教員紹介

学芸学部

日本文学科

J.F.モリス
J.F. Morris   教授

文学博士(日本史。東北大学)

【Ⅰ. 基本情報】
所属 学芸学部 日本文学科
専門に関わる資格
研究分野(キーワード) 近世日本の武家社会
主な担当科目 日本文化論、日本文学・文化演習

【Ⅱ. 業績一覧】
研究業績 『仙台藩「留主居{るすい}」役の世界 武士社会を支える裏方たち』(「よみがえるふるさとの歴史 6」、蕃山書房、仙台、2015年)
「『役に立たざるもの』の役に立つこと 災害時と歴史学・資料保全活動の心理社会的意義について」(歴研編『歴史学研究』948号、2016年9月号、26~30頁)
「東日本大震災と外国人被災者―被災者『支援』という言説への批判的振り返り」(難民研究フォーラム編『難民研究ジャーナル』第6号、2016年、57~68頁
所属学会 東北史学会、宮城歴史科学研究会、仙台郷土研究会、歴史学研究会、日本史研究会
競争的資金の獲得状況
(過去10年間・外部資金含む)
2015~2018年科学研究費「挑戦的萌芽研究」
社会における活動
(学会活動以外)
宮城歴史資料保存ネットワーク理事、ケア宮城メンバー、宮城県多文化共生社会形成推進条例および同計画審査委員(終了)その他、宮城県の審査委員、宮城県国際化協会理事

【Ⅲ. 研究室紹介 】
研究活動 旧仙台藩領内の農村に、武士がたくさん住んでいた。その結果、学校の歴史教科書、時代劇や大河ドラマで描かれる「江戸時代」の常識とは大きく異なる世界がかつて仙台藩領内にあった。現在、その記憶はほとんど失われいてるが、仙台藩のこのありかたにこそ、江戸時代の日本の社会の本質も隠されていた。この「例外」の中の「普遍」を見つけ出すのが面白くて、長年、この研究に取り組んでいる。
ゼミ紹介 モリスゼミでは、学生が自分の単純な?を学問的に研究できるよう、指導している。身の回りの?を先入観に持たず、客観的データに基づいて検証・分析して、自分の思考能力と、表現力、調査能力、行動力を伸ばす。対話力も重視するため、就活にも強い。ゼミでは研究テーマ以上に自分の能力をどこまで伸ばせたかを重視する。先輩の中には、東北大学、シドニー大学、ベルリン自由大学など国内外の大学院に進学した先輩もいる。
高校生へのメッセージ 知っているつもりのものの中には、気付いてはいなかったが本当は知らない部分がたくさんあることに気づく力を養うことが大学教育である。このことへの気づきが、流動的な現代社会に対応するために必要な能力だ。これからの日本は、このような人材こそを必要としている。
メディアでコメント可能なトピック・テーマ等 1)仙台藩の歴史  2)災害・歴史学と心理社会的支援  3)移民・多文化共生・災害時の外国人支援
個人ホームページ,researchmap,j-global等 http://www.mgu.ac.jp/~jfmorris/CVitae.htm
その他リンク リレーエッセイ(2012.03.07)
リレーエッセイ(2018.09.03)
まなびのめ 研究者インタビュー (2018.04.05)
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