7月の心理学コラム:先延ばしにしちゃう・・・(担当:宮下達哉)
2026/7/9 >> 役に立つ!!心理学コラム
7月に入りましたね.期末レポートや学期末試験など,課題の準備やテスト勉強に追われている学生さんが多いのではないでしょうか?さて,皆さんはこうした準備を計画的に進めているでしょうか?それとも,先延ばしにしてしまっているでしょうか??
課題の先延ばしについて.後藤・山下(2024)は,大学生のレポート課題における先延ばしとその関連要因について検討しています.この研究の面白いところは,実際の授業場面を対象に,2週間後のレポート課題提出を控えた大学生に対して課題の先延ばしをするかどうかを検討した点です.研究の結果,内発的動機づけ(※)が高い学生は,課題を具体的に解釈するほど先延ばしをしにくいことが明らかとなりました.つまり,「レポート課題を提出する」という目標を具体的に捉えることができる学生は,課題の遂行を阻害しうる要因(例えば,友人と遊ぶ,SNSを閲覧するといった誘惑)を考慮した行動をとることができる,というものです.ですので,課題に取り組む手段を“具体的に考える”ことが重要なのかもしれません.
※「学習することが好きだから」といったように,行為そのものがモチベーションとなること
と,上記で先行研究を紹介している宮下自身も,このコラム記事を〆切ギリッギリで執筆しております.いや~先延ばしにしちゃいました...笑

後藤 崇志・山下 冬華(2024).大学生の課題に対する内発的動機づけ・解釈レベルと先延ばしの関連 日本教育工学会論文誌,48(1),263-271.
