学科が目指すこと

「環境」「文化」「社会」の視点から生活全般を総合的にとらえ、次世代社会に求められる生活をデザイン=提案する力を育てます。実績ある家庭科教員養成と、人間への深い理解を持つ建築士の育成が特色です。

教員からのメッセージ

日常の暮らし、特別な出来事、その積み重ねの人生。一人ひとりの生活は、環境、社会、文化の一部でもあり、前後の世代ともつながっています。実は奥が深い「生活」の問題を、生活文化デザイン学科で建築・インテリアや服飾、ライフコースや家族、経済などの切り口から学び、視野を広げながら「自身の専門」を深めていってください。

大久保 尚子 教授(服飾史・服飾美学)

3つのポイント

1

生活者の視点に立つライフスタイルのあり方を学ぶ

家族と住まいの関係、服飾や建築・インテリアなど暮らしの中のデザイン、持続可能なまちづくりなど、身近な課題にフォーカスしながら、生活者の視点に立つライフスタイルのあり方を学びます。また、日本だけではなく、海外の多様な生活文化や建築・インテリアに対する理解を深めます。

2

生活全般を科学的に捉える3コースで構成

専門的な学びは「生活文化・地域社会」「建築・まちづくり」「住居・インテリア」の3つのコースで構成されています。入学後、まずはコース横断の共通科目・基礎科目を学び、2年後期にコースを選択します。主たるコースを履修しながら関連する他コースの科目も学ぶことで、専門性をより深められるカリキュラムとなっています。

3

生活に関する学びを活かす多様な進路をサポート

建築・インテリア関連企業や生活文化関連企業、家庭科教員、大学院進学など、幅広い進路実績があります。専門教育科目にキャリアデザイン科目を置くほか、キャリアデザイン研究会、関連資格の勉強会など、授業外でも多様なキャリアサポートを行っています。

データで見る学科の特長

7名

2022年度 公立・私立学校 家庭科教員採用予定者数

家庭科教員採用実績には実績があり、2022年度は既卒者を含めて7名が宮城県、東京都などの公立学校・私立学校の採用試験に合格しました。

14名

本学科が輩出した宮城県と仙台市における家庭科教員

2013~2022年度。同期間で家庭科教員免許状取得者は専修免許も含めて79名です。

20名

一級・二級建築士受験資格取得者

2020~2022年度の平均。学科定員の3分の1に相当します。

学びの紹介

3つのコースで学びを深める

<生活文化・地域社会コース>
家族・地域社会、食生活など生活の諸課題に取り組みます。

<建築・まちづくりコース>
都市・建築を通して、持続可能な社会の形成に関わる諸課題に取り組みます。

<住居・インテリアコース>
健康快適な住まい環境の創出に関わる諸課題に取り組みます。

専門基礎科目 各分野の基礎的な知識と手法、多角的視点を養う科目群

<理論科目1・2 年次>
各分野の基礎的知識を幅広く学ぶ講義のほか、キャリアデザインⅠ~Ⅲを用意し、学科の学びを活かすキャリア教育の充実を図っています。

<演習系科目>
情報や統計的データの基本的な処理、またデザインソフト利用の基本技法を習得します。専門的な学びに向けて方法論の基礎がためを行います。

専門資格の実力を養う科目群

<教職関連科目>
食物分野の講義・実習、家庭ケア論など、家庭科教員をめざすために必要な科目です。

取得可能な資格・免許

・中学校教諭一種免許状(家庭)
・高等学校教諭一種免許状(家庭)
・学校図書館司書教諭
・一級・二級建築士受験資格
・インテリアプランナー
・学芸員  ほか

生活文化デザイン学科の取り組み

フォトコンテスト

生活文化デザイン学科では、2019年度より高校生を対象にフォトコンテストを実施しています。

作品集

学生たちの研究成果はこちらをご覧ください。