Archive for 11月, 2013
「ココロサイコロ2013」開催報告
2013/11/28 >> ココロサイコロ
今年も11月23日(祝)に,学科企画展「ココロサイコロ2013」を仙台駅AER2階アトリウムにて開催しました。
本企画は,学科の1年生が半年かけて研究した成果を広く一般の皆様に向けてご報告するものです。
当日は,のべ250名ほどの方に足を止めていただき,ご見学いただけました!
学生たちの発表に真剣に耳を傾け,貴重なコメントを頂きましたこと感謝申し上げます。
いただいたご意見は大学に戻って,再び検討したいと考えております。
一般の方ばかりではなく,保護者の皆様にもお越しいただき,学生たちの半年間の学びの成果の一部を知っていただくことができました。
日ごろの大学でどんなふうに頑張っているのかを,教員から保護者の方に直接お伝えする機会ともなりました。
他にも,卒業した1期生~3期生,現4年生~2年生も,何人かがそれぞれに顔を出してくれて,1年生たちの励みになりました!
また,学長先生も会場にお越しくださり,学生たちの士気も一層高まりました!
今年は3つのテーマで発表がありましたが,どのテーマで研究した学生たちも,内容決定から,まとめあげるまでの作業,そして当日の発表で,多くのことを学ぶことができたのではないかと思います。
いかに考えるか,いかに表現するか。そして何よりチームワークの大切さに気づいたのではないでしょうか。一人では決してなしえなかったことを,みんなの力を合わせることで実現できました。この力を今後の学科での学びに結びつけていってほしいと思います。
こうした学びの場にご参加くださいました皆様に感謝申し上げます。
(木野記)
追記:学生たちの研究の一部が11月27日(水)の読売新聞朝刊(地域欄)で紹介されました!
Pナビ!企画:OGのお話を聞く会を開催しました。
2013/11/22 >> イベント報告
Pナビ!では、OGを招いてお話を聞く機会を月に1回程度設けることにしました。
自分たちと同じ学科で学んだ先輩方が、どんな就活をして、どんな会社に就職し、そして、どんな社会人生活を送っているのか。就職情報誌でよく見る理想的だけどちょっと参考にならないような話しではなく、もっと親近感を持って話が聞けるような先輩をお招きして、率直なお話しを伺います。
栄えある第一回目は11/21に開催され、2011年春に卒業した第一期生の丹野江梨子さん(有限会社etcテクニカル)をお呼びしました。卒業生が前に立って話すかしこまった形式ではなく、当時のゼミの先生と雑談をしている様子を参加者がのぞき見をしている、そんな雰囲気で会は行われました。
丹野さんの学年、すなわち心理行動科学科の一期生は、卒業式の8日前にあの大震災が起こった学年でした。
丹野さんも、南三陸に親戚がいた関係もあって、いろんな事情で卒業時には家庭の手伝いをするという道を選びました。つまり、就職はしなかったのです。しかし、その後に仙台市内に事務所を構える住宅設備関係の会社に就職をし、着々と社会人としてのキャリアを積み上げています。
恋愛や結婚といった“女子会”のようなトピックもからめて、かなり率直な話しを伺えたと思います。
参加した約60名の在学生からも、参加して良かったという声が多く聞かれました。
学生たちはどうしても名の通った企業に目が向きがちです。
しかし、いわゆる大企業が日本の企業全体の1%にも満たない現状を考えると、視野を広げることはとても重要です。小さな会社で、時に厳しく、時にユーモアたっぷりな社員さんとともに仕事をしている丹野さんは、学生さんに中小企業の魅力を伝えてくれたことでしょう。
心理行動科学科では、これからも、学科独自の卒業後の進路決定支援事業「Pナビ!」を通して、これから社会に羽ばたいていく学生を応援していきます。
(大橋記)
11月のリレーエッセイ(木野ゼミ1年大山さん)
2013/11/19 >> 在学生によるリレーエッセイ
こんにちは!木野ゼミ1年の大山です。
お布団の中が恋しくなる季節がやってきましたっ!!(笑)
県内でも雪も降り始め、より一層寒くなりましたね**
皆さん、風邪には十分お気をつけ下さい!
さて、皆さんは、エスカレーターを利用する際、どちら側に立ちますか?
東京では左立ち、大阪では右立ちが一般的ですよね。
……それでは、私たちの地元「仙台」では、いったいどんな結果になるのでしょう?
私たち木野ゼミでは11月23日(土・祝)にAER2階アトリウムで行う『ココロサイコロ2013』で『エスカレーターの利用意識・行動』について研究した結果を発表します。
大学祭で来場したお客様を対象に行ったアンケート調査や、街中での行動観察データをもとに、授業時間以外にも空きコマや放課後の時間を使って、ゼミ生全員で協力しながら分析をすすめています! 直前の土日(16日・17日)は休日返上で頑張っています☆
最高のものにするために、ラストスパートかけていくぞっ!!
皆様、ぜひ発表会にお立ち寄りくださいませ!
11月の心理学コラム 「持続可能な被災地支援」 (担当:友野隆成)
2013/11/13 >> 役に立つ!!心理学コラム
今年もまた,ココロサイコロの季節がやってまいりました。私が担当している班では,「持続可能な被災地支援」をスローガンとして,「義援金を寄付する心理」について2011年度から継続して検討を行っています。今年度も,大学祭で実際に義援金募集活動をしながら,簡便な実験や調査を実施しました。
今回のコラムでは,これまでに寄付していただいた募金額の推移から「持続可能な被災地支援」について考えてみたいと思います。2011年度は40,439円,2012年度は32,003円が集まりました。しかし,今年度は昨年度までよりさらに少ない募金額しか集まりませんでした。年度によって活動時間も活動内容も違うため,直接的な比較はできないという制約はありますが,単純な募金額の推移のみを見てみますと,年々募金額が減っていることがわかります。巷では震災が風化しつつあるという声も聞こえてきますが,我々の研究結果はそのことを裏付けるようなものとなってしまいました。このように「持続可能な被災地支援」が中々に難しいことを実感しておりますが,それにめげずに今後も引き続き「義援金を寄付する心理」を検討していきたいと思います。
なお,この場をお借りしまして,これまでに義援金を寄付してくださった方々に改めまして謝意を申し上げたいと思います。ご協力いただきありがとうございました。今年度の活動で集まった募金額および具体的な寄付先につきましては,今月23日(土・祝)に仙台駅近くのAER2階アトリウムで開催されます「ココロサイコロ2013」で公表予定です。また,我々の発表以外に,「視覚イリュージョン」「エスカレーターはどう乗る!?」という2つのテーマに関する研究も発表されますので,是非ご来場ください!
今年の大学祭で実施した,義援金募集活動の一シーンです。人が全くいません。それは何故でしょうか?その理由を,是非会場に確かめに来てください!
学科独自の「卒業後の進路決定支援事業」愛称決定!
2013/11/6 >> イベント報告
10月より開始した本支援事業の愛称が決まりました。
「Pナビ」です。
心理行動科学科学会の学生委員が中心となって,学科の学生たちから候補を募り,応募のあった6候補についてWEB投票して決めました。自分たちの未来への道案内としての期待をこめた,呼びやすい名前に決まりました。
Pナビは順調に進んでいます。
キャリアプランニング株式会社の桑名暢先生に週1度お越しいただき,3・4年生に対して以下のような支援をしていただいています。
3年生向けには,毎週セミナーを開催。 大学の就職ガイダンスを補 完する形で,本学科の3年生に今必要な知識・情報をお話いただいています。 今後も,各々ができることを少しずつ増やすことを目標にしたセミナーが予定されています。
4年生向けには,個別相談の時間枠を設置。 個人の希望や特性に併せて,企業探しの助言をしてもらったり,書類の書き方指導をしてもらったり,面接のコツを聞いたりと,その場その場で必 要なことを個別に丁寧にアドバイスしていただいています。
また,10月31日には4年生向けの特別企画として,11月2日の学内合同説明会に向けた直前対策セミナーも開催し,合同企業説明会での振る 舞い方のコツを教え ていただきました(写真はその様子です)。 参加した学生たちからは,早速実行してみたい,自分の思い込みに気づいた,何よりモチベーションが上がった,という声も。
3年生も4年生もこの時期それぞに進路や就職活動に漠然とした不安を抱きがちですが,そうした不安を一つずつ解消し,元気づけ,しっかりナビゲートしていただいています。
(木野記)