生活科学部

食品栄養学科

緑川 早苗 ( みどりかわさなえ ) 教授

博士(医学)

Ⅰ.基本情報

所属

生活科学部 食品栄養学科

専門に関わる資格

医師

研究分野(キーワード)

内分泌代謝学 スクリーニングコミュニケーション学

主な担当科目

解剖生理学 診察診療学(臨床医学)

Ⅱ.業績一覧

研究業績

Midorikawa S, Ohtsuru A. (2020) Disaster-zone research: make participation voluntary. Nature. 579(7798):193

Midorikawa S, Ohtsuru A, Murakami M, et al. (2018) Comparative Analysis of the Growth Pattern of Thyroid Cancer in Young Patients Screened by Ultrasonography in Japan After a Nuclear Accident: The Fukushima Health Management Survey. JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. 144(1); 57-63

Midorikawa S, Suzuki S, Tanigawa K et al. (2017) Psychosocial Issues Related to Thyroid Examination After a Radiation Disaster. Asia Pac J Public Health. 29(2S) 63S-73S.

所属学会

日本内科学会(専門医 指導医)、日本内分泌学会(専門医、評議員)、日本甲状腺学会(専門医、評議員)、日本糖尿病学会、日本放射線影響学会、日本高血圧学会

競争的資金の獲得状況
(過去10年間・外部資金含む)

・文部科学省科学研究費基盤研究(C)(2016-2020)若年者の甲状腺スクリーニングがメンタルヘルスに及ぼす影響とその要因分析
・科学技術振興機構(2015) 研究成果展開事業 甲状腺超音波画像コンピュータ支援診断システム開発のための調査研究(調査研究課題)

社会における活動
(学会活動以外)

POFF(ぽーぽいフレンズふくしま)(NPO)代表発起人
若年型甲状腺癌研究会JCJTCコアメンバー

Ⅲ.研究室紹介

研究活動

2011年の大震災で福島では原発事故を経験し、その後子供たちや若い人たちの甲状腺がんを調査するスクリーニングが行われています。その心理社会的影響や意思決定の課題について取り組んできました。この活動を継続しつつ、様々なスクリーニングに対するコミュニケーションの在り方と意思決定における問題点と解決法を研究していきます。

ゼミ紹介

私たちは健康に暮らすために、健康診断や検診を受けます。これらの結果に対して個人のレベルでも集団のレベルでも様々な介入がなされます。食生活や栄養も健康の重要な因子であり、健診や検診の結果をうけて個人レベルで食生活を改善したり、集団のレベルで栄養に関する取り組みがなされます。これらの介入は人々の暮らしや社会に影響を与えます。様々な病態に対する食生活や栄養の介入について、多角的に課題を抽出し議論します。

メッセージ

健康とはどういう状態を言うのでしょうか?単に病気がないことでしょうか?あるいは健康のためにどんなことに取り組んでいますか?元気な時には考えたこともないかもしれません。健康と栄養について学ぶことで、人体の素晴らしい仕組みに感銘し、健康に暮らすことの意味を知ることができます。

メディアでコメント可能なトピック・テーマ等

内分泌代謝疾患に関すること
原発事故後の健康調査(スクリーニング)の心理社会的影響に関すること

個人ホームページ,researchmap,j-global等
その他リンク

リレーエッセイ(2020.06.15)
1)ぽーぽいフレンズふくしま​
2)若年型甲状腺癌研究会

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