専攻が目指すこと

子どもの発育・発達を支援でき、幅広い「教養」と「専門」を学んで子どもや保護者、社会のニーズに応え、子どもの健康課題に対する状況を理解し、理論的かつ柔軟な支援ができる「養護」「体育」「健康」の専門家を育てます。

教員からのメッセージ

本学では、これまで食品栄養学科の養護教諭養成課程として多くの優秀な養護教諭を育ててきました。今回、新たに教育学科に課程を移し、これまで以上に学校教育全体を深く理解し、子どもの多様な健康課題に寄り添う養護教諭の養成をめざしていきます。また、スポーツ・体育の課程も併設し、より総合的な視点から健康教育に取り組む人材を養成します。

教育学部
戸野塚 厚子 教授(教育学)

3つのポイント

1

よりプロフェッショナルな養護教諭の養成

専攻の核のひとつである養護教諭養成課程は、食品栄養学科から教育学科に移設されたものです。教育学科の中に置かれたことで、より学校教育全体を理解し、深く教育実践を省察できる養護教諭の養成をめざすカリキュラム編成となっています。

2

より総合的に学ぶ「健康」

本専攻には養護教諭養成課程のほか、もうひとつの核となる保健体育教諭養成課程が開設されています。希望者は両方の科目を受講できます。子どもたちの健康課題の解決、健康の保持増進に関わる両方の科目を修得することで、より総合的に「健康」について学べます。

3

理論と実践の相互的な学び

本専攻では理論と実践の相互的な学びを大切にしています。2年次には小・中学校での教育実践にふれ、各自の臨床体験を共有し検討する授業(学校臨床研究)があります。また、学校ボランティアなど、自主的活動も推奨しています。

学びの紹介

①教師としての実践的な知識や技能を理解・修得し、子ども観や教育観を豊かにします。

②子どもの発育・発達や健康諸科学に関する知識・技能を理解・修得します。

③今日の子どもが抱える健康課題の解決に向けて、自立的かつ協働的に働くことができる能力を修得します。

④多様な子どものニーズを把握し、その健康を多面的に理解し育むことができるよう、専攻を超えて幅広く関心のある専門科目を修めることで学際的な視点を養い、専門性をより確固としたものにします。

⑤参加型の少人数授業によって、知識・技能の活用能力や批判的・論理的思考力、課題解決力、表現力、そして、教師としての人間力を育成します。