人とPCとの接点(2)(担当:工藤敏巳)

2015/2/27 >> 役に立つ!!心理学コラム

前回は、「人とPCとの接点(1)」ということで、キーボードやマウスによる操作(詳細はhttp://www.mgu.ac.jp/~shinri/?p=2281をご覧ください)について書きました。
2回目は、未来のインターフェースについて書きます。
2007年にApple社がiPhoneを披露し、世界中の人たちを驚かせました。
画面の下を見たければ、上方向に指を動かします(スワイプ)。また、拡大する時には2本指で広げます。この操作はピンチアウトといいます。また、音声で入力する機能をついていますね。siriです。このiPhone画面を指で操作するインターフェースは、タッチパネルPCなどで採用されていて、NUI(Natural User Interface)と呼ばれています。人間にとってより自然で直感的な動作で操作可能な仕組みや方法のことです。マウスやキーボードでPCを操作する時代から、少しずつ変化しています。
最近では、人や指の動作を認識するデバイスが発売され、PCを身体の動きで操作することもできるようになってきました。こうしたデバイスがWebカメラのようにPCに組み込まれ、音声や動きでPCを操作する時代がやってくるかもしれません。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=UmCcYfVXZ5w

「MG-Pスクエア」を開催しました

2015/2/25 >> イベント報告

2月22日(日)に、学生による研究発表企画「MG-Pスクエア」を仙台駅前AER5階 情報・産業プラザ 展示スペースにて開催しました。

「MG-Pスクエア」は、1年生から4年生までの全ての学年から参加者が集い、心理学に関するオリジナルの研究成果を自由に発表するイベントで、今年で2回目を迎えます。卒業研究をポスターにまとめた発表から、錯覚図形や心理学実験のソフトを使って実際の研究を体験してもらう発表まで、さまざまな形式の発表が行われました。

今回は、ゼミや学年の枠組みを超えた取り組みである「名取・閖上プロジェクト」のように、地域のご協力をいただきながらおこなった地域連携研究の発表もありました。このようなプロジェクトの運営もそうですが、ゼミや卒業研究で得られた心理学の研究成果を一般の方に聞いていただくことは、通常の授業ではなかなか実現が難しいものです。「MG-Pスクエア」は、それを実現可能にした貴重な機会となります。

当日は、一般の方々にご来場いただき、たくさんの励まし、お褒めの言葉をいただきました。また、心理行動科学科に来年度入学予定の高校生のみなさんにも来ていただけましたし、発表者どうしでお互いの発表を聞き合う光景もありました。教える立場、質問する立場、それぞれが学びを深め、交流している様子があちこちで見られました。

学生たちの感想には、「毎日楽しいですね…授業の課題を頑張ることも、友達と休み時間にお話することも。でも、強いて言えば、授業時間外でいろいろな現場を見に行ったり、活動できる機会がたくさんあることですかね。」などという声がありました。心理行動科学科が目指す、「心理学は、机の上だけでは学べない」というモットーはまさにそこにあります。

伸び盛りの彼女たちが、授業の枠組みを超えてさらに伸びようとするこの企画は、見ているだけでもパワーが充電されます。心理行動科学科はこういった活動を続けていきます。みなさま、どうぞお越し下さい。

※ 追記:2/28(土)河北新報で紹介されました!

(友野聡子記)

2月のリレーエッセイ (木野ゼミ2年 長澤ゆいさん)

2015/2/17 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!木野ゼミ2年の長澤です。

友達と旅行に行ったり、実家で家族と過ごしたり…皆さんそれぞれの春休みを満喫中なのではないでしょうか?

 

さて、今回はゼミ活動と卒論発表会についてお話したいと思います!

まずはゼミ活動。2年次木野ゼミの最後の課題は、2班に分かれて心理学実験に挑戦し、その結果をお互いに発表しあう、というものでした。

私は先輩方の卒業研究の追実験という形で、色が感情に与える影響について実験を行いました。

先輩方の論文を参考にして、1から準備してチャレンジしてみると、想像していたよりも大変でした。これってどうなの?あれってどうする?とグループで意見を出し合い、先生の力も借りながら、なんとか実験を行うことができました。

実際に自分達で体験してみたことにより、先輩方の様々な苦労や頑張りを肌で感じることができました。

《ゼミの写真:お昼休みに、ケーキを囲んで新成人と新年のお祝い会をしました》

 

次に、卒論発表会についてです。4年生が自分たちの卒業研究の成果を報告する会で、2・3年生も全員参加します。

はじめは、卒論発表会とはどんな感じなんだろう?と思っていましたが、実際に参加してみると、興味深い研究ばかりでとても面白かったです。

4年生による発表は、見やすいように、分かりやすいように、と聞き手のことを考え工夫されたスライドや発表の仕方が印象的でした。

また、3年生は発表を聞き、様々な質問や意見を4年生の先輩方にぶつけており、その理解力と発想がすごいと思いました。先輩方のすごさを感じた卒論発表会でした。

《卒論発表会の風景:壇上で4年生が発表していきます》

 

ゼミ活動や卒論発表会を通して、本当にたくさんのことを学ぶことができたと思います。それと同時に、仲間と何か調べて形にしていくって楽しいな、と思いました!

春休みが終わり、本格的な春が来れば私も3年生になるわけですが、素敵な3年生になれるように、これからも頑張っていきたいと思います!

1月の心理学コラム 映画の話し『塔の上のラプンツェル』(担当:大橋智樹)

2015/1/31 >> 役に立つ!!心理学コラム

『塔の上のラプンツェル(以下、ラプンツェル)』は、2011年に公開されたディズニーのプリンセス映画です。この映画はディズニーのプリンセス映画としてはとても異色の存在で、プリンス(王子様)の扱いが変わっているのです。

プリンセス映画ではプリンスが詳細に描写されることはほとんどありません。白雪姫なんて全体のうち2~3のシーンにしかプリンスが出てこないほどです。しかし、ラプンツェルは違います。なにせオープニングで登場するのは、この映画のプリンスであるフリン・ライダーで、その後もほとんどのシーンに登場します。彼の生い立ちも語られますし、映画の中での成長も描かれるなど、全プリンス映画の中で最も人柄が伝わってくるプリンスなのです。また、彼はプリンスなのに犯罪者なのです!オープニングでも彼はお城のティアラを盗みます。そんな犯罪者が、恋をして更生し、最後は王女ラプンツェルと結婚して物語はハッピーエンド。

ディズニーが男性の集客のためにこのような新しい取り組みをしたという話もありますが、いずれにしても異色の映画であると言えるでしょう。CGの描写も心理学的に素晴らしいのですが、これはまた別の機会に。

2月22日には、上で紹介した映画の分析も含む「ディズニーを心理学する」という現1年生の発表があります(http://web.mgu.ac.jp/pb/event/703.html?_ga=1.50782889.1268576221.1397609857)。どうぞお越し下さい。

ラプンツェルの日本での公開日は2011年3月12日。そう、東日本大震災の次の日です。あれから4年が経ちます。ラプンツェルを観るとき、震災も思い出して下さい。

1月の心理行動科学科

2015/1/31 >> 今月の心理行動科学科

1月になると学生も教員もあわただしく、時間の流れが急に速くなったようです。

4年生は中旬に卒論を提出し、ほっとする間もなく、卒論の内容をスライド9枚にまとめて印刷し、週末の卒論発表会に臨みます。

1月末までに、4年間使用したロッカーの鍵を返却するようにと掲示され、3月の学位記授与式に関する連絡も次々入って、学生生活も残りわずかであると感じます。

他学年も1月末に後期授業が終わるので、期末試験やレポート提出に追われる日々です。

昨年10月から始まった進路支援セミナーは、1/29には4年生の体験談を聞き、3年生のこれからの就職活動にとても参考になったようです。学科の進路支援は2月、3月も行います。

1/30に仙台は大雪で23cmの積雪を記録しました。翌日は快晴。2月の入試も快晴でありますように。受験生の皆さん、入試まであと少しです。体調管理に気をつけてくださいね。