Archive for 5月 9th, 2019

2018年度卒業生の進路状況

2019/5/9 >> その他

今年3月に卒業した2018年度卒業生の就職決定率も,昨年度同様,100%に達しました(2019年5月1日現在)! 4年連続となります。

本学科卒業生の大半は、一般企業に就職して行きます。また、進学等によりキャリアアップを目指す卒業生もいます。
心理行動科学科では,大学のキャリア支援センターおよび外部専門家の方と連携して,こうした学生たちの進路決定を学科独自にサポートしています(Pナビ!)。
2018年度のPナビ!活動報告はこちらをご覧ください。

2019年度卒業予定の4年生も、3年次後半から本格的にPナビ!によるサポートを受けはじめ、それぞれの卒業後の進路決定のために活動中です。

(木野記)

5月の心理学コラム:皇居東御苑で学ぶ「未完」の心理学(担当:木野和代)

2019/5/9 >> 役に立つ!!心理学コラム

所用で東京へ。少し時間があったので、皇居東御苑(つまり旧江戸城)の散策に。10連休で元号が変わるとあって、雨にも関わらず人出は多い。運よくボランティアガイドさんがいらしたので、説明を聞きながら広い園内を見学して回ることに。

写真は大手門から入ってほどなくにある「同心番所」。ガイドさん曰く、みどころは家紋の入った瓦! 軒丸瓦はずらりと三巴紋が並ぶが、その上の棟瓦はやっぱり徳川家の三葉葵紋(写真左上)。他にも皇室の菊の御紋の瓦もあるそうだ。

と、ここまでなら案内板にも書いてある。しかし、そこはいつも皇居を案内しているガイドさんの真骨頂、軒丸瓦の三巴紋をよ~く見て欲しい。紋様が逆向きのものが混ざっているのがわかるだろうか?? これぞ「未完の完」! 徳川の末永い繁栄を願って「わざと」不完全な瓦にしてあるのだそうだ。

心理学の法則にも「未完」に関するものがある。「ツァイガルニク効果」といって、未完成の課題の方が完成させることができた課題よりも記憶に残りやすいというもの。完成・完遂したことはもう覚えていなくてもよいけれど、途中のことは完成させようとするために記憶に引っかかりができるのではないかというように理解されている。

こうしてみると不完全なものも深い意味がありますね。