Archive for 1月, 2021
1月の心理行動科学科
2021/1/31 >> 今月の心理行動科学科
2021年が明けました。皆さんにとって良い年になりますように。
大学は1月5日から授業を開始しました。
1月18日は卒業論文の提出締切日でした。
4年生は提出後、休む間もなく1月23日の卒論発表会に向けて資料作成や発表練習を行いました。
卒論発表会終了後には、学科の活動に貢献した学生(P-AS)に学科長から表彰状が渡されました。
今月は、期末試験、レポート提出と1,2,3年生にとっても忙しい時期です。
来月2月20日(土)はAER2階アトリウムにおいて学科企画MG-Pスクエアが開催されます。11時からご覧いただけます。どうぞお楽しみに。
1月のリレーエッセイ(1年大橋ゼミ・木村遥さん)
2021/1/25 >> 在学生によるリレーエッセイ
昨年よりも降雪が多く、寒い日が続いています。コロナウイルスが流行り初めてからちょうど1年ぐらいの月日が経とうとしています。マスクをつけて過ごすこと、密集密接を防ぐこと、お店に消毒液が置かれていること、今では当たり前の光景ですが、1年前は全然違かったのだと思うと少し窮屈に生きているように感じます。一人ひとりが外出自粛をすることを心がけ、少しでも早く今までの日常が戻ってくるようにと願うばかりです。
昨年の春、非対面式での授業から始まった私の大学生活は多くの先生や友人に支えられ、無事に1年を終えようとしています。慣れなかった90分間の授業や大量に出されるレポート課題など、苦労した面もありますが多くの学びがあったと感じています。新学期では、自分のしたいことや目標を見つけ、達成を目指してより一層努力していきたいと思います。また、2月にはMG-Pスクエアでの発表や女川原子力発電所の見学など、学外での活動があります。普段とはまた違う状況、場所での活動なので、新しい学びに繋がるよう真剣に取り組んでいきたいと思います。
皆さんがコロナウイルスをはじめとする病気にかからず、春休みを充実したものにできますように。
1月の心理学コラム:ビデオ通話はどのくらい本当の自分を映しているの?(担当:森康浩)
2021/1/22 >> 役に立つ!!心理学コラム
対面でのかかわりを持つ機会が減ってきている昨今ですが、その代わりにビデオ通話でコミュニケーションをとる機会がとても増えていると思います。
授業やセミナー、会議もビデオ通話で行われたりしますが、ビデオ通話でのコミュニケーションにはどのような特徴があるのでしょうか?
ビデオ通話では、胸から上の2次元の情報が映し出されます。
人はその人から得られる外在的な情報をもとに内面的なことを推測して
印象を形成します。
つまり、ビデオ通話ではすべての情報があるわけではなく、欠損した情報からその人はどんな人なのかを推測します。
今年の実践ゼミでは、ビデオ通話でしかかかわりのなかった1年生同士がそれぞれの身長や好きな色、血液型、出生順を推測して回答するということを行いました。
その結果、どの項目に関してもあまり正しく回答できていないということがわかりました。
つまり、本当の自分とは異なる印象を相手に持たれてしまっているということになります。
また、今年の卒論では、ビデオ通話の映り方によってはどのような印象になるかを調べました。うなずきや身振り手振りといったノンバーバルコミュニケーションに関連したことや映っている画角による影響を検討しました。その結果、うなずきが多いほどポジティブな印象であること、身振り手振りが大きいと乱雑という評価をする一方で、親しみやすく、積極的で、元気と評価されることも分かりました。
映り方の画角については、画面に顔が寄って近いと元気、外交的と評価されて、遠いとおとなしそう、頼りないと評価されるようでした。
どういう風に見せたいかを考えて、映り方を気にするのも重要かもしれません。
ビデオ通話を題材にいろいろなことを調べてみましたが、ほかにも心理学とかかわる面白いことがあるので、検討を重ねていこうと思います。