Archive for 2月 26th, 2021

2020年度木野ゼミ『卒業研究』

2021/2/26 >> 学生による実践研究成果

2020年度の木野ゼミ『卒業研究』を,2021年2月20日にAER2階アトリウムで開催された「MG-Pスクエア」において報告させていただきました。当日,発表で使用したポスターを以下にご紹介します。ご来場いただき,ありがとうございました。
(発表会の様子は3月8日の河北新報夕刊でご紹介いただきました;3月9日追記)

● 発表1 ●
制御焦点と自己志向的完全主義が自己嫌悪感が生じた際の反応傾向に与える影響
発表者:相田紗那・宍戸麻衣・松橋梨乃
発表資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約680KB)。

● 発表2 ●
表情が迷惑行為の抑制に与える効果 ―歩きスマホ抑制を促すポスターを例に―
発表者:青木まりな・遠藤沙也香・紺野まりえ
発表資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約730KB)。

● 発表3 ●
幼児期における親の養育態度と遊び込み経験が目標を達成する力に与える影響 ―遊びの種類に着目して―
発表者:石原みなみ
発表資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約810KB)。

● 発表4 ●
後悔感情の社会的共有に関する研究
発表者:伊藤まり・遠藤麗美・太田美彩
発表資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約650KB)。

● 発表5 ●
コロナ禍の外出自粛生活が大学生のネガティブな感情と成長感に与えた影響 ―生活変化に対する適応への働きかけによる違い―
発表者:齋藤志穂・佐藤史菜
発表資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約740KB)。

● 発表6 ●
イメージ呼吸法を行うことによって“あがり”は低減するか ―スピーチ場面における検討―
発表者:佐貝香奈・髙橋ひとみ・山川悠
発表資料はこちらからダウンロードいただけます(pdf: 約600KB)。



2月の心理学コラム(担当:佐々木隆之)

2021/2/26 >> 役に立つ!!心理学コラム

音楽の聴き方 その2

前回(昨年9月)のコラムでは,初めて聞く音楽と繰り返し聞く音楽で,認知処理に大きな違いがあることを書きました.今回はその続きとして,知っている曲を,ライブなどで生演奏の形で聞くときの聴き方を紹介します.そこでは,また違うプロセスが働いています.人間は機械ではないので,元の音源とまったく同じように演奏することはできません.リズムに微妙な違いが生じたり,表現の仕方が変化したりします.また,それを意図的に行うこともあります.ライブの楽しみの一つは,その日の演奏がいつもとどのように違うかを期待するところにあります.
同じような違いは,映画と舞台の間にもあります.映画は期待通りに進行しますが,舞台演劇は日々いろいろな違いが生じています.どちらにも魅力がありますが,楽しみ方には認知処理という点でも相違があるのです.心理学では,そのようなことも研究のテーマとなります.
今年度は,新型コロナに大きく振り回された1年でしたが,もうすぐ終了,卒業式が近づいてきました.いろいろな制限の中で努力を重ね,卒業論文を仕上げた4年生には心から賞賛の拍手を送りたいと思います.それぞれの進路での活躍を祈ります.

4年生の力作 卒業論文