学芸学部

日本文学科

菊地 恵太 ( きくち けいた ) 准教授

博士(文学)

Ⅰ.基本情報

所属

学芸学部 日本文学科

専門に関わる資格
研究分野(キーワード)

日本語学(日本語史)、漢字字体、異体字

主な担当科目

日本語概説 日本語学演習

Ⅱ.業績一覧

研究業績

菊地恵太(2018)「畳用符号を利用した略字体の成立と展開」『日本語の研究』14-2

菊地恵太(2018)「略字体として見たいわゆる「抄物書」の位置」『国語学研究』57

菊地恵太(2016)「略字体の成立と使用拡大の一側面 ― 「釈」の旁「尺」を例として ―」『訓点語と訓点資料』136

所属学会

日本語学会、訓点語学会、日本漢字学会、日本文芸研究会

競争的資金の獲得状況
(過去10年間・外部資金含む)

日本学術振興会特別研究員奨励費(平成29~30年度)17J02985「日本における略字体を対象とした漢字字体史記述の基礎的研究」

社会における活動
(学会活動以外)

Ⅲ.研究室紹介

研究活動

日本における漢字字体の変遷、異体字の歴史が大きな研究テーマです。特に、規範的な字体を簡略化した略字体(略字)がどのような場面で用いられ、それが時代や文献の種類、書き手の身分によってどのように変化しているのかを、日本や中国の様々な文献を利用して研究しています。中国生まれの漢字を、日本人がどのように受け入れ使いこなしてきたのか、文字の形や用法など様々な面から明らかにしたいと考えています。

ゼミ紹介

日本語史(日本語の歴史)を扱います。日本語史の研究は文法や語彙、文字表記など様々な対象がありますが、いずれも文献上の用例を調査することが主な作業になります。古い時代の様々な文献の特徴を理解しつつ、用例を集めて考察しなければなりませんので、なかなか地道で手間の掛かる作業です。しかし、我々が普段用いている言葉に意外な歴史が隠れていることもあり、新鮮な感覚を味わうことができるでしょう。

メッセージ

大学の勉強では、知識を教わるだけでなく、自ら問を立て解決する能力も必要になってきます。学校で習ったこと、普段当たり前のように思っていたことの中にも、よく考え直してみると分からないことが多く隠れています。それに気付くことができれば、勉強の楽しみ方もいっそう広がるはずです。

メディアでコメント可能なトピック・テーマ等

・漢字字体史(異体字・略字)
・漢字の字体と字形

個人ホームページ,researchmap,j-global等

https://researchmap.jp/vulpesvulpes

その他リンク

リレーエッセイ(2019.12.16)

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