求める教員像

宮城学院女子大学は,建学の精神,スクール・モットー「神を畏れ,隣人を愛する」に基づき,「愛のある知性を。」にあらわされる教育理念を具現化するため,以下のような教員を求める。

  • キリスト教に基づく教育を理解する者。
  • 教育者として,大学の3ポリシーに基づき,真摯に教育を行い,また教育力の向上に努める者。
  • 研究者として,社会への貢献のために真摯に研究活動を行い,その成果および活動を内外に積極的に公表する者。
  • 大学の構成員として,所属組織における役割や職務を正しく認識し,大学運営に貢献する者。

教員組織の編制方針

宮城学院女子大学は,建学の精神,スクール・モットー「神を畏れ,隣人を愛する」に基づき,「愛のある知性を。」にあらわされる教育理念を具現化するため,以下の方針に基づき教員組織を編制する。

  • 「大学設置基準」等関連法令をふまえ,各学部・学科・専攻および研究科の3ポリシーを実現するために適切な数の教員を配置する。
  • 広く国内外に人材を求め,国籍,性別等による差別を行わない。ただし,組織全体の年齢や性別の構成に配慮する。
  • 教員の募集,任用,昇任等にあたっては,大学の諸規程に基づき公正かつ適切な人事を行う。
  • 教育課程や大学運営においては,教員間の連携体制を整え,適切に役割を分担する。

教職員の人材育成の目標・方針

宮城学院女子大学は,建学の精神,スクール・モットー「神を畏れ,隣人を愛する」に基づき,「愛のある知性を。」にあらわされる教育理念を具現化するため,以下のような人材を育成する。

  • 本学の伝統とキリスト教に基づく教育を理解し,その実践に協働して参画できる人材。
  • 学生に寄り添い,きめ細かな支援ができる人材。
  • 常に問題意識を持って知識・技能の習得・向上に励み,主体的に行動できる人材。
  • 広い視野と柔軟な姿勢を持ち,改善すべき課題に対して自ら積極的にチャレンジできる人材。

学生の支援に関する方針

宮城学院女子大学は,建学の精神,スクール・モットー「神を畏れ,隣人を愛する」に基づき,「愛のある知性を。」にあらわされる教育理念を具現化するため,以下の方針に基づき学生の支援を行う。

  • すべての学生が主体的に自らの修学計画を立案し,実行できるように支援体制を整備する。個々の学生の学修状況を早期に把握し,単位取得状況が芳しくない学生に対しては早期に対応できる体制を整備する。
  • 学寮運営,経済的支援,学生相談体制の充実を通して,すべての学生の心身的健康を維持・増進できるように安全・安心なキャンパス環境を整備する。また,「共生のための多様性宣言」に基づき,学内におけるハラスメント防止と人権問題に対する意識を高めるための取り組みを強化する。
  • 学生の自主的課外活動を活性化できるように支援体制を充実させる。また,SDGs等隣人愛に関わる学生の課外活動や社会活動を積極的にサポートする。
  • エンロールメント・マネジメントを推進し,入学前における学習から卒業後の多様なキャリア形成まで,学生一人一人のニーズに対応したきめ細かな支援を実現させる。

教育研究環境の整備に関する方針

宮城学院女子大学は,建学の精神,スクール・モットー「神を畏れ,隣人を愛する」に基づき,「愛のある知性を。」にあらわされる教育理念を具現化するため,以下の方針に基づき教育研究環境を整備する。

  • 学生の主体的な学びを奨励するために,学修に必要な施設・設備・装置を計画的に取得・更新し,授業以外の時間を有意義に過ごすための居場所を整え,図書館及び情報サービスの利用を促進するシステムを構築する。
  • 教育研究のDX化に対応するために,ラーニングコモンズ・ソフトウェア環境・ネットワーク環境を整備する。また,対面授業と遠隔授業の有機的な組み合わせを可能にする教育環境を整備する。
  • 大学の理念・目的を踏まえた学術研究を奨励するために,学内研究費による研究,外部研究費の獲得,研究を通しての地域連携をそれぞれ推進する。また,研究倫理の徹底を行う。

社会連携・社会貢献に関する方針

宮城学院女子大学は,建学の精神,スクール・モットー「神を畏れ,隣人を愛する」に基づき,「愛のある知性を。」にあらわされる教育理念を具現化するため,以下の方針に基づき社会連携・社会貢献活動を行う。

  • 生涯学習講座を含む各種公開講座やシンポジウム,共同研究事業や各種イベントなどを通じて,教育研究資源・環境ならびにキャンパスを開放し,地域との結びつきを強化する。
  • 災害時においては,緊急避難場所等の提供を通じて,地域社会に貢献する。
  • 知的資源・人的資源を活かし,企業・地方自治体・地域社会と連携をはかる。また,連携事業および社会貢献活動を教育の一環として位置づける。
  • 学生による地域活動・国際交流活動を活性化させるために,多種多様な地域ニーズにきめ細かく対応した学生ボランティア活動,留学生サポートなどの国際交流を組織的・戦略的に展開する。

大学運営の方針

宮城学院女子大学は,建学の精神,スクール・モットー「神を畏れ,隣人を愛する」に基づき,「愛のある知性を。」にあらわされる教育理念を具現化するため,以下のように管理運営方針を定める。

  • 本学の実施する管理運営のすべての営みが,本学の建学の精神,スクール・モットー,そして教育理念の醸成に資するものであることを常に確認する。
  • 本学が目指す教学の持続可能な実施に必要な安定的財政基盤を,冷静な未来予測と社会からの要請,そして起こり得る危機に備えた不断の自己変革を継続することにより,強化する。
  • 急速に変化する外的条件に迅速に対応可能な体制の構築を目指し,組織改革とその実質化を継続する。
  • 喫緊の諸課題に迅速に対処するため,建学の精神と経営的視点に基づく戦略的教学施策を法人理事会と大学が十分な意思疎通の下に立案・実施する。予算執行に際しては,財政状況に配慮したコスト意識,効率的予算管理・執行に取組む。
  • 以上を実現するための学長のリーダーシップとガバナンスを強化し,その適切性を担保するため,①事実に基づいた判断材料を提供する補佐体制の機能強化,並びに②全教職員の経営意識の高揚と,教職協働体制の強化を図る。



三つの方針策定の基本方針

宮城学院女子大学は,各学部・研究科において展開している教育活動について,質の保証と向上を図るために,三つの方針(「学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)」「教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)」「入学者受入れの方針 (アドミッション・ポリシー)」)を策定・運用する。
三つの方針は,本学の建学の精神,教育目標を踏まえ,以下の方針に従って策定し,見直しを行うものとする。

三つの方針の策定単位

  • 大学においては,全学・学部・学科・専攻を単位として策定する。単一学科で構成される学部においては,学科の方針を学部の方針と見なす。
  • 大学院においては研究科・専攻を単位として策定する。単一専攻で構成される研究科においては,研究科の方針を専攻の方針と見なす。
  • 各単位の方針については,互いの整合性・一貫性に留意する。

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

  • 大学においては,卒業するにあたって身につけるべき能力を,全学共通部分と学科固有部分に分けて記述する。
  • 大学院においては,修了するにあたって身につけるべき能力を,研究科ごとに記述する。複数専攻で構成される研究科においては,研究科共通部分と専攻固有部分に分けて記述する。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

  • 「学位授与の方針」に掲げる目標を達成するためのカリキュラムの概要を,「1. 教育課程の編成」「2. 教育内容」「3. 教育・学習方法」「4. 学修成果の評価」に分けて記述する。
  • 大学においては,各項目を全学共通部分と学科固有部分に分けて記述する。
  • 大学院においては,各項目を研究科・専攻ごとに記述する。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

  • 大学および大学院において,各単位の「学位授与の方針」および「教育課程編成・実施の方針」に基づき,入学者に求める人物像を,「1. 能力」「2. 意欲」「3. 目的意識」に分けて記述する。



三つの方針の見直し

  • 三つの方針は,教育の質の保証と向上を継続的に図っていくなかで絶えず検証を行い,必要に応じて改訂を行う。改訂の手続きはアセスメントプランに則って行う。