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2月のリレーエッセイ (瀧澤ゼミ2年・佐々木美月さん)

2026/2/4 >> 在学生によるリレーエッセイ

こんにちは!心理行動科学科瀧澤ゼミ2年の佐々木美月です!

後期の授業が終盤になり、今年度が無事に終わろうとしています。

私は、『ボクのいろ』という本を紹介します。もともと別の本を探して本屋に立ち寄ったときに、出会いました。目当ての本は見つからず、棚を眺めているうちに、ふと手に取ったのが『ボクのいろ』でした。話を読み進める中で、自分自身の在り方や他者との違いについて考えさせられました。

本作は、周囲と異なる「色」を持つ主人公の戸惑いや不安を通して、違いを抱えたまま生きることの難しさを描いています。人は集団の中で安心を得るために周囲と同じであろうとしますが、その過程で自分らしさを見失ってしまうことがあります。心理学的に見ても、こうした同調圧力は自己肯定感に影響を与える要因の一つです。主人公が自分の色を受け入れていく姿は、自己理解やアイデンティティ形成の過程を象徴しているように感じられました。

『ボクのいろ』は、違いを否定せず、そのまま受け入れることの大切さを静かに伝えています。この休み期間にさまざまな場所へ足を運んだり、多様な人と交流する中で、自分とは異なるものに触れてみてはどうでしょうか。その経験の積み重ねが、他者を理解しようとする姿勢を育て、日常生活の中で穏やかな人間関係を築くきっかけになるかもしれません。