ゼミナール紹介

山口 一樹/古典文学(上代・中古)ゼミ

2021年度前期は『紫式部日記』の輪読をおこないます。『紫式部日記』は作者紫式部の出仕生活や他の女房の批評等が記されており、日記文学の特徴を理解し平安時代の習俗を学ぶうえでも適した作品であると考えられます。
後期は『源氏物語』紅葉賀巻の輪読をおこないます。『源氏物語』は平安朝文学の傑作と目されており、古典研究の方法論を学ぶうえでも適した作品であると考えられます。
ゼミでは履修者各自の関心に基づく発表を行ったのち、履修者同士の討論によって作品の世界について理解を深めることを目指します。発表は考察に力点を置く形でおこない、古典作品を読み解くための発展的な手法について学びます。

深澤 昌夫/古典文学(中世・近世)・芸能・演劇ゼミ

前期は論文というものがどういうものか、また研究というものがどういうものかについて理解を深めるとともに、来たるべき卒業論文の準備段階として、各自研究対象決定に必要な予備的調査をおこないます。
後期は前期および夏休み中の調査報告を踏まえ、参考文献や先行研究等、関係資料の収集を進め、より具体的な分析・考察に取り組んでいきます。

九里 順子/近代文学(詩歌)ゼミ

日本の近代詩は、西洋の「ポエトリー」を受容しつつ、伝統的な詩歌をどのように生かし、変革するのかという大きなテーマの上に表現領域を拓いて来ました。詩史の流れを掴みつつ、代表的な詩人と作品を位置付け、その意義を捉えます。前期は口語自由詩の成立から大正期の展開までを考察。後期は同時代的に海外から新思潮が移入されるようになってきた大正期の詩人の活躍から昭和期の多様な思潮の展開までを考察します。

千葉 幸一郎/近・現代文学・小説ゼミ

文学理論の基礎を勉強します。前期は教科書を精読し、批評の方法を理解した上で、実際に短編小説を読み解いていきます。
後期には著名な作家により書かれた小説に登場する女性像について味読します。前期で学んだ文学理論を用いて発表を行い、質疑応答踏まえてレポートを作成。2年間の演習で学んだ成果を踏まえ卒業論文を執筆します。

菊地 恵太/日本語学・日本語史ゼミ

日本語史の専門的な知識を習得し、文献を利用した日本語史研究を実践します。前期には各自が自由に日本語史上問題となるテーマを設定し、語彙索引や古辞書などを利用して文献調査・データの収集を行い、調査・考察の結果を発表します。一連の作業を通して、文献日本語史の手法を身につけることが目標です。
後期には電子コーパスを利用した調査方法を習得するとともに、卒業論文に向け各自テーマを設定し、文献調査・データの収集を行い、考察の結果を発表します。自ら学問的な問を立てて解明する力を身につけます。

志村 文隆/現代日本語学・方言学ゼミ

現代日本語や方言を対象に専門的かつ体系的な知識を学ぶため、「言葉の規範と多様性」について考察します。自身で研究テーマを持つことを目指し、実際の言語現象を観察しながら、テキストや概説書、先行研究にあたり、問題の所在を探索します。
基礎知識の確認、文献の収集と読解、言語現象の観察についてプレゼンテーションを重ね、研究テーマの方向性を探っていきます。また、フィールドワークなどの予備調査を実施して結果を発表し合います。最終的には卒業論文を見据えた自身のテーマを確実なものにし、執筆に取り組んでいきます。

澤邉 裕子/日本語教育学ゼミ

「日本語教育概説」や「日本語教育演習」で学んだ基礎を土台に、前期では日本語をなぜ、何を、どう教えるのかということについて共に考えていきます。日本語教育の歴史、海外と国内で日本語を学ぶ人々、日本語教育を職業とする場合に関連する施策、日本語教育のための文法の考え方、文字・語彙の問題、日本語の諸相、評価、コースデザインや授業の実際などについて調べ、発表するスタイルで学んでいきます。受講生の発表とディスカッションを中心に進めます。
後期は前期で学んだことを基礎とし、受講生自らが授業のコースデザインと教材作成を行います。具体的には『外国語学習のめやす』のコンセプトとアクティブ・ラーニングのベースに基づいて学習目標の設定、学習シナリオ(教室活動のアウトライン)、評価表の作成を行い、そのプランについて発表をします。また、日本語学校の見学や国内の大学留学生との交流授業も行います。

李 敬淑/映像文化ゼミ

日本映画史上の三大巨匠と賞される黒澤明・小津安二郎・溝口健二監督の名作を取り上げ、彼らがつくりあげた映画世界について学びます。なぜ彼らは日本を代表する映画監督と称されるようになったか、世界の人々は彼らの映画の何に魅了されているかなど、奥深い日本映画の世界について一緒に考えていきましょう。
同時に、4年次の本格的な卒業論文執筆を前に、論文の読み方・書き方を改めて確認しながら、各自の研究課題を決めていきます。研究課題達成のために必要な研究資料の収集を行い、それらに基づいて論の組み立て方や論証の仕方について学習していきます。

池上 冬樹/創作ゼミ

「書き言葉による表現」の研究と実践。小説やエッセイなどさまざまなジャンルのものを読み、文章(文体)とは何かを考え、自分で実際に書いてみながら、表現の可能性を探っていきます。また、現代文学の状況(新人賞そのほかの状況)をつぶさに捉え、作家になるには何をすべきなのか学んでいきます。

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