学芸学部
心理行動科学科
大橋 智樹 教授
博士(文学)
Ⅰ.基本情報
所属 | 学芸学部 心理行動科学科,大学院 人文科学研究科 |
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専門に関わる資格 | 臨床心理士 |
研究分野(キーワード) | 産業心理学、安全人間工学(ヒューマンエラー予防,安全と安心) |
主な担当科目 | 心理学実践セミナー、心理学セミナー、心理学特講(応用心理学) |
Ⅱ.業績一覧
研究業績 | 佐藤由香理・大橋智樹(2017)原子力災害が子育て中の母親に与えた影響~インターネット質問サイトの投稿分析より~,小田原短期大学紀要第47巻, p303-309. |
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榎原毅・齋藤祐太・大橋智樹(2015)産業安全保健の新パラダイム-安全文化とリジリエンス,産業医学ジャーナル第38巻(2)p.27-33. |
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大橋智樹(2012)風評による被害を考える―発生メカニズムから低減方策まで―,運輸と経済,Vol.72(1)p.34-44. |
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所属学会 | (一社)日本人間工学会(理事,東北支部長,編集委員),産業・組織心理学会(理事,編集委員),日本心理学会,日本認知心理学会,日本原子力学会,東北心理学会 |
競争的資金の獲得状況 (過去10年間・外部資金含む) | 科学研究費基盤研究(B)(平成29年度~31年度)予防安全に向けたシステムの強靭性分析手法に関する実践的研究(分担研究者)(研究課題:17H02045)(分担) |
社会における活動 (学会活動以外) | 東北電力(株)原子力技術高度化会議委員,原子力発電所運転責任者資格判定に係わる講習講師,利府町いじめ調査結果検証等委員会委員 |
Ⅲ.研究室紹介
研究活動 | 産業現場で発生する事故のほとんどは人間のミス(ヒューマンエラー)が関わっています。かつてはミスをした人間を解雇したり,配置転換をすることで対策としてきました。しかし,人間は一定の条件がそろうと誰でもミスをおかす存在なのです。単に個人の責任を追及しても解決にはなりません。私は,どのような環境や条件がミスにつながるのかを心理学の立場から研究し,実際の産業現場で実践しています。 |
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ゼミ紹介 | 私のゼミでは経営心理学を学びます。経営心理学は,事故を防ぐこと(安全心理学),組織を円滑に運営すること(組織心理学),売上を伸ばすこと(広告心理学)などを学ぶ学問です。これらの学問は,大学で単に知識を獲得するだけでは学んだことになりませんので,社会での実践経験を通じて学ぶ機会を作ります。たとえば,2017年度は仙台のフットサルチームと連携して観客の満足度を上げる社会実験をしたりしています。 |
メッセージ | 大学で学ぶ意味は“学び方を学ぶ”ことにあると思います。文系的な要素と理系的な要素をあわせもつ心理学は,この目的のためにとても有効な学問です。さらに,学びの場を大学の中だけでなく,社会にも拡げることで,学びは生きた知識になります。少し大変でも充実した大学生活を送りたい意欲のある高校生を歓迎します! |
メディアでコメント可能なトピック・テーマ等 | ・ヒューマンエラーの発生の仕組み,防止方策 |
個人ホームページ,researchmap,j-global等 | http://www.mgu.ac.jp/~ohashi/ |
その他リンク | リレーエッセイ(2020.01.15) |
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