学芸学部

人間文化学科

菅野 洋人 ( かんの ひろと ) 教授

修士(文学)

Ⅰ.基本情報

所属

学芸学部 人間文化学科

専門に関わる資格

博物館学芸員

研究分野(キーワード)

日本近代美術、西洋近代美術

主な担当科目

日本美術史、歴史文化演習、セミナー科目

Ⅱ.業績一覧

研究業績

共編、矢内原伊作著『完本・ジャコメッティ手帖』1,2(みすず書房、2010年)

「明治期『時事新報』絵付録と信陽堂について」(福澤諭吉協会編『福澤諭吉年鑑48』慶應義塾大学出版会、2021年)

共編『再発見、日本の姿:キーワードはデロリ展図録』(郡山市立美術館、1999年)

所属学会

法政哲学会、明治美術学会

社会における活動
(学会活動以外)

1996年 来日したイギリス人水彩画家たちについての海外研修派遣(美術館連絡協議会)。
1999年 静岡県立美術館美術品収集評価選定委員会委員。
2021年 いわき美術協会展審査員。
2022年 全国美術館会議理事、喜多方市美術品収集委員会委員。
2023年 倫雅賞選考委員。

Ⅲ.研究室紹介

研究活動

最近は、明治時代の新聞絵付録について調査・研究をおこなっています。その印刷技法は木版にはじまり、石版画、木口木版、そして写真製版と、時期によってどんどん変わっていきます。しかも、それら絵付録の原画を描いた画家たちを調べていくと、意外な事実も見えてきます。それは近代日本における印刷史とマスコミ史とリンクして、それぞれの時期の政治や文化の移り変わりもみえてきます。

ゼミ紹介

日本美術史を中心におこなっているゼミです。近世から近代、現代まで、テーマは自由。ただし、美術を通して生活を豊かにする、ということが基本になっています。また、私は学生時代に哲学科でジャコメッティ(1901-1966)という彫刻家・画家の研究もしていましたので、西洋近現代に興味のある方も歓迎します(哲学の話も出るかな?)。ゼミの中で互いに影響をしあいながら自らのテーマを見つけていきましょう。

メッセージ

自分が何になりたいか、ということも重要ですが、そもそも自分は何? 生きるって何? という疑問はきっとあるでしょう。いわば皆さんは、「自分探し」と「世界探し」の真っ最中。本を読み、映画を見て、音楽を聴き、展覧会を見ましょう。それらは必ず皆さんの将来の糧になります。

メディアでコメント可能なトピック・テーマ等

明治期の新聞絵付録 ジャコメッティと矢内原伊作

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