員のコラムで工藤先生も触れていましたが、心理学の研究をするための道具として、VR(仮想現実)を使おうとする動きがあります。
皆さんの普段の姿勢はどうですか?猫背ですか?それとも、背筋はちゃんとピーンと伸びていますか?VRの中で、バットマンのアバターになると、普段猫背の人が背筋をピーンと伸ばすようになるようです。
他にも面白い研究があって、VR上でドラムをたたこうとする場面のとき、かっちりしたスーツ姿のサラリーマンと黒人でアフロでノリの良さそうな男性になった場合、後者の方が、被験者の動きがダイナミックになり、手つきもリズムカルになるそうです。
VRの中に入ると、普段とは違う人になれるようですね。

自分のゼミの卒論でもVRを使って実験をしようとしています。
今までの話は、VR上でのアバターによって自分自身に対する認識が変わるということでしたが、自分たちはVR上に授業場面を映し出し、授業に参加している他の人たちがやる気に満ち溢れているときに、やる気になるかを調べます。
どんな結果が出るかは、乞う!ご期待!!

 

8月の心理行動科学科

2017/8/31 >> 今月の心理行動科学科

宮城県は7/22から8/26まで36日間連続降雨を観測し、6~9月では観測史上1位となりました。
大学は8/4が授業最終日でした。
8/18、8/19には青森市の観光物産館アスパムで、昨年度の1年生による研究の一部「スポーツ観戦の心理学<楽天イーグルスとのコラボ!>」を「miniココロサイコロ」として発表しました。
8/20には3年生全員と2、4年生の希望者が心理学検定を受検しました。(8/5には学科で対策講座を開きました。)結果発表が楽しみですね。
8/23‐8/25の3日間は原田先生による「人間工学」の講義、8/24、8/25、8/28の3日間は兪先生による「カウンセリング概説」の講義が毎日1校時から5校時行われました。
8/26、8/27には山形市の霞城セントラルで、昨年度の1年生による研究の一部「地下鉄をより快適に:利用者マナーを通して」を「miniココロサイコロ」として発表しました。
8/29にはAO入試の一次試験が行われました。

2017年度夏の「miniココロサイコロin山形」開催報告

2017/8/28 >> ココロサイコロ

8月26日(土)・27日(日)に、山形駅近くの霞城セントラル1階アトリウムにて、miniココロサイコロin山形を開催しました。

山形で発表してきました!

ココロサイコロは、本学科1年次生が研究した成果を広く一般の皆様に公表するものです。
今回は、昨年度に研究した成果のなかから「仙台市地下鉄をより快適に―利用者マナーを通して―」の発表を、2年生有志が行いました。
高校生からご年配の方まで、様々な方に、発表を聞いていただくことができました。

発表の様子の詳細な報告は、こちらからご覧ください。

(木野記)

8月の心理学コラム「カタカナ表記の話 その2」(担当:佐々木隆之)

2017/8/26 >> 役に立つ!!心理学コラム

カタカナ表記の話 その2

前回(2017年2月)に日本の芸能人のカタカナ表記について書きましたが、今回はその続き,子音の話です.
ジャッキー・チェンとアグネス・チャンは,どちらも名字がChanだということは前に書きましたが,チャンといえばチャン・グンソクを忘れてはいけません.チャン・グンソクをアルファベットで表記すると,Jang Keun-Sukです.どうしてJangがチャンになるかというと,子音のカテゴリ境界が言語によって違っていることによるものです.日本語の「チャ」と「ジャ」の境界とハングル(朝鮮語)の「チャ」と「ジャ」の境界はずれていて,ハングルの「ジャ」のうちの一部は日本語の「チャ」に聞こえます.グンソクの「グ」と「ク」にも同様の子音のカテゴリ境界のずれが存在します.ペ・ヨンジュン(Bae Yong-Joon)の「ペ」と「ベ」の間も同様です.「ペ」と「ベ」の境界は,英語とタイ語の間で最も大きな違いがあり,スペイン語ではその中間に境界があるという研究報告があります.
日本語の中でも,中田を「なかだ」と読ませるか「なかた」と読ませるかという違いがあります.濁音となる「なかだ」は東日本に多く,清音の「なかた」は西日本に多いそうです.西日本で朝鮮語や中国語の影響が大きかったことが影響している可能性があります.
大学ももうすぐ夏休みが終わり,後期が始まります.10月には大学祭が開催されますが,学科でも例年に増して面白い企画を考えています.ぜひご来場ください.写真は,今年度の大学祭の実行委員です.

大学祭実行委員です.