Archive for 5月, 2024

5月の心理行動科学科

2024/5/31 >> 今月の心理行動科学科

新緑の季節です。学内は藤、ツツジが満開となりました。

5月21日には学友会執行委員会主催の新入生歓迎会があり、心理行動科学科の1年生も参加しました。
「イントロクイズ」や「ピンポン玉移動ゲーム」、「クレープ作り」を実施し、大変盛り上がりました。

5月25日は大学後援会総会が行われ、保護者の方々が総会、進路相談、学科の懇談会に出席されました。

爽やかな初夏の季節、ぜひ行楽やお散歩を楽しんでくださいね。

5月のリレーエッセイ(友野ゼミ3年・千葉桜子)

2024/5/17 >> 在学生によるリレーエッセイ

皆様ごきげんよう。私は友野ゼミ3年の千葉桜子と申します。気温差が激しい日々ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?私は楽しいゴールデンウィークが終わりいよいよ夏がやってくるのかと身構えているところです。

今回は私のゴールデンウィークについてお話しようと思います。私はゴールデンウィークに母校の高校の演劇部の単独公演を見に行きました。私の所属していた演劇部では単独公演が3年生の集大成のようなもので、1年生のころからどれだけ成長したかを表す場でもあります。私は卒業してから毎年観劇しているため、後輩たちの成長がわかりやすく、今回も楽しく観劇させていただきました。

 

観劇してふと思いたったのでここに書きますが、演劇というのは自分を客観的に見ることが必要になる時が多々あります。私はその客観視する感覚を忘れないように読書や映画、演劇を鑑賞すると必ず自分を客観視するような時間を設けています。

皆様は自分を客観的に見ることができていますか?これは就職活動にも役立つものではないかと私は感じています。主観的になってしまうと本来見たい、見せたいものが変わってきてしまうので時には自分を客観的に見ることが大切だと思っています。ぜひこの機会に自分を客観視してみてはいかがでしょうか。それでは。

5月の心理学コラム:『消滅可能性自治体』(担当:大橋智樹)

2024/5/10 >> 役に立つ!!心理学コラム

「人口戦略会議」は4月24日、全国744市町村を「消滅可能性自治体」と発表しました。地域ブロック別ではわが東北が165自治体で最高なのです。これは、国立社会保障・人口問題研究所が昨年12月に公表した2050年までの地域別将来推計人口に基づいて分析し、子どもを産む中心的な年齢層である20~39歳の女性人口の増減に着目したものです。この”若年女性”の減少率が50%以上である自治体は消滅する可能性がある(高い)として示したものです。

たしかに、いまの科学では女性の出産によってのみ人口は維持または増加されるのであって、”若年女性”が減っている=出生数も減る=人口が減るという構図は正しいでしょう。逆に言えば、若い女性を増やし、出生数も増やさないと、人口減少は止まらないとも言えます。

一方で、女性の活躍を推進させるためのさまざまな施策に国は躍起になっています。ここでの「女性の活躍」とは、家庭以外での仕事上の活躍を指しているのでしょうから、女性が男性と同じく働き続けることが目標とされるわけです。

この2つのこと、すなわち、「女性が子どもを産むこと」と「女性がバリバリ社会で働くこと」をどう両立させるかが、人口減少にどうブレーキをかけるかの答えなのだろうと思います。

ただ、最近ちょっと考えるんです。カナダの人口は4,000万人、オーストラリアは2,700万人、オランダ1,800万人です。人口で言えば、日本の50年先と同じくらいの国はたくさんある。人口減少にブレーキをかけることだけを考えるのではなく、人口が減っても豊かな国を作ること*も*考えても良いかもしません。

 

図:消滅可能性自治体マップ(朝日新聞のサイト(https://www.asahi.com/special/population2024/)より引用)