連携事業のご紹介
仙台市
仙台市と本学は「地域活性化」「食」「音楽」の3分野で連携して事業を行うことを目的に協定を締結しています。
これまでは、音楽科を有する大学として、音楽会の開催や街角での演奏、福祉施設での合唱や演奏、子どもたちに楽器に触れてもらう機会を設けるなど様々な活動に取り組んできました。音楽の裾野を広げることで「楽都仙台」にふさわしいまちづくりへの貢献を目指しています。
また、2020年度より、仙台市市民局自転車安全課と生活科学部生活文化デザイン学科・学芸学部心理行動科学科のゼミが合同で、市街地における自転車による迷惑行為防止に向けての連携事業に携わっています。公共施設敷地内での自転車による迷惑行為の実態調査を行い、自転車乗車禁止区間内での有効的な警告表示の方法や、敷地内にあるベンチやプランター・什器類のレイアウト変更により自転車からの降車を促すための方策を「心理学」「建築・まちづくり」の観点から研究しています。
自転車運転時の目線を撮影し、効果的な表示の高さを探る学生(仙台市内施設での実験の様子)
富谷市
富谷市の施策推進や地域課題の解決に係る人的及び知的資源の活用体制を構築しています。「富谷市食育推進計画」策定にあたり、食育全般に係る調査・研究など健康増進に関する施策や提言を行っているほか地産地消のための施策の推進や特産品を使用した商品の共同開発にも取り組んでいます。
「第3期富谷市食育推進計画」(富谷市ホームページへ)
富谷市と協力して開発した富谷産ブルーベリーを原料とした「富谷ブルーベリーパスタ」。1年以上の試作を重ねて完成し、2021年5月より販売を開始しました。
一般社団法人 食のみやぎ応援団
宮城県内の食品関係企業等によって構成されている一般社団法人”食のみやぎ応援団”と連携して地域課題とされる食品ロスの問題の解決を図ることを目的にサスティナブルな食品開発のためのプロジェクトを展開しています。
2023年度は、宮城県川崎町産のこんにゃくを活用したベーグルを用いて、”石窯ぱん工房ばーすでー”とオリジナルベーグルサンドを開発。具材にも宮城県桃生(ものう)町産のお茶を使ったものや“ずんだ”を使用したサンドに加え、女性に必要な栄養素が豊富に含まれるかぼちゃを使用したサンドなど、女子学生ならではのアイディアがつまった商品です。
これからの時代を担う若者が、地元食品業界とともに東北の豊かな自然と食資源を未来へつなげていく活動に取り組みながら食材王国みやぎのプロモーションに貢献してまいります。
東日本電信電話株式会社と仙台市朝市商店街振興組合との連携事業
本学では、NTT東日本と仙台朝市商店街振興組合と連携し「新たな街の回遊促進に向けた取り組み」として、2024年春グランドオープン予定のアーバンネット仙台中央ビルを起点とした、仙台朝市の更なる賑わい創出と仙台朝市周辺の回遊性促進に向け事業を展開しています。
現代ビジネス学部・現代ビジネス学科の「ビジネス研究演習」では、ビジネスの現場においても、ネットワークを通じて得られる大量のデータに基づいて効果的なマーケティングを行えるようになるなど、ICTやデータをいかに活用するかを研究目的とし、ICTを活用した地域や地域産業の活性化・情報発信をテーマにフィールドワークに取り組んでいます。
この授業の一環として、NTT東日本による来訪者データ測定の結果をもとに3者で新たな顧客を獲得するため、2023年秋には、学生が企画したこれまでにはない若者の感性と取り入れたお客様感謝祭といったイベントを実施しました。イベント開催時には、仙台朝市内に設置しているスマートセンサ機器「AIBeacon」により、来訪者が所有するスマートフォンから個人情報を除く性別や年代、居住地などの属性データ並びに仙台朝市内の滞留時間等のデータを収集し、本学学生が企画するイベントにより購買行動を起こす来訪者の変化を検証するなどの研究を行っています。
今後も来訪者の傾向や購買行動などについての分析を行い、施策効果の検証や賑わい創出、回遊性の更なる促進のための取り組みを3者連携にて継続して取り組んでいきながら、現代のビジネスの潮流を掴むとともに地域や地域産業の活性化に資するICTの活用法や新しいサービスを考案・発信に取り組みます。
2023年11月11日開催「仙台朝市感謝祭」“仙台朝市シールラリー”を企画運営する学生
楽天野球団
試合運営のサポートや子ども向けイベントへの学生の参画、女性に球場に足を運んでいただくための女性向け企画についての意見交換など幅広い事業に協力することを目的に連携協定を締結しています。これまでも、スタジアム内で販売されるお弁当の開発や音楽科の学生による試合前の国歌斉唱など様々な取り組みを行ってきました。
河北新報社
互いが有する資源を有効活用し地域活性化に寄与することを目的に連携協定を締結しています。本学の学生には朝刊が提供されるほか、学内新聞モニターなど新聞を有効的に活用する機会が提供されています。また、本学教員が河北新報のコラム欄の連載を担うなど、地域の方々の豊かな生活に貢献すべく文化的かつ教養的な話題を提供しています
東北協同事業開発
東北地区の選りすぐりの食材を使用したみやぎ生協オリジナルブランド「古今東北」の商品開発や販売促進事業に協力し、これまでに販売された商品は大変好評を得ています。学生は、大学では感じることができない現場ならではの緊張感を感じながら、実践的な業務に携わっています。
仙台村田製作所
スマートフォン向け高周波電子部品事業を手掛ける株式会社仙台村田製作所とは、お互いの知的および人的資源の活発な交流と活用を図ることを目的として連携協定を締結しています。同社の福利厚生面を充実化するための事業や調査、研究に本学が積極的に協力していく予定です。
2021年度は、生活科学部食品栄養学科のゼミナールが、社員の健康づくりを目的とした食堂のメニュー開発に携わりました。今後は、心理学・教育・子育てなどの分野でも、これからの時代にふさわしい福利厚生面の取り組みについて本学が学術的に協力してまいります。
野菜たっぷりの献立を提供し、栄養価や1日に必要なカロリーなどの情報も皆さんに配布しました。
公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団
本学と公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団とは、音楽を通した青少年の育成および音楽振興や交響管弦楽等を活用した学校教育に資することを目的として連携協定を締結しています。 本学は、東北地方において唯一の音楽系の高等教育機関であり、学生の指導には、仙台フィルハーモニー管弦楽団から講師派遣などの協力いただいているほか、互いの人材と資源を活用し、音楽を通じた芸術文化の向上と地域での演奏奉仕活動等に努めております。