学芸学部
人間文化学科
阿部 宏 教授
博士(情報科学)
Ⅰ.基本情報
所属 | 学芸学部 人間文化学科 |
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研究分野(キーワード) | ヨーロッパ文化・思想、フランス語学、日本語学、一般言語学 |
主な担当科目 | 「ヨーロッパ文化概論」「西ヨーロッパ地域研究」「国際文化」ほか |
Ⅱ.業績一覧
研究業績 | 阿部宏(監訳)、エミール・バンヴェニスト『言葉と主体 –一般言語学の諸問題-』岩波書店、2013 |
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阿部宏『言葉に心の声を聞く -印欧語・ソシュール・主観性-』東北大学出版会、2015 |
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阿部宏(編著)『語りと主観性 -物語における話法と構造を考える-』ひつじ書房、2022 |
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所属学会 | 日本フランス語学会、日本フランス語フランス文学会、日本認知言語学会、Société de Linguistique et Philologie Romanes |
競争的資金の獲得状況 (過去10年間・外部資金含む) | 2014年度〜2016年度 日本学術振興会・科学研究費・基盤研究(C) |
社会における活動 (学会活動以外) | 2015年8月 第15回国立七大学相撲競技大会長 |
Ⅲ.研究室紹介
研究活動 | 言葉、文学、民話、また多種多様な社会現象の根底に、整然とした数学的秩序が観察される、というヨーロッパ構造主義のアプローチに魅了され、研究の世界に足を踏み入れました。おもにフランス語や日本語について考察を行ってきましたが、その過程で構造主義に欠落していた「主観性」という概念の重要性に気づき、最近はこの観点から言語や物語、また種々の文化的事象について考えているところです。 |
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ゼミ紹介 | 欧米とアジアは対比的に捉えられがちですが、紀元前数千年前に、一方でヨーロッパ全域、他方でイランやインドにまで領地を拡大していった(もともと黒海沿岸のステップ地帯に住んでいた)ある騎馬民族の言語文化がその源泉になっています。日本語もその系譜につながる、との指摘もなされています。このような観点から、ヨーロッパ文化圏と日本との類似点や相違点について、学生の皆さんと日々、楽しく議論しています。 |
メッセージ | 標準語よりも方言の方が思いを表現しやすい、つい自分の意志とは裏腹な行動をしてしまう、国内外の見知らぬ土地になぜか親近感を覚える、食文化、服装、祭りなどに注目すると世界には国境とは別の境界線がある、などなどの日常的な気づきを大事にしていただきたい。これらの謎を心の中にいっぱい貯めて、大学に来てください。研究の世界への指南をしたいと思います。 |
メディアでコメント可能なトピック・テーマ等 | ・言葉と心との関係 |
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その他のリンク | ■フランス語映画「Qui suis-je ? わたしはだれだ」【最上警部役】 ■東北大学リベラルアーツサロン「言葉を科学する」 |
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