本学におけるSDGsへの取り組み

本学は創立以来、建学の精神のもと、「福音主義キリスト教に基づいて学校教育を行い、神を畏れ敬い、自由かつ謙虚に真理を探究し、隣人愛に立ってすべての人の人格を尊重し、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性を育成すること」を使命として掲げています。女子大学として、ジェンダー平等社会の実現を目指して、質の高い教育を提供していることはもちろん、貧困や飢餓の根絶、健康の確保と福祉の推進、平和と公正の実現など、SDGsの掲げる目標は、まさに本学の使命と合致するものであり、その解決のために積極的に取り組んでいます。
以下には、本学におけるSDGsに向けた取り組み事例の一部を紹介します。学生たちが社会貢献に携わりながら学び成長できるよう、本学は教育と研究を通じて様々な支援を行っています。
SDGs…2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能な開発目標、17のゴールと169のターゲットです。

森の自然と人間の経済の共生

みつばち事業プロジェクト
「森自然休養林」の自然を生かした、養蜂活動が始まりました。学生たちが校舎の屋上で育てているミツバチは、木々の受粉を助け、豊かな森をつくる循環を生み出しています。その営みから生まれるはちみつを採取して瓶に詰め、付加価値をつけて市場に販売する。はちみつの生産から販売までを貫く「六次産業」ビジネスを実践的に経験し学ぶことが、プロジェクトの目的です。さらに、ミツバチとの関わりを通して、恵みをもたらす森を守り、人間と自然が共生する地域の将来像を考えます。


性の多様性と人権を考える

自主活動団体/にじいろプロジェクト
本学は「共生のための多様性宣言」を掲げ、年齢、信条、障害、エスニシティ、性的志向・性自認など、個人の特性や文化的背景を尊重し、そのための環境づくりに最善を尽くします。学生たちは自主活動団体を立ち上げ、セクシャル/ジェンダーマイノリティについての学びを深め、多様な一人ひとりを包摂するキャンパスを目指して活動を行っています。


大学周辺環境の保全活動

ボランティア団体/さくらレオクラブ
「みんなに寄り添い、人を笑顔に、地域を笑顔に」をモットーに、大学周辺地域のごみ拾い活動を定期的に行うほか、フードパントリー活動を通してフードロスについて考え、生活困窮者への支援活動にも取り組んでいます。さらに、宮城県立こども病院に隣接するドナルド・マクドナルド・ハウスに滞在する子どもたちに遊びと教育のデジタルコンテンツを提供するなど、活動の幅を広げています。


災害時の食問題を解決する

自主活動団体/Food and Smile!
東日本大震災の経験を活かして、災害時の食や健康に関する問題を解決することを活動目的に掲げています。地域の料理教室では、ライフラインを極力使わない・調理が簡単・子どもや高齢者もおいしく食べられる災害食レシピを考案し紹介しています。


環境にやさしいレシピの開発

自主活動団体/Foosion
地球環境問題と持続可能な社会について考え自ら行動に移す学生の輪を広げることを目標に、SDGsの観点で食卓を考えるというコンセプトで活動していきます。県内のヴィーガンカフェの視察・取材や、ヴィーガンメニューの料理会などを行っています。


地域の歴史資料の保全活動

自主活動団体/桜ヶ丘古文書プロジェクト
頻発する災害や当主の代替わりなどによって、消滅・散逸の危機に直面している古文書を中心とした地域文化財の保全活動や勉強会、歴史関係の文献の講読会を行っています。古文書のクリーニング作業やデジタルデータ化などに取り組み、伝統文化を継承しながら、地域の歴史資料を用いた魅力ある町づくりやふるさと学習(生涯学習)の発展を目指します。


子どもたちが勉強できる世界を

自主活動団体/国際支援活動Triangle チームSTUDY FOR TWO
勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界となることを目指して、学生たちが使い終えた中古教科書を回収し、安価で販売して得られた利益を、発展途上国の教育支援事業へ寄付する活動を行っています。


食の不均衡をなくす

自主活動団体/国際支援活動Triangle チームTABLE FOR TWO
先進国と途上国の食の不均衡をなくすための国際支援プログラムに参加しています。大学食堂とコラボレーションしてヘルシーなメニューを提案し、対象となるメニューを購入すると代金のうちから開発途上国の給食1食分の金額にあたる20円が寄付となり、 飢えに苦しむ子どもに給食1食分をプレゼントできる、という活動を行っています。


途上国の子どもや女性への支援

自主活動団体/国際支援活動Triangle チームPlan
NGOプランジャパンと連携して、途上国の子どもや女性に対する支援を行っています。2020年度は書き損じ葉書の回収を東北全体で行い、換金した金額をエチオピアとスーダンの女児を支援するプロジェクトに寄付しました。講演会を開催して途上国の人権問題について学びを深める機会も設けています。


産学連携商品の開発

現代ビジネス学部現代ビジネス学科マーケティングゼミナール
地域の現場で地域の方々と連携し、「地域の活性化に資する活動」を実践的に取り組むことをポリシーに、活動を行っています。東日本大震災で被災した地域産業の復興策について考察し、地域性を活かした商品を産学・異業種連携体制で推進し、これまでに「鯖だしラーメン」「石巻おでん」など様々な商品を開発してきました。今後も新たな商品開発を予定しています。


SDGsに対する学生の意識調査

現代ビジネス学部現代ビジネス学科経営学ゼミナール
ゼミ生が地域の金属部品加工メーカーを訪問した際に、製造過程で多く廃材が出ていることを知り、廃材の再利用をゼミのテーマの一つとして掲げました。それをきっかけに宮学生がSDGsに対してどのような意識を持っているのか、アンケート調査を実施し、その結果をパンフレットにまとめました。


SDGsの視点から地域課題を考える

現代ビジネス学部現代ビジネス学科経営学ゼミナール
「登米市のまちづくり・SDGs」、「女性が働きやすい市役所」をテーマに、登米市との意見交換会を行っています。ゼミ生は、地域課題への解決策やSDGsを活かしたまちづくりについて提案する等の活動に取り組んでいます。


フードロス削減への取り組み

生活科学部食品栄養学科調理学ゼミナール
「食品ロスの現状を把握するために、普段捨ててしまいがちな野菜や果物の皮や種、食パンの耳を使ったスイーツを作り、学内販売するほか、SNSを活用してスイーツのレシピを公開しています。また、地元企業と共同で宮城県の特産物であるマグロの血合いを使った鉄分豊富な「血合いのトマト煮」の缶詰の商品化にも取り組んでいます。


共助型復興公営住宅支援活動

生活科学部生活文化デザイン学科建築計画ゼミナール
東日本大震災の被災地・石巻の共助型復興公営住宅の支援を2019年度より継続的に行っています。住民間の交流を促すために住民と一緒に「お茶っこ会」を開くほか、2021年の夏には学生たちが実際に短期入居し、共助型公営住宅の課題と今後について調査し、石巻市長に報告と提案を行いました。


定禅寺通りにおけるまちづくり

生活科学部生活文化デザイン学科建築計画ゼミナール
仙台のシンボルロード・定禅寺通りで、地域の方々と共にまちづくりの社会実験を2020年度より継続的に行っています。居心地の良い環境づくりやマルシェをサポートするとともに、歩き巡って楽しめるフォトスポットとして2021年は風鈴棚やハロウィン城の製作を行いました。