キャリア支援部長 木野和代
(学芸学部 心理行動科学科 教授)

本学では、ライフ・キャリアの視点にたって、学生一人ひとりが女性としての生き方を考え、自らこれをデザインしていくことを後押ししています。 その実現には、正規授業としての「MGUスタンダード」(全学共通基礎教育科目群)のみならず、MG-LACにおける自主企画プロジェクト活動やボランティア活動、そして、キャリア支援課による各種セミナーや個別相談の3つの方向からアプローチしています。

MGUスタンダードの柱の一つである全学必修科目「キャリアデザイン」では、企業で活躍する方、国際的活動をしている方、公務員、起業家、教員・保育士・管理栄養士など資格を活かして働く方など、様々な現場で活躍する人生の先輩をゲスト講師にお招きし、女性の多様な働き方、生き方のヒントを伝えています。また、MG-LACでは、社会に出て活躍するための多方面にわたる能力(いわゆる「社会人基礎力」)を伸ばしていけるような自主的・実践的な学びの場を提供しています。

これらの正規科目と自主活動を通した学びと並行して、キャリア支援課では、一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかな就職支援も行っています。コロナ禍においてもオンラインによる個別面談を併用しながら、履歴書添削や面接練習だけではなく、学生たちのあらゆる進路の悩みに応えています。企業研究会では、本学OGが参加くださる企業も多く、生き生きと仕事のやりがいを話される姿が、学生たちの企業選びに多大な影響を与えてくれています。

このように、さまざまな形で実社会とつながりを得て学びの場を広げ、これからの人生を自己決定的に選択する力を身につけることをガイドする。これが、本学のキャリア支援の特長です。