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ゼミナール紹介

山口 一樹/古典文学セミナー

今年度前期は『うつほ物語』俊蔭巻の輪読をおこないます。『うつほ物語』は現存最古の長編物語といわれており、文学史上の様々な問題を孕む作品であると考えられます。
後期は『源氏物語』紅葉賀巻の輪読をおこないます。『源氏物語』は平安朝文学の傑作と目されており、古典研究の方法論を学ぶうえでも有益な作品であると考えられます。
セミナーでは、各自の関心に基づく発表を行ったのち、履修者同士の討論により物語の世界について理解を深めることを目指します。 発表は考察に力点を置く形でおこない、古典作品を読み解くための発展的な手法について学習します。

深澤 昌夫/古典文学・芸能・演劇セミナー

論文というものがどういうものか、また研究というものがどういうものかについて理解を深めるとともに、来たるべき卒業論文の準備段階として、各自研究対象決定に必要な予備的調査を行います。 後期には、前期および夏休み中の予備的調査の成果を踏まえ、参考文献や先行研究等、資料の収集を進め、より具体的な分析・考察に取り組みます。

伊狩 弘/近・現代文学(小説)セミナー

卒論の準備として今年度は谷崎潤一郎の文学を勉強します。具体的には、谷崎潤一郎文学の世界に浸り、谷崎文学の根本を考えます。このセミナーでは谷崎迷宮ラビリンスとも言える妻譲渡事件に関連した「蓼食ふ虫」を中心に勉強します。谷崎と妻の千代と佐藤春夫の関係を勉強し、さらに谷崎の書生和田六郎(推理作家大坪砂男)との関係を考察し、「蓼食ふ虫」と谷崎の女性観や結婚観などを解きほぐしていきます。 後期には「吉野葛」と「盲目物語」を勉強します。「吉野葛」は母恋ものの一つであり、また浄瑠璃「葛の葉」を下敷きにした吉野もので、古典回帰の作品でもあります。「盲目物語」は戦国時代に材を取った歴史小説であり、織田信長の妹で浅井長政に嫁したお市の方の悲劇的生涯を盲人の口を通して語るというものです。「吉野葛」「盲目物語」の独特な世界を読み解いていきましょう。

九里 順子/近代文学(詩歌)セミナー

日本の近代詩は、西洋の「ポエトリー」を受容しつつ、伝統的な詩歌をどのように生かし、変革するのかという大きなテーマの上に表現領域を拓いて来ました。詩史の流れを掴みつつ、代表的な詩人と作品を位置付け、その意義を捉えましょう。前期は口語自由詩の成立から大正期の展開までを考察します。後期は同時代的に海外から新思潮が移入されるようになってきた大正期の詩人の活躍から、昭和期の多様な思潮の展開までを考察していきます。 

菊地 恵太/日本語学・日本語史セミナー

日本語史の専門的な知識を習得し、文献を利用した日本語史研究を実践します。このセミナーでは、各自が自由に日本語史上問題となるテーマを設定し、文献調査・データの収集を行い、調査・考察の結果を発表します。一連の作業を通して、文献日本語史の手法を身につけましょう。また、電子コーパスを利用した調査方法を習得するとともに、卒業論文に向け各自テーマを設定し、文献調査・データの収集を行い、考察の結果を発表します。自ら学問的な問を立てて解明する力を身につけていきます。

志村 文隆/日本語学・方言学セミナー

現代日本語や方言を対象に、専門的かつ体系的な知識を学ぶため、「言葉の規範と多様性」について考察します。自身で研究テーマを持つことを目指し、実際の言語現象を観察しながら、テキストや概説書、先行研究にあたり、問題の所在を探索していきます。基礎知識の確認、文献の収集と読解、言語現象の観察についてプレゼンテーションを重ねて調査方法を検討し、フィールドワークなどの予備調査を実施して結果を発表します。最終的に4年次の卒業論文を見据えた自身のテーマを確実なものにします。

澤邉 裕子/日本語教育セミナー

前半は、外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインについて、ヨーロッパのCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)や、日本の「JF日本語スタンダード」(国際交流基金)、「外国語学習のめやす」(国際文化フォーラム)を参照しながらその内容と活用の方法について学びます。後半は日本語教育におけるアクティブ・ラーニングについて理論と実践について検討します。
このセミナーで学んだことを基礎とし、受講生自らが授業のコースデザインと教材作成を行います。具体的には『外国語学習のめやす』のコンセプトとアクティブ・ラーニングのベースに基づいて学習目標の設定、学習シナリオ(教室活動のアウトライン)、評価表の作成を行い、そのプランについて発表をします。また、日本語学校の見学や国内の大学留学生との交流授業も行う予定です。

李 敬淑/映画・表象文化論セミナー

日本映画史上の三大巨匠と賞される黒澤明・小津安二郎・溝口健二監督の名作を取り上げ、彼らがつくりあげた映画世界について学びます。なぜ彼らは日本を代表する映画監督と称されるようになったか、世界の人々は彼らの映画の何に魅了されているかなど、奥深い日本映画の世界について一緒に考えていきましょう。
同時に、4年次の本格的な卒業論文執筆を前に、論文の読み方・書き方を改めて確認しながら、各自の研究課題を決めていきます。研究課題達成のために必要な研究資料の収集を行い、それらに基づいて論の組み立て方や論証の仕方について学習していきます。

池上 冬樹/創作セミナー

「書き言葉による表現」の研究と実践。小説やエッセイなどさまざまなジャンルのものを読み、文章(文体)とは何かを考え、自分で実際に書いてみながら、表現の可能性を探っていきます。また、現代文学の状況(新人賞そのほかの状況)をつぶさに捉え、作家になるには何をすべきなのか学んでいきます。

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