7月の心理学コラム(担当:友野隆成)

2012/7/10 >> 役に立つ!!心理学コラム

「学会デビュー」

今月14・15日に、新潟大学におきまして、東北心理学会と新潟心理学会の合同大会が開催されます。そこでは、私のゼミの大学院生第一期生である鹿内さんが学会デビューを迎え、卒論の内容をまとめたものをポスター発表する予定です。それと同時に、私も指導教員としての学会デビューを果たすことになります。

地方学会は大学院生の登竜門的な位置づけがあり、多くの大学院生がはじめての学会発表を行います。ご多分に漏れず、私の学会デビューも関西心理学会という関西の地方学会でした。先日鹿内さんの指導をしている際、話の流れで当時に作成した私の発表抄録原稿を見せることになり、ふと自分の学会デビューのことが思い出されてきました。

私が学会ではじめて発表した10数年前は、まだ現在のようにパワーポイント全盛の時代ではなく、OHPシートに印刷したものを映写して口頭発表を行っていました。事前に何度も発表の練習をして、万全の状態で当日を迎えたはずでしたが、発表中に映写機器のトラブルが発生し、頭の中が真っ白になったことを今でも覚えています…。

写真:学会デビュー時に作成したOHPシートの原板を、パワーポイントでまとめて印刷したものです(残念ながら、OHPシートを処分してしまいましたので、代用です…)。10数年の間に、学会発表のスタイルも大きく様変わりしました。

なにはともあれ、指導教員のほろ苦い学会デビューを反面教師として、鹿内さんには何事もなく学会デビューを迎え、有意義な経験をしていただきたいものです。最後に、鹿内さんを含め今年学会デビューを迎える大学院生の皆さん、発表頑張ってください!

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